「ありがとう」と言うチャンスを探す

男性が女性にする愛情表現は固定ではありません。

これは私が経験から学んだ、好きな男性と良好な関係を築く方法の一つです。



彼から向けられた好意の形に気づく



好きな異性と仲良くなるために、一般的には食事に行く、二人で会う、プレゼントを贈るなどの方法があります。

私はそれまでの経験上男性から誘われることがほとんどで、

お互い好意を抱く

食事に誘われる

二人で出かける

気持ちを確認する

付き合う

というパターンが大半でした。


だけど、このパターンが当てはまらない男性がいて、彼はとにかく私に知識や情報を与えてくれました。

私が何気なく話した内容を覚えていて、それについて調べて情報を集め、後日会った時に教えてくれる。

私は彼のその行為を「興味の範囲が広い人だな」「物知りだな」くらいに思っていましたが、彼はそれを、私を喜ばせたくてやってくれていました。

彼なりの愛情だったのです。

私がこれまで親密になった男性たちにはない愛情表現だったので、最初私はそれに気づけませんでした。

でも、情報収集が明らかに彼は興味がないであろうジャンルに及んだ頃、「これは私のために調べてくれているのだな」と気づくに至りました。

相手が喜びそうな情報を調べて仕入れて教えるという愛情表現。

それは私にはない感覚で、これに気づいた時

彼が私にしてくれる(私にベクトルが向いている)ことは全て、彼なりの愛情なのかもしれない

と考えるようになりました。

よくあるデートに誘う、食事に行く、プレゼントをくれる等以外でも彼の気持ちが表れている行動に、できればもれなく気づきたい。

そう考えて以降、私は彼にありがとうと言えるポイントを意識して探すようになりました。


これは私も含めてですが、女性は

付き合っていればこうするだろう、こうしてほしい

というパターンを重視する傾向にあります。

好きならデートに連れ出してくれる、連絡をマメにくれる、奢ってくれる、愛の言葉を伝えてくれる、抱いてくれる。

逆に、自分が愛情表現だと思っていない言動は、たとえ相手の気持ちがこもっていたとしてもスルーしてしまいがちです。

私も上記の彼の行動に、最初は「へーそうなんだ(よく知っているなあ)」と反応するくらいでした。

でも私を喜ばせるための行動だと気付いてから、「教えてくれてありがとう」を伝えるようにしました。

すると、彼は私に経験や楽しい時間など、情報以外にもどんどん与えてくれるようになっていきました。



愛情を注ぐ幸せ



愛する幸せ、愛情を注ぐ相手がいる幸せは大きい。


私は子育て歴十数年になりますが、子どもに

これを買って帰ったら喜ぶだろうな

おいしいものを食べさせたいな

ここに連れて行ったら楽しんでくれるだろうな

そう考える時間、返ってくる笑顔、子どもに愛情を与えることで私が得られる幸福は確実にあります。


そしてそれは大人の男性も同じです。

好きな女性の顔を思い浮かべながら「こうすれば喜んでくれるかな」と考え、何かを与えた時に笑顔で「ありがとう」と喜ぶ姿が見られることは、男性にとって『愛情を注ぐ相手がいるという形の幸せ』なのです。

自分の行動で喜んでくれる、自分はその人を幸せにする力がある

この事実は、女性の想像以上に男性の幸福に繋がります。

恋愛や結婚で幸せな二人とは、ありがとうが行き交う関係性をお互いに作ろうとする気持ちがある二人なのです。

デートする、プレゼントを貰う、毎日連絡を取り合う、一線を超える、それらが目的となってしまうのは本質ではありません。


上記の彼は私の今のパートナーです。

私は彼にありがとうと言うのが楽しくて嬉しくて、彼がしてくれることや与えてくれること、つまり私が彼にありがとうを伝えるチャンスをいつも探しています。

ありがとうの言葉がそこにあると、柔らかくて優しい時間を共有できます。

その積み重ねは、いずれ柔らかくて優しい関係という形になります。

これは異性間に限ったことではないので、今日から誰かにありがとうを伝えられる機会を意識して探してみませんか。

ありがとうと言う暮らし、ありがとうと言える相手や機会がある毎日はそれだけで明るいものですよ。

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