桃太郎のイメージの裏にあるもの ホロスコープ考察


一般的に桃太郎は、ヒーロー像真っしぐらの王道な主人公であり、ドラゴンボールの孫悟空やワンピースのルフィにもその原型の影が見て取れる。しかし、物語の主人公像の裏側を私の身の回りにいる真のヒーローから考察すると、意外な背景が浮かび上がってくる。

■ 選ばれし特殊能力者たち
ダイの大冒険のダイしかり(竜王族の血統)、ドラゴンボールの孫悟空然り(サイヤ人の末裔)、NARUTOのナルトしかり(四代目火影の息子であり九尾という膨大なパワーを封印された)、ワンピースのルフィしかり(エースという偉大な兄を持ち、自身はゴムゴムの実という能力を有する)。いずれも他とは異なる圧倒時なポテンシャルを秘めていながら、冒険と共に自覚を促し成長に従ってその力をコントロールして仲間のために発揮できるようになる、というのが主軸のストーリーだ。

■ 出自以外はパンピーな桃太郎
一方、桃太郎というのは力自慢の金太郎やミニマムなサイズになれる一寸法師のような特殊能力を有していない。一つ異質なのは、おばあさんが洗濯する川の上流から流れ着いた桃に入っていたという事実のみで、出自は謎のままである。そしてどちらかというと、八岐大蛇を切ったスサノオのように自らが活躍するというよりも、きびだんごで集めた犬猿雉の3匹が活躍して鬼を退治するというのが本筋である。まずこの時点で、桃太郎自身の能力ではなく、強力な魅力を放つきびだんごや3匹の家来の力によって、物語が果たされることに注目。

■ 周りを動かすのが上手いヒーロー
即ち、桃太郎は自分の力で解決するよりも周りの力をうまく使って推進していくことに長けていたという可能性が浮かび上がる。元気な男の子であることは、チームメイトを鼓舞する働きがある。

■ 身近な桃太郎モデル
ここで冒頭の私の身近にいる真のヒーローについて紹介する
彼(仮)のことを表す言葉はたくさんある。
・誠実、嘘をつかない
・人の言うことを信じる
・人のためなら労を惜しまない
・非常に利他的で、奉仕精神150%

私から見た彼は、彼自身がとても優秀なのにも関わらず自分のエゴで物事をグイグイと引っ張るのではなく、あくまで指し示すのは希望のあるビジョンだったり時にはネガティブな状態の人をエンパワメントしたり、忙しくても自分のことを後回しにして相談に乗る姿である。厄介なケースでも進んで調整役に入り,肩書や評判などで態度を変えない。局面や人間関係が難しいケースであるほど、こんがらがった紐を解けるのは彼しかいないと重宝されるポジションにいる。

■ 愛される桃太郎像
そんな人格者だから、人として誰もが付き合いたいと思うわけだし、実際に困った時はとりあえず彼に相談してみる、みたいな流れができつつある。自分の所有物という考え方があまりなく、家にしろ知識にしろ分け与え放題であり、いささかボーダーレスすぎて見ていて不安になるくらいである。

私が思う現代版桃太郎は、そういうキャラクターである。とてつもない人気者になるわけだが、その実それだけ人に普段から無償で尽くしているので、逆に桃太郎が困った時は誰もが喜んで手を貸すと言うような循環になっている。

■ 無類の冒険好きな一面
もう一つの特徴は、無類の面白いこと好きである。杓子定規に決まりきった人生よりも、先が見えなくて新しいこと、冒険のような未知の出来事にとても強い興味を示し,嵐の中に飛び込んでいくようなスタイルだ。コマネズミのように目まぐるしく働き、不可能に思える複雑なこともミラクルの連続を起こすことで解決して行く。そんな性格なのだ。

ただ闇雲に組織に入って人を振り回すのではなく、カオスな中にあっても、人付き合いは人一倍の気配り、心配りをして,関わる皆が幸せになれるゴールをギリギリまで出そうとする。その粘りの姿勢に、関わる人たちはまた胸を打たれる。

■ ホロスコープとの考察
前置きが長くなったが、これを西洋占星術のホロスコープ(生まれた瞬間の太陽系の星々の配置を地球を中心にして平面に落としたもの)で見てみると次のようになる

ASC(アセンダント:自分自身を指す)
→ 魚座(慈愛、奉仕の精神、直感、ビジョン)

DSC(ディセンダント:対人関係を指す)
→ 7ハウスに太陽がいて、文字通り中心的な役割を担う。また周囲を照らして輝かせることに長けている。
→ 8ハウスに複数天体。認めた人たちから提供を受ける。ピンチには深い繋がりの人々から助けてもらえる。

MC(ミッドヘブン:キャリアを指す)
→ 枠に囚われない風の発想で、硬直した事態を打開できるパワー。革新派で、テクノロジーの使用を厭わない。

IC(イマム・コエリ:家族や家系)
→ 獅子座の支配する5ハウスに月。とにかく楽しいこと、ワクワクすること、挑戦,冒険、旅行,恋愛が大好き。まさに主人公の星。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?