バレエダンサー ルーマ・ゴッデン作 偕成社 -gifted child-
原題はThursday's Children。
Mother Gooseの「月曜日の子ども」という歌を
ご存じだろうか?
その中にThursday’s child far to go
(木曜日の子どもは旅に出る)
苦難の道を歩むとでも訳しましょうか?
ルーマ・ゴッデンは80才を過ぎてから
この作品を書いた。
彼女自身もロンドンでバレエ教室を主宰していた。
主人公のデューンはspringのHalのように
恵まれた家庭環境ではなく
彼がバレエダンサーを
目指すのは並大抵のことではなかった。
けれど、時々にいい出会いがあり
彼らの支えを得て、元サーカスにいたベッポ、
老ピアニストのミスター・フィリックス・・・
舞踏に関して天性の才能を持つデューンが
幾多の苦難を乗り越え
成長していく姿を描く。
30年近く前の児童書であるが、今読んでも
心動かされる作品である。
ルーマ・ゴッデンは
私の好きな作者のひとりです。
ルーマ・ゴッデンは沢山の作品を残しています。
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