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アメリカ大統領選 その6 左翼の得意技、”切り取り”、と”捻じ曲げ”報道

6月13日 トランプ元大統領はWaukesha, Wis(ウイスコンシン州ウオケッシャ市で共和党大会で、大統領選に備えた演説をした。この内容が、リベラル左翼の主要メディアによって、例によって、きわめて悪質なスピンをほどこされ、“トランプ元大統領は、ウイスコンシン州は最低のところだ”、と述べた、むね報道された。
 
これは今までと同じく、悪質で悪意にあふれたいわゆる“切ろ取り”であり、自分達にだけ都合のよい曲解報道で、同州の共和党員間でのトランプ元大大統領の支持率を下げようと、姑息極まりないプロパガンダを展開した事が明らかだ。
 
そもそも、この共和党大会にはメディアは招待されなかったはずなのに、どのようにして、このような報道がされたのかが分からない。しかし少なくとも、同大会に出席した人々は、“トランプ元大統領は、6月のウイスコンシン州は、訪れるのに最高の州の一つで、素晴らしい気候を満喫できる”、と褒めちぎった、と述べている。アメリカ保守派で人気のショーン・ハニティー氏(アメリカ主要メディの中で唯一といっていいFOXニュース週末の人気アンカー。ただしFOXでも番組によってはあきらかに左翼系報道があるので注意が必要)も、同大会に出ていたが、そのような発言は全くなかった、と自身の番組で証言している。また、同州の共和党議員も同様の証言をしている。

英語horrible(最低の)が使われたのは、同州が民主党政権下にあり、FBI(連邦捜査局)の統計資料によって、全米の中でも犯罪、特に殺人を含む重犯罪の発生率が異常に高い、これは民主党政権の政策が, “horrible” (最低)だからだ、とのコメントだった。事実、FBI統計のよると、同州特に大都市ミルウオーキーは、全米の大都市の平均犯罪率のおよそ2.5倍の犯罪率になっている。数日前にはわずか9歳の子供が撃ち殺されている。この以上な犯罪率は、他の民主党政権の大都市、州でも同じ傾向にある。(例えばカリフォルニア州の犯罪率も以上に高い)
 
これは個人的な見解だが、リベラル左翼支持者には金持ちが多く、自分と自分の家族は、警備員と周囲をかこった高い壁にまもられ、自分達だけは安全にのうのうと暮らせているので、犯罪率は関係ないはず。自分達の利権的には、不法移民が増えて、安い労働力が使えるようになり、有利である。また現政権は、そうした不法移民は民主党を支持する(はず)なので、ますます不法移民を受け入れようとする、という図式があるように思う。
 
対して、一般民衆は、自分達の仕事が不法移民に奪われる、自分達のすむ街の治安が極端に悪化する、ガソリン代、物価は史上最高の高値が続いている、等々で、現政権には辟易している人が多い。ただし、民主党は、現バイデン政権発足時を基準にして、ガソリンは値下がりし、物価は下がり、雇用率は史上最高を記録し、国境は完全に制御され安全だ、と恥も外聞もなく大嘘を付き続けている。これを主要メディアは支持しているので、実態に気が付いていないアメリカ国民も少なくないのが実態。
 
また、ハンターバイデン氏の有罪判決を、主要メディアは、“アメリカの司法が政治的に中立に保たれている証拠だ”、と声高に叫ぶ。さらに、バイデン大統領は、自分の息子(ハンター氏)を“自慢の息子だ”、と親子の信頼関係がある。それに対して、トランプ元大統領には、このような強固な親子、家族の信頼関係は感じられない“、とうそぶいている。
 
そもそも、ハンター氏の拳銃購入前の、“自分は麻薬中毒ではなく、心身ともに健全で、安全に拳銃を保持できる”との宣誓書に署名し、当時、自身がヘロイン中毒であることを偽った、との人の生命にかかわる偽証罪に問われた。一方で元トランプ大統領の罪状は、たしかに、争点は34項目と多いが、いずれもいわゆる軽犯罪(ある人は、交通違反の罰金支払いが遅れた程度と比喩している)であり、最長でも1年ほどの禁固刑だる。ハンター氏は最長で25年程度禁固刑にもなる可能性がある。
 
そう書いて思い出したのだが、以前、ハンター氏の実際の求刑は、トランプ元大統領の求刑の後、さらには大統領選の後になる、と予測を書いた。しかし重要な事を一つ忘れていた、それは、バイデン大統領には、大統領の伝家の宝刀である、“大統領特赦”という手があること。特赦を出すためには大統領任期中でなければならない。従い、求刑は大統領選の動向を踏まえて、微妙なタイミングになるのかもしれない。
最後に、私が左翼の主張が全く信じられないのは、ことほど左様に、左翼は平気で事実を捻じ曲げ、切り取りする癖があるからだ。これは左翼の宿命なのかもしれない。彼らは、”自分達の主義主張は絶対に正しい、だからその正義を通すためには、何をしても許されるのだ“との、化石と同じ、”歴史の必然性“というマルクス主義に従うしかないのだ。

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