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【ダックスと暮らす#2】ダックスと椎間板ヘルニア

おはようございます。ももたろです。

前回の記事では自分のダックス愛とダックスと暮らす上での気を付けポイントを記載してみました。

今回は愛犬『ももこ』が椎間板ヘルニアを発症した前後の状況を記事にしてみたいと思います。

さて。自分が高校3年生の頃我が家にやってきたミニチュアダックスのももこちゃん。当時まだパピー期0歳。
わんことの暮らしが初めてだった我が家ではももこを大変溺愛し、甘々箱入り娘として育て上げました。当然しつけの経験もなく、トイレトレーニングや「お手」など最低限の指示は可能でしたが、「待て」や玄関チャイムに吠えるなどの行動は、安定して制御することが出来なかったように思います。

そんな甘々生活を送っていたももこでしたが、ある朝寝床(母のベッド)で伏せったまま動かなくなってしまいました。目を閉じて小刻みに震え、何かを我慢している。呼吸がおかしい。抱き上げてみようとすると下半身がだらんとして力がまったく入っていない。

これはおかしいとたまたま休みだった母がかかりつけの動物病院へ連れて行くと、「背骨に異常がある疑いがあり、手術が必要となるので大きな病院へ紹介状を書く」と言われたそうです。母は1時間半かかる都市の病院へももこを連れて行き、そこで緊急手術となりました。

下された診断は、『椎間板ヘルニア』
病状の重さはこちらの記事に記載されるグレード5(最も悪い。痛覚消失段階)に相当します。

緊急手術でなんとか一命を取りとめたももこ。1週間の入院生活の後、帰って来た時はコルセットを巻いて身体の半分から下の感覚が無くなった痛々しい姿でした。それでも生きて帰って来てくれたことに心から感謝しながら、ここから我が家はももこの介護・リハビリ生活に突入します。

「排尿障害」
まず家族が覚えなければならなかったのはももこの排泄のお手伝い方法。下半身の感覚がないももこは自力で排泄を行うことができず、そのまま放置するとおしっこが溜まって「膀胱炎」「尿毒症」になってしまいます。そのため家族(特に器用で手が小さい母や妹)が圧迫排尿の方法を学びました。これは朝夕の1日2回、1日も途切れることなく、ももこの生涯にわたって継続しました。

・リハビリ①「屈伸運動」
動かない後ろ足を伸ばしたり縮めたり。自転車を漕ぐようにぐるぐる回したり。お股を開いたり閉じたり。。これを30分ほど。

・リハビリ②「反射誘発」
ももこは下半身の感覚がありませんでしたが、尻尾の先をつまむと振り切るように動いたり、後ろ足の指の間、人間で言う水かきの部分を圧迫すると足がピンと伸びたりと反射反応は損なわれていませんでした。これらの刺激を適度に力を加えながら30分程度与え続けます。

上記リハビリはももこの下半身に感覚が戻ることを願って続けられましたが、ももこの後ろ足は終生動くことはありませんでした。

辛い内容の記事ですが術後しばらくしてからはちゃんと元気に。ただし運動量が激減し、結果おでぶに。。

身体を引きずる移動しかできないので一人には出来ず、圧迫排尿とリハビリを継続しなければならないのでペットホテル宿泊等も利用出来ないと大変なこともありましたが、おばあちゃんの協力を得たり休日のシフトをずらしたりと、家族一丸となってももこ中心の生活を送りました。

ももこの介護生活はこの後7年ほど続き、彼女は14歳の時に老衰で亡くなっています。

以上が我が愛犬ももこが「椎間板ヘルニア」を発症した前後の状況です。

次回以降はそもそも『椎間板ヘルニア』の発症を防ぐ上でどうすれば良かったか、反省と対策を記載してみたいと思います。

今日も良い一日を。

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