アメリカ大統領選 #26 要人警護のあまりにお粗末な実態
ダン・ボンジー氏がシークレット・サービス高官からの内部情報を伝えた。
トランプ元大統領の暗殺未遂事件で犯人が狙撃した屋根には、地元警察のカウンター・スナイパーチームが配備される計画だったことが分かった。しかも、実際には地元警察は屋根ではなくその建物の2階に配備されていた。さらにその事を誰もチェックしていなかった。言うまでもなく、同じ建物の2階からは屋根が監視できるはずもないから、射撃を防ぐことなどできなかったのは明白だ。
一方で、キム・チートル長官は、”犯人が狙撃した屋根は、傾斜が急ななのでカウンター・スナイパーを配置しなかった”、とインタビューで答えている。しかし、実際に犯人はその屋根を這って登っており、しかも犯人を射殺したカウンター・スナイパーがいた屋根のほうがもっと急な傾斜だった。
シークレット・サービスは２つのカウンター・スナイパーチームを持っているが、暗殺事件の当日は、ジル・バイデン婦人の警護にあたっていた。要人警護に地元警察のカウンター・スナイパーが出動するのは決して珍しい事ではないが、トランプ元大統領とジル・バイデン婦人の警護とどちらがリスクが高いか、考えるまでもないはず。
ボンジーノ氏によれば、この内部情報がメディアではなく、ボンジーノ氏に伝えられたのか、それは誰もメディアを信用していないからだと説明している。むろん、ボンジーノ氏の知人だることは間違いない。しかしボンジーノ氏は、”できれば私ではなく、メディアから発表してほしかった。そして米議会がキム・チートル長官はじめ関係者を召喚し喚問しなければならない。要人警護の体制を立て直さないと、トランプ元大統領、JDヴァンス副大統領候補、RFケネディーJr.大統領候補、それにバイデン大統領等の要人を警護できない、と訴えた。
誰の目にも現在のキム・チートル長官がシークレット・サービス長官としては管理能力も責任感・義務感もない事は明らかだ。これは私見だが、現在のバイデン政権下での官僚高官は、DHS（国土安全保障省）のマヨーカス長官他、きわめて無責任でかつ無能な高官が多すぎる。
上の写真は、CNNでさえ（言わずと知れたアメリカ左翼メディアのリーダ）チートル長官の管理能力を疑問視していた。（ただしこの写真は、1月6日アメリカ議会にデモ隊が入ったときのもので、今回の暗殺未遂事件とは関係ない）
しかし、先のトランプ政権でも、例えばNIH(国立衛生研究所）所長を長年務め、（保守派によると）エイズ対策、コロナ対策で大失策を繰り返し自分の失敗を糊塗し続けたアンソニー・ファウチ博士等、を排除できなかったのは事実。（前政権からそのまま居残った高官があまりにも大勢居残りすぎていた）そのファウチ博士は、コロナ対策で何かの賞をもらったらしいが、同じリベラル左翼の身内同士での茶番としか、私には思えない。
ディープ・ステートと呼ばれる腐敗した官僚組織には、何か、陰湿な陰謀とか策略とかのイメージが強い。確かに官僚の中には、とんでもなくわる知恵の働くものもいるのだろう。そうでなければ、ここまで官僚が力を持つことはない。しかし、真っ先に排除しなければならないのは、むしろ、チートル長官や、ＫＪＰ報道官のように、全くの無能で責任感のない官僚ではないだろうか？真に国のため、国民のため、職務を全うしようとする現場を大切にし、守り切る勇気あるリーダが必要だ。
今回のトランプ元大統領を狙った銃弾が、これからの世界の歴史を変えたかもしれないギリギリの弾道だったのか、以下のスローモーション動画とその動画をもとにした３Dモデリングのシミュレーション動画で振り返ってみよう・
私は先に、”インチ”の差でトランプ元大統領は守られた、”聖なる干渉”があった、と書いたが、このシミュレーションをみると、”インチ”ではなく、”ミリ”単位の差だった、と分かる。
マイク・ジョンソン下院議長（共和党）がボンジーノ・ショーに登場した。（ボンジーノ氏も、ジョンション下院議長もミルウオーキで開催されている共和党全国大会に出席している）”私も、私の子供たちも、ドローンはどこを飛んでたんだ？”、ドローンを飛ばしていれば、暗殺犯は特定できたはず。チートル長官を召喚喚問する意欲を示した。（現時点での下院の共和党勢力で実際に召喚できるかは私には分からない）
ジョンソン下院議長は、今度の総選挙で、共和党下院が勢力を伸ばし、現政権下での官僚組織、特に無能な高官を排除できるようにしたい。そのためには、市民権のあるものだけに投票権を与え、不正選挙をふせがなければならない、と述べている。
とりあえず、今朝のボンジーノ氏のRumble放送をかいつまんで紹介してみた。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
感想やご意見など聞かせてもらえると嬉しいですし、今後の励みにもなります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？