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note深夜枠

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ひとには、深夜枠だから書けることもあるんですよ。
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#知りたいから考えているの

【深夜枠】苦労のその先

車椅子と子どものコラボはそれなりに目立つようで、知らないひとによく声をかけられる。 「お手伝いすることはないですか」と声をかけてくるひともいるけれど、たいてい「過去にあったであろう不幸」を一方的に労われ、「今後味わうであろう幸せ」を無責任に押し付けられた挙句、わたしが呆気にとられているうちに、相手はささっと立ち去ってしまう。まるで通り魔。 近所のスーパーで知らないおじさんから「良いものを見せてもらいました」と拝まれたときは、さすがに吐き気がした。悪意はないのだろうけれど、