5日目_公共交通(+ちょっとUber)で行く!2019年11月NZ旅行
=この日の利用交通機関=
長距離バスGreat Sights
ニュージーランド5日目。今日はテカポまでの移動がメイン。移動後、テカポトレッキング。
マウントクック散歩
バスの出発は14時半なのでそれまでホテル周辺で時間を潰す。
ホテルでのんびりしていても良かったんだけど、7時頃に起きて朝のウォーキングをすることにした。豆ちゃんは部屋にいるというのでひとりで。
8時半開始。スタート地点は昨日と同じ。でも昨日と違ってマウントクックが雲で隠れてる!全く見えないじゃん。
↓これの一番上ケアポイント(Kea Point)のコースを行く。
道がとてもかわいい。人がひとり通れるくらいの遊歩道がずっと続いている。
行きは誰にも会わなかった。
この細い道を歩いていたら向こうからウサギが突撃して来てチョーびっくり!ほんの2秒くらいだけど、どうするんだ!?って棒立ちになってたら1メートルくらい先でサッと直角に曲がって草むらに入ってった。いやー、凄い。
あまり時間がなかったので適当なところで折り返した。帰り道は人に何人か会って挨拶。みんな挨拶返してくれた。
ハーミテージホテルで朝食
部屋に戻って荷物をまとめ、チェックアウト。受付で「バスはどこ行き?」と訊かれ、テカポと答えると荷物を預かってくれた。そのままバスに乗せてくれるらしい。搭乗券の類は一切確認されなかった。口頭てちょっと怖いよね。
身軽になって、ホテル内で朝食。2階のカフェへ。ショーケースに並んでいるものを自分で取ってレジに持って行くスタイル。プラスホットの紅茶を注文。外はちょっと寒かったけど日差しの下だと温かい。せっかくなのでバルコニで食べる。いやめちゃめちゃ景色いいなあ。野鳥がすぐそばまで来たよ。
場所を移して1階のラウンジへ。特に注文とかしなくてもいられる。というか注文出来るのか?すぐ隣がレストラン。
マウントクックを望める大きな窓――と言いたいが天気が悪くなって来た為、朝以上に見えなくなってる。ラウンジでは小さな音量で曲がかかってる。エド・シーランの「I Feel Fire」が流れた。ニュージーランドに来てからこれ聴いたの二度目だ。ラウンジから隣のレストランが見えるのだが、そこに我々の乗るバス会社Great Sightsのロゴ付きジャケットを着ている人が数名一緒になってご飯を食べてた。集合の10分前ぐらいまでいたなあ。のんびりでいいわ。
どんどん天気が悪くなってる。この国は自然が雄大な分、天気がはずれると見ごたえ半減だ。難しいね。
たった数分で真っ白になった。あとから写真じっくり見て思ったが、ちょっとこれ雪だったんじゃないの?
こんな天候でもトレッキングしている人はいるのだろう、足早にホテルの方へ戻って来る人がちらほらいた。氷河の方はいったいどうなっているんだろ。
更にたった数分で雨はやみ、晴れ間が。めまぐるしい。昨日と天気が逆じゃなくて本当に良かった。昨日はずっと快晴だったもの。
14時25分、テカポ行きのバスが出発。昨日降りたのと同じくホテルの裏側から。バスは数台停まっていて、やたら日本人がいた。どこにこんなにいたんだ!?添乗員さんも日本の人だった。名前と、自分の荷物がちゃんと積まれているかチェック。バスの荷物置き場を覗き込み、どれが自分のか分からなかったら運転手さんに言って引っ張り出してもらう。運転手さん、快く「これ?違う?これ?」なんて言っていっこいっこ見せてくれた。バス内はやはり自由席。出発したあと、前に座ってる人達が添乗員さんに荷物積まれているか確認してたんだけど、「旅行会社経由だとそのサービスはやってないですよ」とかなんとか怖いこと言われてたぞ…。大丈夫なのかな。しかもその添乗員さん「それより人数が合わないんですよねぇ」とも言ってたし。「それより」って…。怖いから聞かなかったことにした。
空がすごい。1時間15分のドライブなので豆ちゃんとおしゃべりしたり韓国語(時代言葉)を習ったりしていたらあっという間に着いた。韓国の時代劇ドラマ好きなの。
15時40分テカポ到着。私達が降りるのはCarPark beside the Lake Tekapo Tavern, SH8という住所なんだけどその前に停まったのがPeppers Bluewater Resortっていうちょっとした――なんて言うんだろ、こういうの。小さなロッジが立ち並ぶ村のような。そこで3分の1くらの人達が降りて行ったのでしばしバスの中から外を眺めていた。すると建物の合間からちらっと動くものが…羊か!?広いリゾート地だから中に公園があってもおかしくないけど、牧場まであるのかな。
さて、私達の宿泊地はバス停からやや離れたところにあるScott Street Apartments。と言っても15分くらい。豆ちゃんのgoogle先生に案内して貰う。途中ウッてなるような坂があるので、キャリーケースの人は頑張って。
アパートメント型のホテルって初めてだ。ひとつの建物の中に独立した部屋が複数あって、それぞれに宿泊する。
正面でなく裏に到着したのだが、アパートだから受付がない。ど、どうするの?と思ったら豆ちゃんがインタフォンを見付けた。押すと離れたところにいる管理人さんに繋がり、「5分くらいで行くわ!」と言われてしばし待つ。そういうシステムなのか。これ英語できないときついな、とドキドキ。
勝手に2階のバルコニの椅子に座ってたら管理人さんらしき女性が来て、そこへたまたま先に宿泊しているお客さんが現れたものだからおしゃべりが発生。私達はぼんやり彼らの楽し気なおしゃべりを眺めることに。なかなかシュールな展開。しかも管理人さんそのままいなくなっちゃうし。あら…どうしよう…。しかしすぐに彼女は戻って来た。どうやら我々があまりに(勝手に)くつろいでいたので宿泊中の客だと思ったらしい。まあそうなるよな…。
挨拶を済ませ、お部屋へ案内。これがすごくいい~~!
キッチン、洗濯機つき!アイロンまである。冷蔵庫の中にはやっぱり牛乳。洗濯機の使い方を教わる。とっても簡単だった。洗剤付き。
カラトリー。引き出しがおしゃれ。
バスルーム。残念ながらバスタブはない。正面の白い横長のものは倒すと椅子になる。後で気付いたがここはバリアフリールームだったらしい。なるほど、車椅子を横に着けてスライドして座るわけね。凄いわ。
ベッド。あれっ、ツインで頼んだはずがダブル? だがシーツが一体化しているだけで下のクッションを分離することが出来た。ツインになりました。
部屋自体も広くて、ソファが二脚、テーブルとイス、室内用物干し、バゲージラック(キャリーケースなどを置くやつ)など設備も満点。テレビは大きくてnetflixが見れる。そしてwifiが常にフル。wifi、特にパスワードとか入れなかったんだけど。
テカポトレッキング開始
16時55分。居心地が良すぎてもうここに住みたいぐらいだけど、外に出る。結構寒かったので持って来た中で一番厚手の服にユニクロのウルトラライトダウン+ジャンパーで。
豆ちゃんがすぐ近くにトレッキングルートがあると調べてくれた。とてもざっくりとしているが、こんなコース。
宿泊地から出てすぐ、案内板発見。Cowans hill walk and cyclewayというルートを行く。
mapsmeというアプリだとトレッキングルートも出ているそうだ(下記の茶色い点がトレッキングルート)。
ただこれ、googlemapのような「地図上で選択」でのルート検索が出来ないんだよなあ。なので茶色い点を辿るしかない。でもネット環境がなくてもGPSで自分の位置が分かる。
ここは山…になるのかな?植樹をしている丘、と呼ぶべきか。
平坦かと思いきや一部エグい坂道もある。でも全然問題ない、素人でもちょちょいのちょいで歩ける。
自転車用のルートでもあるのでマウンテンバイクに跨った人や、近隣住民なのかランニングしている人もいた。ルートには目立つ青い標が立っているのでそれを辿って行けばOK。
歩き始めて20分。ものすごく広大な景色が現れた。
単一で質素。でも雄大。進んで行くと360度の大パノラマ。
ここがcowan hillなんだろうか?地図に載ってないんだよなあ。ちなみにここへ行くには柵を乗り越える必要があり、ってことはサイクルウェイじゃない…よね?自転車は別ルートがあるんだろうか。分かりません。
続いて再びの柵。これを乗り越える。
って、ちょっと待って!なにこれなにこれ。Warning Poison!?
baitに触るなって書いてあるけどbaitってナニ(→餌って意味だそうな)。pindoneはウサギが増えすぎないように散布してある農薬。なるほど、毒餌を撒いてあるから犬の散歩する際は気を付けろって話ね。あーびっくりした。毒が蔓延してるのかと思ったじゃん。んなわけないか。
40分くらい歩いたらもう暑くて、中に着込んでいたダウンは脱いだ。この日の最高気温は記録では23度。曇りなので体感的にはもうちょっと寒い。
18時03分。トレッキング開始から1時間。湖!
ルピナスの花がとても綺麗。まさに見頃、とこの時は思ったがこれよりももっと大量に咲く時期があるらしい。凄いね。この時点でもう花を掻き分けて歩くことは無理だった。そこまで背丈の長い花じゃないのに、一度入ってしまうと咲いていないところまで大回りして行かないとならなかった。
湖の色が本当に綺麗で。グラデーションに息を呑む。もっと高い位置から撮れたらなー!自撮り棒買うべきか。
こんな景色がずっと続く。対岸の辺りに人影が見えたが、それにしたって人がいない。嘘でしょってぐらい人いないよニュージーランド。みんなどこに集まってるの?
初めて見る景色に感動しちゃって、結構長く滞在した。ところで豆ちゃんの地図で見ると私達は湖の中にいることになってるみたい。時季が異なると湖の水の量も変わるのかな。
テカポのスーパーと夕飯
この後は湖沿いに西へ向かって歩いて行って、最初のバス停のある所まで戻った。ここの(多分)唯一のスーパーで買い出し。コストコ…とまでは言わないけど巨大なカートを押して店内をうろつく。
シイタケがShiitakeとして売られていた。
ヤクルトもまんま。
買った食材はこんな感じ。豆ちゃんチョイス!ラムとビーフ。マッシュルームとトマトは肉の付け合わせ。サラダ用にベビーリーフ(mesclunて言うんだ。なんて読むんだろ)、シチュー用にジャガイモ、タマネギ。味付けにライムとオニオン。食べてみたいってことでサーモン、お弁当用にパン。映ってないけどチーズ。料理出来る人がいるとありがたいですねほんと…。調味料は元から部屋にある。
地味にこのIHコンロの使い方がよく分からなかったんだけど。アパート式は機械系の使い方をしっかり聞いておかなくてはならないね(聞いてなくて豆ちゃんに教わった)。換気扇つけずにいたらスモークアラームが鳴っちゃってあわあわした。
豆ちゃんが作ってくれたご馳走がこちら。贅沢~~!!!今思い出しても幸せになれる味だった。
満腹。豆ちゃんはワイン。お酒の飲めない私は、ニュージーランドのスーパーではよく見かける瓶のジュース。ペットボトルももちろん売ってるけど瓶の方が多い印象だった。安くていいんだけど重いのが難。
バスルームはお湯の出もいいし、壁に取り付られたタオル掛けがなんと温かくて、洗濯物を掛けておけば乾く、とかそういうのなのかしら。ハイソサエティ~~。
ベッドも寝やすい。ニュージーランドに来て一番熟睡したかも。
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