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「呼ばれた人しかたどりつけない場所がある」呼ばれなかった者の悲劇と感動

【玉置神社】奈良県十津川村。
知る人ぞ知る、究極のパワースポット。

玉置神社のことを、はじめて知ってから数回、神社に関する情報を見かけることがありました。これはきっと呼ばれているんじゃないかと思い立ったわけです。

そうだとしたら、行くしかないじゃないですか。

玉置神社は、奈良の最南端に位置する十津川村にあり、『呼ばれた者しかたどりつけない』と言われている不思議なパワーを宿す神社です。

世界遺産『紀伊山地の霊場と参詣道』に登録されている、熊野三山の奥宮でもあります。

標高1000mにあり、歴史は大変古く紀元前37年、10代崇神天皇の時代には創建されていたといわれています。

太古の昔より、手つかずの自然がそのまま残っている深い森の中。
樹齢3000年を超える杉の巨樹が群生しています。

雄大な自然を感じ、そこに確かにある霊性に触れたような気がしました。

奈良市内に暮らしておりますが、車で3時間はかかり、そうそう簡単には訪れることのできない場所です。

目的地を目指し、国道から山道に入る場所を、見逃して通過したり。

訪れた日の前日に降った大雨の影響で、がけ崩れがあり、山道みちは通行止めで通れなかったり。

それでもあきらめきれずに、神社に電話をして、迂回路をざっくり教えていただいたものの、車一台が、通過するのがやっとの険しい道に不安を覚えて引き返します。

こんなこと、ありえなくないですか。
これは呼ばれていないということなんだと、あきらめかけました。

こんなことが本当にあるんだなあと、畏怖の念を抱かざるを得ません。

だけど、なにしろここは、十津川。

この機会を逃してしまえば、二度と来られないような気がしたので、私たちは村役場へ行き詳しい説明を聞き、念のため迂回路の地図をもらいました。

気持ちをきりかえ、再度チャレンジをして、ようやくたどり着けた場所です。

たしかに、私たちは呼ばれていなかったかもしれませんが、なかば強引に押しかけるという気の入れよう。

神さまの広いお心に、受け入れていただけたと勝手に解釈しています 笑。

なんとも不思議な場所でした。



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