こんにちは。noteでは初めまして✨ももはです!
この記事はStableDiffusionのプロンプトを出力するためのChatGPTのプロンプトをテンプレート化し公開します。
このテンプレートを使えば、日本語でChatGPTにたった1文の簡単なテーマを与えるだけで美麗な画像を生成するStableDiffusionのプロンプトが作れるようになりますよ!
はじめに
生成した画像の実例
それでは、今回公開するテンプレートを用いた画像をご紹介します。
テンプレートからこれらの多彩な画像を出力するために、変更するのはテーマだけ。1行です。
テーマに基づいた画像の構成要素を、全てChatGPTが考えてくれるのです。
それぞれの画像について、テンプレートに指定したテーマを記載します。
テーマ「きらびやかな錬金術師」
テーマ「1930年代のスパイをテーマにした大人向けの物語」
雄大な景色や、美しいポートレートも出力可能です。
テーマ「きらびやかな宝石、子供向けの物語」
テーマ「リラックスした、アイドルの個性あるポートレート」
リアルで印象的な画像からは、登場人物の心情まで読み取れるようです。
プレーンなt2i + 引きの顔の部分だけi2iで高精細化 + 画像全体をアップスケールしました。
全くテーマの異なる4枚のプロンプトですが、実は同じ方法で作成しました。
ChatGPTにお願いして、StableDiffusionのプロンプト(以下SDプロンプト)のアイデア出しだけでなく、SDプロンプト自体を作ってもらう方法です。
このテンプレートを使用してChatGPTにテーマに沿ったアイデアを考えてもらうことで、すぐには思いつかないような複雑な要素を含んだプロンプトが作成できます。
景色や洋服、撮影効果などの描写が充実しており、しかも上記のような画像をテーマに従って何パターンも生成できます。
ひとつ注意点があります。
ChatGPTにそこそこ長い日本語プロンプト(以下ChatGPTプロンプト)を使ってお願いするため、GPTの性能によってSDプロンプトの完成度が変わってきます。
具体的には、無料で使えるGPT-3.5では「英単語形式でSDプロンプトの要素のアイデア出し」まで可能であることを確認しています。
サブスクリプションで使えるGPT-4は、さらに「出したアイデアをもとに英語の文章を作成し、SDプロンプトのひな型にはめ込む」ことができます。
3.5と4の違いは、ChatGPTプロンプトの詳細な指示にどれだけ従ってくれるかどうかです。
今回の手法では「SDプロンプトのひな型に文章をはめ込む」部分を忠実に実行してくれるのはGPT-4でした。
3.5をお使いの方は、アイデア出しにぜひChatGPTを使ってみてください。
プロンプトの実例
ChatGPTと協力したSDプロンプトの作成の流れはかなりシンプルです。
ChatGPTに今回公開する日本語のプロンプトテンプレートを入力して、指示通りSDプロンプトを出力してもらうだけです。
あとは、お好みのネガティブプロンプト、モデル等の設定と組み合わせて画像を出力してください。
このChatGPTに渡すプロンプトが重要です。詳細で具体的に説明するほどChatGPTが出力するSDプロンプトの内容が充実していきます。
ChatGPTプロンプトの実例(テンプレート)
これは上記の「きらびやかな錬金術師」を出力した時の実際のChatGPTプロンプトです。
とても文章が長いですが、最初の1行のテーマだけを編集すれば、残りは全部テンプレートとして使えます。
出力されたSDプロンプトの実例
こちらが実際のChatGPTの出力です。
そのまま画像生成に使えるプロンプトが2つ出力されています。
出力されたSDプロンプトはかぎかっこ「」の扱いがまちまちで、シングルクオーテーションになってしまっていますね。
実際に使用するときは、テンプレートの文中のかぎかっこ「」をダブルクォーテーションに置き換えてあげるとよりスムーズに変換されます。
ChatGPTは英語で学習されているので、日本語のかっこより英語のダブルクォーテーション""を使うとよいでしょう。
出力された「プロンプト1」をほぼそのまま使い、かぎかっこ「」などを無くしました。
顔を美しくするためにdetailed faceといった指定を加えたり、自分なりにアレンジすることも可能ですよ。
日本語に翻訳すると、こんな意味です。
このプロンプトを一から作るのは難しいですが、ChatGPTと協力すれば、テーマを指定するだけで複雑なシーンを指定してくれます。
まるで、読んでいる本のワンシーンのようなドラマティックな画像を作れるのでとっても楽しいです。
実際に出力された画像がこちらです。ぜひ自分の好きなテーマでトライしてみてくださいね。
まとめ
今回はStableDiffusionのプロンプトを出力するためのChatGPTのプロンプトをテンプレート化し公開しました。
StableDiffusionとChatGPTを使ったことがない方はこの機会に使ってみてください。このテンプレートがあれば、お好きなテーマに沿って幅広く画像が生成できると思います。
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記事について疑問やお気づきの点がありましたら記事のコメントでお寄せください。
最後に
テンプレートの中身について詳細に解説する記事を書きました。
テンプレートの作成過程に加え、画像生成の領域におけるChatGPTとの協業あるいは利用方法、このテンプレートを生むための根底をなす考え方をご説明しています。
公開されているテンプレートを見て、画像生成のためのChatGPTの威力を感じられた方には、さらに踏み込んだテクニックとして役立てていただけると思います。
おまけにプロンプトも追加公開しています!
ぜひご覧ください✨
https://note.com/momo_ha_41/n/ne4d85f9b17e8
最後までお読みくださりありがとうございます!
画像生成を楽しみましょう✨