「私は着れないなぁ笑」の呪いと「かわいいから」の魔法
「それ、私は着れないなぁ笑」大学3年の冬に、ある企業のインターンシップで言われた言葉だ。その日は服装の指定はなかった。まぁ、でも人に会うんだから綺麗にしていったほうがいいよな。そう思って私が選んだのは黒地に花柄のワンピース。実家に帰った際に母に買ってもらったもので、長めの丈が上品にひらひら揺れるのがお気に入りだった。
きちんと化粧もして髪も整えて、準備万端で会場に着いた瞬間、私は唖然とした。私以外、全員スーツを着ていた。社員さんに促され席に着くが、5人グループの中で私だけが