67 WHAT MAGA? MAGAって何?
初めにお断りしておく。私はガチガチの親トランプで、トランプ政権の復活を心から望んでいる。
しかしアメリカ共和党には、RINO (Republican in Name Only 名前だけ共和党員)と呼ばれる左翼グローバリスト勢力もいる。RINOには、George W Bush(ジョージ・W・ブッシュ 第43代大統領)と当時の副大統領Dick Cheney (ディック・チェイニー)、さらにはその娘のElizabeth Lynne Cheney(通称リズ・チェイニー)がいる。彼らは共和党員ではあるが、反トランプ色を鮮明にしている。
James Woods氏のXポスト ディック・チェイニー元副大統領の反トランプ発言を以下紹介する。写真左はハリス、真ん中がディック・チェイニー、右はトランプ大統領候補
そして今ここに、完全に間違えた情報をもとに戦争を遂行し、結果、貴重なアメリカ人の命を奪い、そして多くの無垢の市民を犠牲にした、この男(ディック・チェイニー)がこんな事を言っている。
注:イラクに大量破壊兵器がある、との誤情報をもとに、イラクに侵攻したが、結果大量破壊兵器など一つも見つからなかった。これは、当時のブッシュ・ジュニア政権の実権を握っていたとされるディック・チェイニーの意図的なものだった、とアメリカ保守派は捉えれている。
このディック・チェイニーの指摘は2021年1月6日、ワシントンDCでの議事堂デモを指す。これは、民主党とRINO、そしてレガシー・メディアが捏造し、アメリカ国民を洗脳するべく”でっちあげた事件”、とアメリカ保守派は考えており、私もそう考える。
その実態は、
・議事堂前にデモ隊が集まったのは、トランプ大統領が演説を終わる20分も
前だった。
・トランプ大統領は、その演説で、"peacefully and patriotically" 静かに愛国
者として、議事堂に向けて行進しよう。そしてその結果、何も起こらなか
ったら、”peacefully and patriotically" しずかに愛国者として家に帰ろう、
と呼びかけた。そのビデオが残っているにも係わらず、レガシー・メディ
アは得意の”切り取り”でその部分をカットした。
・議事堂前に集結したデモ隊には、ANTIFA等の過激暴力集団の活動家がビデ
オに映っていた。彼らは自らを”ジャーナリスト”と称し、”トランプマーク
の野球帽”までかぶり、トランプ支援者を装ったうえで、デモ隊を扇動し
た。
Terrence Simpson氏のXポスト
ワシントン・イグザミナー誌のリズ・チェイニー氏(ディック・チェイニーの娘)の発言。”アメリカは夢遊病者のように、トランプ独裁に向けて進んでいる。”を受けて、以下のポストをしている。
彼らRINO、民主党の実力者、ディープステート、大統領候補や副大統領候補として祭りあげられたハリスとウオルツ、そしてレガシー・メディアと一部の億万長者達が、なぜこれほどまでにトランプ再選を拒もうとするのか?それは、ただ政治や思想信条の違いから、だけではないはず。仮にそうであったら、もっと論理的にかつ知性的な反論をトランプ陣営に対して展開しているはず。そういう、いわゆる本来のディベートが、反トランプ陣営から聞こえてきた事は、少なくとも私は知らない。
ではなぜこれほどまでに、感情をあらわにし、かつ事実をこれほどひどく捻じ曲げ、捏造し、そして洗脳報道を繰り返しているのか?私には、アメリカ保守派にも、左翼にも個人的な知人はいない。私の判断材料は、全て種々の著作、XやRumbleとのネット情報、そして一部の保守派メディアからでしかない。
そのうえで、私は、こう考える。
トランプ再選になると彼らの存在自体が危うくなるからだ。具体的には、
・全体主義から、民意を問う民主主義に戻ってしまう。
例えば、今の国家規模のビジネスモデルが成立しなくなり、これまでの金
を生むシステムが崩壊する
例えば、せっかくロシアードイツのノルド・ストロム・パイプラインが閉
鎖され、そこからの裏金が入ってこなくなる。(逆にロシアのウクライ
ナ侵攻の費用が枯渇するので、ロシアはウクライナから撤退するしかなく
なるだろう。また北朝鮮からの武器弾薬さらには人的資源供与に支払う
資金もなくなる。ただし、ロシア領がどれくらい残るのかは分からない
が)
例えば、イランへの経済制裁が復活強化され、裏金が入らなくなる。逆
に、イランのハマス、ヒズボラ、フーシ等への軍事テロ資金源が絶たれ、
一気にイスラエルの平和と存続が実現するだろう。またイランの核開発は
減速し、中東危機が少しづつ緩和していくだろう。
例えば、国境が保全され、民主党が頼みの綱としている不法移民への不法
な選挙権付与ができなくなり、民主党独裁体制が崩れてしまう。
例えば、カナダ(アラスカ?)からテキサスを結ぶキーストーンXLパイプ
ラインが再開され、さらにシェール・オイル・ガス採掘が復活加速され
る。その結果、アメリカ国内のみならず世界市場での天然ガス・オイル価
格が下落安定する。そしてアメリカ国内の景気が回復し、民力が付いてく
るだろう。民力がつくのは、民衆を統治し思いのままに操りたい全体主義
者は、絶対に避けたい事態のはず。
例えば、EVへの連邦からの購入資金援助はカットされ、また充電ステーシ
ョンへのバカげた投資は凍結され、ムダ金使いができなくなる。(これ
は、イーロン・マスク氏が陣頭指揮をとって即時実行するものと私は期待
する)
例えば、ハリケーン等の自然災害が起これば、FEMA (Federal Emergency
Management Agencies 米連邦緊急事態管理局)は即座に災害救助に全力
を挙げて取り組み、不法移民への宿泊代、食事代、医療費、教育費用の無
償化のためではなく、災害に見舞われたアメリカ国民のため、アメリカ国
民の税金を使うようになる。ちなみにイーロン・マスク氏はスターリンク
社の衛星通信網を被災者に無償で提供している。
例えば、ワクチンの強制接種などできなくなる。
例えば、自動車産業(従来の内燃機関の自動車)では、自動車生産をメキ
シコや中国からアメリカに取り戻す。だから自動車業界の労働組合は、民
主党ではなくトランプ支持を表明した。
ただし我が国の自動車産業は、アメリカ向け生産の多くはすでにアメリカ国内に移しており、マイナス要因にはならない、と私は考える。むしろ、我が国固有の、すぐれた設計生産技術と製造ノウハウを今まで以上に積極的にアメリカに技術移転し、我が国国内では、国内向けはむろん、得意のきめ細かい製造技術と品質技術で、西側自由主義諸国への輸出を拡大すれば、国内の自動車産業の活性化にもつながる、と考える。
・過去の自分達の犯罪が暴かれ、自分達が罪に問われる
例えば、JFケネディー暗殺の調査資料が公開される。(その資料に何が
明かされているのか、私には全く想像すらできないが)
例えばハンターバイデンのラップトップPCに残された数々の海外からの汚
職献金が明らかにされる。
さらに、イーロン・マスク氏は、エプスタイン事件(大富豪だったエプス
タインが本土から隔離された島に幼女を集め、政治家や他の富豪を島によ
んで幼女たちを提供していた、とされる事件。エプスタインは投獄後なぜ
か死亡したが、その真の死因も不明のままにされている)
こうした事がらは、感覚的にごくごく当たり前の施策であり、アメリカ国民でこうした施策に反対するのは、一部しかいないのでは、と思う。つまり、これら全て、MAGA(Make America Great Again) 運動のアメリカの民意なのだと私は考える。
しかし、RINO等にすれば、こうした施策は恐怖以外の何ものでもなく、存立危急の事態になるのが、心底怖いのではないか、と私は考える。
ただし、彼らにしてみれば、元々共和党は富裕層の支持が高く、民主党は一般民衆の支持を得ていた経緯があり、自分達こそが共和党の主流だ、と言いたいのだろう。
これは意外に思う人も多いと思うが、トランプ氏は元々共和党員ではなく、実は民主党を支持していたのも事実だ。私には不思議に見えたしかたないが、いつのころからか、富裕層の支持者は民主党を支持するようになった。
その典型が、ハンガリー生まれのユダヤ系アメリカ人であるGeorge Solos(ジョージ・ソロス 本名はGyörgy Schwartz ジェルジー・シュワルツ?)のような億万長者が、おそらくは、自分の事業のためには全体主義のほうが都合が良い、との理由で民主党を支持している、と私は考える。天才投資家ともてはやされているようだが、実際にどんな手を使って、今の巨万の富を築いたのか私には分からない。個人的な印象でしかないが、ソロスの言動を広い読みすると、どうも共産主義者のように私には見える。
そして、RINO達は、MAGA運動の民力で政治力を失ってきた。例えば、リズ・チェイニーは、先の上院議員選挙で現職議員でああったにも係わらず、新人の共和党上院議員候補に大差で敗北している。だから余計にトランプ憎しになったのかもしれない。
今回の共和党全国大会で、トランプ大統領候補が大統領候補に圧倒的な投票率で指名された。これはMAGA運動の民力の偉大な成果だと私は考える。一方で、民主党では、実際には大統領候補指名の投票は行われず、つまり、民主党員のただの1票も取らずに、ハリスが大統領指名された。これは誰が決めたのか?少なくとも多くの心ある民主党員にとっては、決して許す事のできない、全体主義の典型的な独裁政治の始まりだった。
その結果、民主党の大統領候補であった、RFケネディーJr.(今回の民主党大統領候補)、タルシ・ガッバード(2020年の民主党大統領候補)が、共和党のトランプ大統領候補を支持し、精力的にトランプ応援のため、全米を飛び回っている。これも間接的にはMAGA運動の民力が巨大なモーメントを持つ政治力学を動かしてしまった、という事だと私は考える。
以下、人気の保守派論客Catturd氏のXポスト。A Kennedy (ケネディー家の一人、という意味)と、R.F.Kennedy Jr. RFケネディーJr.という個人名ではなく、”あのケネディー家の一人”、と強調しているのが心に響く。
共和党全国大会で、トランプを大統領候補に指名した集会に、民主党大統領候補だった、あの”民主党の星であり伝説的なケネディー家の一員”が本来の仇敵であった共和党の大統領候補を推薦し支持する、というまさに前代未聞の大事件が起こった。RFケネディーJr.氏は、”二つの偉大な力が共通のゴールを目指して一つになったとき、どんなことでも可能になる”、と私にとっては、涙が止まらない、そしておそらく歴史に残るであろう、ポストをした。
2020年民主党大統領候補だったTulsi Gabbard元民主党下院議員の、トランプ支持表明。RFケネディーJr.氏は、ワンダー・ウーマン(ハリウッドのスーパーヒーロの一人)が、the Justice League 正義の同盟(トランプ陣営)に加わったぞ!、ともろ手をあげて大歓迎した。この後、この二人の元民主党大統領候補は、全米を飛び回り全力でトランプ応援を展開している。これがMAGAの力、だと私には本当にうらやましくてならない。
タルシ・ガッバード氏は、”Make American Healthy Again" アメリカにもう一度健康を取り戻そう” 集会(10/22 ZOOMのオンライン集会)への参加を呼び掛けている。この集会には、トランプ大統領候補、RFケネディーJr.氏、そしてワンダー・ウーマンことタルシ・ガッバード氏が参加する。さらに事前に健康問題についての質問を受け付け、オンライン集会でいくつかの質問について医療専門家が答える。
さらに9/22、ミシガン市(ほとんどがムスリム住民)の市長Ammer Ghalib(アマール・ガーリブ)氏が、民主党議員であるにもかかわらずトランプ大統領候補支持を表明した。(Kamala DEFINITELY wouldn't want you to share this! カマラは絶対にこのポストをシェアーしてほしくないはず)
さてアメリカ大統領選の行方は、トランプ優勢との見方が広まっているようだ。アメリカのレガシー・メディアでさえ、トランプ優勢を伝えるようになっている。
少し古いニュースで恐縮だが、ABCニュースは、過去の大統領選(2016,2020年)と今年を比べて、トランプ大統領候補のヒスパニック系(中南米系)の支持率が急増している、と報じた。(9/22 アメリカ保守派論客のCatturd氏のリポスト。正確にいつの放送なのかは不明)
アメリカ大統領選の投票動向について、比較的信頼できる調査結果を公開してきたRASMUSSEN(ラスムッセン)の調査結果を紹介する。以下のリンクから無料で読めるので、一度覗いてみて欲しい。
まず最新のバイデンとトランプの支持率推移(日ごと)をみてみよう。(ハリス対トランプの人気投票ではないので注意)バイデン支持率は7月以降変わっていないが、トランプ支持率は9月20日に最高の52%まで上がったが、10月10日前後には42%に下がってしまった。ただし10月16日には48%まで回復はしているようだ。なお下段のバイデン支持率と不支持率は、バイデンが大統領に就任して以降、安定して(?)不支持率が45%、支持率はなんと25%程度で安定している。
次に同調査は全米の支持率は、最新調査ではトランプ48%に対してハリス47%と、全国一律調査でもトランプが1%リードしている。
ただし、大統領選は全国投票ではなく、州ごとの投票で決まるので、直接的な指標にはならない事に注意して欲しい。ちなみに、トランプが勝った2016年大統領選挙では、全国の得票総数ではヒラリー・クリントンがトランプに勝っていた、と記憶する。これは、州毎の投票ではトランプが勝ったが、全国集計とは違う(つまりは一票の格差がある、ということ)
だからこの全国規模で、トランプがわずか1%リードということは、州毎の投票(特にSwing State)ではトランプがかなり有利ということになる。
次に実際の大統領選を左右する、いわゆるSwing Sateの一つである、ノースキャロライナ州では、トランプ大統領候補がハリス大統領候補を、5%もリード、というトランプ支持者にはこれ以上ない心強い調査結果になった。
こういう趨勢は、やはりMAGAという民力がなせる業だと私は考える。むろん、ドナルド・J・トランプというカリスマがいたからこそ、ではあるが。
では、今回の大統領選はトランプ圧勝に終わるのか?
いや、そう安穏とはしていられない、と私には見えるのだが。
次項で、私の懸念について紹介したいと思う。
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