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貧乏くじばかり引いてる気分になったなら

自分の浮き沈みを、わたしはまだコントロールできない。
ひとつダメだと全部ダメな気持ちに嵌ってしまう。ことがある。よくある。

そして思うのだ。どうしていつもこうなんだろう。
例えばあの子よりもたくさんの仕事をしているのに。
わたしの方が、うまくやっているはずなのに。
残業が多かったのは、みんなができないことを、ひとりで一生懸命やったからなのに。

というダークサイドに堕ちたコンディションを自覚したなら、
早く帰ってとにかく寝るに尽きる。

寝て、寝て、寝て、寝る。

でもさ、それさえできないときもある。本当にある。

そんなときにじわっと心を支えてくれるのは、
気合や根性じゃない。確かな思い出や記憶だと思う。
聴くだけで泣きたくなる音楽とか。
めちゃめちゃ共感した台詞とか場面とか。
誰かにもらった言葉とか。

いま今日このときが、
明日になって思い出や記憶になったなら、
いつかまた心のすり減ったわたしを支えることができるかもしれない。

という気合や根性論をうっかり提唱しそうになった帰り道の地下鉄での脳内でした。
あぶない、あぶなかった。

思い出や記憶は本当に本当の宝物だから、
そこにあるだけで尊いものだから、
無駄に役割とか意味づけしたらダメだよって
いま布団にゴールしたわたしは言っている。

つまり、何も言ってない。
うまいこと言いたいけど言えない人のほとんどは、
まあ何も言ってないのである。

なんかおもしろくしたかったけど全然ならなかった。
今日はそれがすべて。くじ引きでもなんでもない。

つづく。

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