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【ドラゴンクエスト3】社会現象になった理由がわかった感想【ゲーム感想】

【はじめに】

 NintendoDirectでHD2Dリマスター版の発表を見たのと、3DSeショップラストセールをきっかけに購入とプレイを決意した。
 自分のドラゴンクエスト遍歴は、今作をプレイしてロトシリーズ3DS版を制覇。DQ2の感想noteもあります(https://note.com/momo_pockey/n/n1be8aa8456d8)
 DQ11の裏ボスにボコボコにされ、完クリから目を背け続けている。

 クリアから一月経っているのですこし思い違いや勘違いがあるかもしれないが、文中の誤字含め多めに見てくれるとありがたいです。

 DQ3ゲーム本編や発売当初の思い出があれば、コメントにて教えてください。


【良かったところ】

○圧倒的な自由度の高さ
 性別・性格・名前・職業と自分で決められる要素がたくさんある。何度も繰り返して新鮮な気持ちでプレイできると思った。自由度は高いが、勇者の職業は“勇者”で固定なところや、転職しようとすると怒られるようなところは一貫性があって良かった。
 ストーリーの進め方も大筋が設定されているだけで、オーブ集めなどは好きなところから回ることができる。NPCにヒントが散りばめられていたり、ひとマスずつチェックしないと見落としてしまうアイテムがあったり、メモや攻略ノートが必須となるかもしれない。しかしこの自由度のおかげで、発売当初はコミュニティの仲間たちとあーでもないこーでもないと攻略を練っていたのかと想像すると、確かに社会現象になるのも頷けるタイトルだと感じた。

○ギアガの大穴からの盛り上がりが最高潮
 サブタイトル「そして伝説へ」の意味がわかる。この令和の時代に、なぜわざわざDQ3からHD2Dリメイクをするのかが理解できた。
 大穴から近場の街で入口の女の子に声をかけたら「ラダトーム」という単語を目にしたときに鳥肌が立つほど感動した。
 前作からボリュームも何もかも大幅レベルアップしていてとても楽しめた。

○オルテガと勇者の邂逅
 ぴょんぴょん飛び回って戦っているオルテガは少し滑稽に思えたところもあるが、コマンドが画面に表示されているので見ていてかなりハラハラした。こちらはコマンドを操作しようとボタンをカチカチしてみても、無慈悲にダメージ喰らうし、回復はもちろんできないし、ただHPを削られて死ぬところを見ていることしかできなかった。辛い。
 その後も目が見えないまま息子への言伝(遺言)を呟くシーンは少し泣きそうになった。その遺言を聞いているのはあなたの息子だよ!あなたの背中を追いかけてここまで来たんだよ!
 エンドロール後に主人公はアリアハンに帰れたのだろうか。主人公の母はアリアハンで、始まりのあの家で、夫と息子の帰りを待ち続けているというのに。

○バラモスを倒して盛り上がっていたのに、ゾーマが現れた途端、これまでにない落ち込みようを見せるアリアハンの王様がかなりツボに入って印象的でだった。副官が冒険の書(セーブ)係になっている。追加業務手当を出してあげてほしい。


【苦戦したところ】

○難易度が高い
 社会現象になった理由もわかる。わかるが、発売当初の世の勇者(FC版購入者)たちはどうやって攻略していたのか見当もつかない。攻略サイトがなければおそらく挫折していた。攻略サイトがあっても、オーブ集めとヤマタノオロチで詰まって心が折れかけた。
 3DS版はマップも下画面に出るし、袋はおそらく無限だし、中断セーブもあるからなんとかやってこれたが、あの時代の勇者たちはどうやってクリアしたのだろう。

○ちいさなメダル
 楽しさ半分、面倒臭さ半分。袋の上限があると思っていたのでちいさなメダルでアイテムが圧迫されてヒヤヒヤした。メダルおじさんに渡しても報酬が既に持っているアイテムだったりすると少し萎えてしまう。

○バシルーラ
 バトルにおけるかなりの苛立ちポイントであった。敵に容赦なく放っている身としては言えた義理ではないが、単純に戦力減退もあるが、戦闘後に迎えに行かなくてはならないのが億劫すぎる。ランダムエンカウントで敵だと思ったが、先のバトルで飛ばされた仲間だった!くらいのカジュアルさが道中では欲しかった。
 「飛ばされたらアリアハンの酒場集合で」といった話し合いがあったのだろうか。そういった大事な話はプレイヤーにも教えてくれ。

○ラーミアの離着陸タイミングがちょっと難しい。


【印象的なダンジョン】

○ルビスの塔
 圧倒的難易度だった、なんだあのギミック。途中なんとか規則性を掴めてきてやっと抜けられる!と思った瞬間に、敵とエンカウントしてしまいバトルが終わったら全部忘れて穴に落ちてしまう。◀︎▷ ◁▶︎

○ダーマ神殿
 某実況者グループのマインクラフトDQ MODにおいて、ダーマ神殿で転職だー!と盛り上がっていたのを覚えていたので、DQ3をプレイする前知識で唯一持っていた知識がダーマ神殿であった。
 一度だけ転職した。Lv.20にならないと転職できないうえに怒られた。3年は勤めないとどこに行ってもやっていけませんよ、と言われているみたいで勝手に憤慨していた。Lv.20まで上げるのもそう簡単ではないのに、Lv.1に戻されるとはなんて世知辛いんだ・・・・・・。
 最後には呪文もできる戦士が仕上がった。

○ゾーマ戦
 ゾーマの凍てつく波動のタイミングが絶妙(怒)
 バフデバフをかけて、さあ攻撃だ!と意気込んだターンに波動撃ってきやがるあの魔王。毎ターン波動撃ちそうなポーズしやがって・・・・・・。こごえるふぶきもかなり痛かった。
 一度ふぶきで壊滅させられてリトライすることになったが、ゾーマ直前の中ボスまで復活していてとても堪えた。あの連戦は一度きりだろうと思っていのりのゆびわを使い倒してほとんど壊してしまった後の発覚だったために、頭が真っ白になった。
 ゾーマ戦でのMVPは賢者の石、バイキルト、フバーハ。特にフバーハはタイミングを誤ると一撃でパーティが壊滅するので、ほぼ毎ターン使っていた呪文だったと思う。勇者は終始賢者の石を振り翳していた。アタッカーは勇者ではなく戦士メインだったので。
 ボス系各種にはマホトラが効かないしまいった。

ゾーマ「凍てつく波動やっちゃおうかな〜」


【総評】

 頭を抱えてうんうん唸って埒が開かなくなって攻略サイトに頼って「わかるか!」ってなることが多かったし、その分苦戦して時間もかかった。あの時代にFC版をクリアした人たち、本当に尊敬する。

 エンドロール後に「To be continued to DragonQuest Ⅰ・Ⅱ」って出た瞬間の達成感たるや。とても満ち足りた気分だった。

 Nintendo DirectにてHD2D版リメイクの発表があった時は「なぜ3からなのだろう?技術的や権利的なアレか?」と訝しんだのだが、大穴以降裏世界に行ってからこの順序の意味を理解して感動した。現行Switch(もしかして次世代機かも?)でプレイすると考えたときに、システムもストーリーもボリュームも、リメイク一発目に選ぶなら確かにDQ3にするかも・・・・・・と気づきを得た。スターウォーズみたいなものか。
 HD2D技術がとても好みなので続報を期待したい。

 身近にドラクエをプレイしてきた人がいないのが悔やまれる。当時の親と令和の子供で、親子でプレイするのもきっと想像している以上に楽しいものなのだろう。

 DQ4以降のナンバリングもプレイした〜い!

【参考サイト】

お世話になった攻略サイト;https://game8.jp/dq3
HD2Dリメイク版トレーラー;https://youtu.be/oFkbeCsEDrk

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