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石平氏の慟哭(あさ8 6/5)

日本保守党の一般党員の私だが、最近は”あさ8”は見なくなった。明日の講義準備をしながら、Rumbleのボンジーノ氏のネット放送を聞き終わり、”あさ8”の出演者が、石平氏か島田洋一名誉教授なら久しぶりに見てみようと思い、覗いてみたら嬉しいことに石平氏が出演されているではないか。

仕事を続けながら聞いていると、天安門から35年、中国大使の”日の中”発言、等々中国についてのニュースだった。石平氏が、だいぶ前のネット討論会で天安門の話をしたとき、胸を詰まらせ言葉が出てこなかった事を思い出した。もう35年も前の話なのだから、今は冷静に論評できるのでは、と思っていたが、慟哭しそうになるのをぐっと我慢して、しばらく言葉を出さなかった。

石平氏はさまざまな発言の中で、日本のことを、”我が国は!”、と堂々と発言される。日本生まれ日本育ち、そしてもとから日本国籍の私が恥ずかしくなり、自省の念に駆られるほど、真の日本の愛国者であり、ご家族を守る、という強い信念をお持ちだ。そして、故郷の四川省や北京大学時代の仲間、幼少のころ育ててもらった祖父母、もちろんご両親への深い愛情がおありなだけに、その真逆な中国共産党という史上最悪の権力に対する激しい怒りと反骨心に燃えておられる。

石平氏の魂の叫びのような話を聞き、どうしても一人でも多くの人に石平氏のご自身の体験、そしてその体験に基づく中国と今の中国共産党のありのままの姿、さらには我々日本人の多くがいまでも持っている中国に対する畏怖と期待がいかに間違っており、危険なのか、を知って頂きたいと思い、この稚拙な紹介をすることにした。

あらためて私の読んだご著書を調べてみると、どのご著書も私の心に一直線に飛び込んできた名著だ。しかし、すっかり読んだ気になっていた、”私は「毛主席の小戦士だった」を持っていなかった事に気が付いた。

これは石平氏の原点であるはずの幼少期の経験と告白のはずなので、早速購入して読んでみたい。

勝手に推測するに、当時石平氏は祖父母に育てられた。両親は教育者だったので、いわゆる農村部に下野させられ、子供を育てられなかった。祖父は漢方医で村人の治療に献身され、村人から慕われていた仁の人だった。(漢方医は正しくは中医と言うべき。漢方とは中国伝来の薬と医療ではなく、日本古来の薬草をつかった医療。)

文化大革命という毛沢東の権力抗争に巻き込まれながら、祖父から論語の一節を暗記し、暗記できたら必ずその一節は燃やすように厳しく指導された、と回想しておられた。論語を燃やしたのは、後で見つからないようにするため。当時はなんのことが訳が分からなかったが、後になって、それが論語だったと分かり、今でもそらんじることができる、と実際に論語を(四川風に?)滔々とそらんじて見せた、のをネット番組(虎8だったと記憶する)で見た記憶がある。

また、ご著書に「論語」と「儒教」はまるで違う、という事を分かり易く解説されている。


これだけの体験、知識と見識をお持ちの石平氏をもちながら、我が国の実態はどうか?情けない事に、今の政党をはじめとするあらゆる権力機構なりキーマンは、石平氏の教えを知ってか知らずか、中国共産党に対する危機感を共有するものはない。日本保守党には”反中国”、”脱中国”のための実行力のある政策推進ができるように、応援していきたい。

一方、アメリカでも、オバマ元大統領時代から始まり、今のバイデン政権まで表面的には反中を装ってはいるが、実際には親中・媚中派が大勢を占めている。しかし希望は、トランプ元大統領とMAGAが勢いを増している、という事。今回のトランプ有罪判決で、トランプ支援の募金が数日間で1百万ドル(140億円)を超えたと報道されている。

そしてトランプ政権時代の通商貿易担当補佐官で、包括的で実行力のある反中政策を勧めたピーター・ナヴァロ博士と盟友のスティーブ・K・バノン氏ほか、多士済々の国際政治の研究者と愛国者がいる。

これは非常に難しいとは思うが、いつの日にか、そのピーター・ナヴァロ博士と石平氏の対談を聞いてみたい、と思うのは私一人だろうか?その対談はアメリカと日本の保守派を強固につなぐ橋になる、そんな気がしてならない。そしてもちろん、対イスラムテロ国家については、飯山博士とピーター・ナヴァロ博士との対談を希望する。

最後に、ピーター・ナヴァロ博士の2021年発行の”IN TRUMP TIME”はトランプ政権時代に、同氏が、ホワイトハウスの内側で周りを敵に囲まれ、いかに孤軍奮闘して当時のトランプ大統領を補佐してきたか、生生しく記述している。読み終わったら紹介したいと思うが、その前に、日本語訳がでており、中古本でも入手しやすい(はず)の「米中もし戦わば」文芸春秋の一読を強くお勧めしたい。

最後まで読んでいただきありがとうございます。
石平氏のご著書を読み、共感される読者がいれば、感想など書いていただけると嬉しいです。ではそろそろ講義準備に戻り、夕方には、近くの9ホールを回ってみたいと思います。


























































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































































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