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37歳:体外受精-自然周期か高刺激か

37歳:8月某日、体外受精において初めての採卵。採卵当日は痛くて仕事にならないと同じ病院で採卵した先輩からのアドバイスがあり、念のため仕事は休みを取っていましたが、電車で帰れる重い生理レベル。とは言え「ズーン」といった痛みはあるので、ダラダラ過ごしつつ、これなら体外受精目標の6回まで頑張れる!とホッとしました。(※痛さの体感は個人差あると思います。)

1年前に内視鏡で子宮内の子宮筋腫の手術はしたのですが、既に片方の子宮外の筋腫が大きくなっており、今回は片方の卵巣からしか採卵できませんでした。それでも11個採卵!6個以上取れると妊娠に向けた確立が上がるとの事でしたので、嬉しかったです。しかし先生からは「今回ダメだったら3回目の子宮筋腫の手術を行ってから、再度体外受精を試みたほうが良い」とのアドバイスでちょっと落ち込む。(子宮筋腫の手術…もうしたくない..。涙)

さて、体外受精に踏み出す時に、「自然周期」か「刺激法」か悩みますよね。私も色々な友人に聞いたり、書物を読んだり、ネットで調べたりしまして、結果刺激法(高刺激)を選択しまして、現状は満足しています。※本件に関しては、「風邪は喉から来るのか熱から来るのか」レベルで様々な見解があると思いますので、あくまでも私個人の見解です。自然周期を否定しているわけではなく、刺激法を選択した個人の見解です。

「不妊症の最新治療戦略:田中雄大著」によりますと、40歳を過ぎている場合、AMH値が低い場合、刺激法を経験している場合など、状況によっては自然周期の方が効果がある場合もあるとの事ですので、年齢や卵巣の状態、体外受精の回数により状況が異なるはずです。私は体外受精が初回である事、子宮筋腫が原因で片方の卵巣からしか採卵ができない事から刺激法を選択しました。

理由1:欧米で見た場合、排卵誘発剤の適切な使用を推奨している事。当時読んで印象に残った東洋経済の記事を抜粋して一例として貼りますが、他にもネット上で見て論文なども参考にしました。

==================================治療成績が低い一方で、体外受精の実施件数は世界一なのが日本だ。国際的な研究成果からは、排卵誘発剤の適切な使用が体外受精の出産率を上げることが、明らかになっている。つまり科学的にみると、日本で広く行われている「薬を使わない自然周期の治療」よりも、きちんと薬を使って治療をしたほうが効果は得られるということだ。日本では、「自然周期」という排卵誘発剤をできるだけ使わない方法が好まれていて、実際、国内で多く行われている。「排卵誘発剤を使うと閉経を早める」などの科学的な裏付けがない話を信じている人もいる。また、食事療法や体操など薬に頼らない健康法に強い関心を持つ人が多いのも日本の特徴で、その中には薬を有害と考える人もいる。薬を使わない自然周期の体外受精は出産率が低いため、英国では、国が定める不妊治療のガイドラインに「医師は、自然周期は提案してはいけない」と明記されている。これはインターネット上で公開されているため、治療を受ける人たちも簡単にアクセスして知識を得ることができる。しかし、日本ではこのような情報はなかなか得られない。

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理由2:少しでも若い卵を凍結して第二子に備えたい。子宮筋腫の手術を2回行い、夫婦共に妊娠に向けた検査結果で問題が無いと判断された状態で行ったタイミング法、人工授精でも効果が無く、年齢を痛感。卵子は日に日に数が減少&レベルが低くなるため、自然周期で1個取れるか取れないかモヤモヤするより、一発で複数個の採卵をして、今後の体外受精&第二子に備えようと判断。

理由3:東京都の体外受精の助成金は6回まで。何故東京都は助成金を6回までと設定しているのか、それは7回以上は確立がグンと下がるのでは無いかと考えました。逆に考えれば6回まではチャンスがあるのではないかと。それならば、助成金を頂ける6回までを自分の限度と決めて、都度の採卵の数を高めることを決意しました。

ありがたい事に品川区は区独自の助成金があり、ステージにより2.5万円か5万円の助成金が出る事も後押しになりました。

良い結果をを頂けますように...!