月夜に思うこと


一年前、いや、半年前の私なら、
心底落ち込んで絶望するような事を今日聞かされた。

職場で来年度異動予定だった人の異動予定先で大きな出来事があり、異動させることが難しい状況にあると。

「させること」と書くには理由があって、
非常に感情的で高揚とヒステリーを繰り返して
周囲に恐怖政治を強いている、そんな人物の一件。

私はその人物に近しい存在だった為、ベタベタされる事と突き放される事が頻繁にあり、今まで耐えかねて、辞めたいと言ったことは一度や二度ではない。

私生活にも嫌でも仕事脳が入り込んで、「次の出勤日、相手はどういうモードか?」と考える事にも嫌気がさしていた。


そんな人物を「異動させるから、何とか耐えてくれ」と説得され、今年度もハンコをついた私。

それが、だ。今日聞かされた事で、どうも覆る可能性が高くなった。上司は「私は土下座しなくてはならない」とまで言ったが…

何故だろう。

私は「了解です!」と気持ちよく即答するまでにはなれなかったが、
「そうなんですね」という一言でふんわりとした表情でその場を終わらせた。


帰り道、私は自分が落胆しない事に驚いた。
あ、私もうこういうことでブレないんだ、って。


振り回されず、少しずつ、自分軸を太くしていく
周りがどうこうじゃない
私のことは私が決める
そんな変化が気が付かないところで静かに起きていたのだ。


トラブルメーカーとの今後は、まだまだ色々なことが想定されるけど、
今日感じたことは少し自信に繋がる気がしたので書き残し。




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