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オミクロン株に感染したナミビア外交官の入国で即鎖国を決定した日本政府、まだゲノム解析さえできない韓国政府w

世界は、新型コロナのオミクロン変異株の出現で再び混とんとした空気に包まれ始めている。何しろこの変異株、各国が悪戦苦闘しながら国民への接種を進めてきたワクチンが効かないということで、せっかく進めてきた収束への歩みを、武漢型があっという間に世界を席巻してしまった昨年春あたりの段階まで事態を引き戻してしまったからだ。

●日本は武漢型侵入の愚を繰り返さない●
中国でのパンデミックが確認されてから、安倍政権が日本への入国規制を決定するまでに時間を要したことは記憶に新しい。在外日本人の帰国の為にチャーター便を用意するなど、当時はまだ経済を通常時通りに動かしながら対応し、粛々と新型コロナの収束を目指す、というスタンスをとっていた為に、入国規制の実施を最後まで躊躇していたという背景があった。
その結果、日本も新型コロナの猛威に晒されることになり、一時は1日の新規感染者が2万5千人に達するという事態にまで至ったが、ワクチンの準備に注力し、延期していた東京五輪の開催を目標にその接種を進めた結果、今年の9月以降は一気にコロナ収束へ駒を進めることができた。
今回のオミクロン株の出現に際し、岸田内閣はその流れを繰り返さぬ手段として、早々に「日本鎖国」を決定し、早速こういう規制を開始している。
朝日の記事になる。


駐在員「帰れないかも」、出張者は帰国のメドたたず 予約停止に困惑
12/1(水) 20:59配信 朝日新聞デジタル
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の水際対策として、政府は日本に到着する国際線の新規予約を受け付けないよう、航空会社に異例の要請をした。海外に滞在中の日本人が帰国できるのか詳しい説明はなく、出張中の社員がいる企業や、選手を派遣している競技団体などに戸惑いが広がっている。
日系企業が多く進出し、世界でも在留邦人の数が有数の上海で駐在歴6年の半導体関連メーカーの男性社員(47)は、21日の航空券を予約済みで、約2年ぶりに帰国する予定だった。ところが、政府の水際対策の強化や、国内でオミクロン株の感染者が見つかったことを受け状況は一変。一時帰国後、再び中国に渡航する際に制限がかかるなど、仕事に影響する懸念が出てきたため、「家族には『最悪の場合は帰れないかもしれない』と話している」という。
また、上海に来た出張者2人が年末に帰国予定だったが、航空券を予約しておらず、帰国のメドが立たなくなったという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/2b27554b5fd9708563ba1a7eee283c2e23e776bf


決定、即実行という迅速な動きから、日本政府はオミクロン株がいかに脅威であるとしているのかを物語っていると言えるだろう。しかも、その規制の内容が「まさかの厳しい入国制限」で、日本政府は新規入国を事実上シャットアウトしたというもので、これにはおいらも驚いた。
その概要は、12月1日までに予約済みの人だけが日本に入国することができるというもので、日本人だろうが外国人だろうが関係なく、問答無用でオミクロン株流入の可能性がある人物を入国させない、という厳しい措置としている。

いつまで入国規制を続けるのかは現時点で明言されていないが、在外日本人の帰国ができないといった弊害には目をつぶってでも、人の動きが活発になる年末年始に大量のオミクロン株を侵入させない事の方を重視した決定だと言えるだろう。つまり最低でも12月末までは解除しないと見るべきで、後手に回ればせっかく「収束に向かっているコロナ禍」を水泡に帰してしまうので、岸田政権は先手を打ち続けてオミクロン株に対抗していくということだ。
ひとまず、日本政府は日本へやってくる国際線の新規予約の停止を各航空会社へ要請し、それを受けた全ての航空会社が応じたとしている。
朝日の記事になる。


国際線の新規予約停止、年内の帰国は困難の恐れ 「異例の措置だ」
12/1(水) 19:35配信 朝日新聞デジタル
政府が日本に到着する国際線の新規予約を12月末まで止めるよう、すべての航空会社に要請していたことがわかった。国土交通省によると、対象となる50を超えるすべての会社が応じたという。日本人らがこれから帰国しようとしても、年内は難しくなる可能性がある。
政府は今後の対応について「日本人の帰国需要に対応できるよう国交省で検討している」とした。
新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大を受けた水際対策強化の一環で、要請は先月29日付だ。日本航空(JAL)と全日空(ANA)の国内大手2社は、1日までに新規の予約を止めた。
政府は先月上旬に、ビジネス関係者や技能実習生、留学生らの入国制限をいったん緩和した。オミクロン株の出現で、再び外国人の入国を一時的に停止し、これから入国できるのは日本人や定住外国人だけとなっていた。今月1日からは、1日あたりの入国者数の想定を5千人から3500人に引き下げている。
政府は今回の要請について、会見などでの詳しい説明はしていない。国交省は、年末年始に戻る人の予約が増えることが見込まれたため、要請に踏み切ったとしている。予約済みはキャンセルを求められることはなく、日本から出国する場合も対象外だ。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e03a3e4aa62e03f1d343e01578ebeb0f9c0e2542


日本のネットユーザーの中には、海外の航空会社のサイトでなら日本便の新規予約ができた、という形で日本政府の動きを揶揄する動きも出ているが、おそらく12月1日までに予約をしていたか否か、で規制を分岐させたのは第一段階で、今後は入管で全面シャットアウトなど、現場での運用でも人の流れを完全に止める方向へ進めていくはずだ。なので、まだ予約ができるじゃないか、というその便が実際には飛ばないということも起こりうる。あまり日本政府を舐めない方がいいぜ?とだけここでは言っておきたい。

●一方の韓国は、オミクロン株の侵入で早くもパニックとなっている?●
韓国は、ナイジェリアから帰国した夫婦がオミクロン株に感染している疑いが?ということで騒然としているようだ。しかも、その夫婦だけでなく家族や知人にも感染が広がっているようで、その感染力の強さが更にオミクロン株である証拠だ、という論調になっているらしい。
大変恐縮だが、共同通信の記事になる。


韓国、オミクロン株感染疑い事案 ナイジェリアから帰国した夫婦ら
11/30(火) 23:28配信 共同通信
【ソウル共同】韓国政府は30日、新型コロナウイルスの新たな変異株オミクロン株に感染した疑いがある事案を確認したと発表した。ナイジェリアから帰国した韓国人夫婦と、2人に接触していた家族と知人の計4人。正式な結果は12月1日に判明する見通し。韓国メディアが報じた。
夫婦は11月14~23日にナイジェリアを訪問した。文在寅大統領は30日、入国時の防疫措置を強化するよう指示した。
https://news.yahoo.co.jp/articles/a3cafb88fcf069ed633bd31626019271e3c36302


11月14日から約1週間に渡り、この夫婦はナイジェリアに渡っていたということなので、既に帰国してから1週間以上も「自由に動き回って」しまったことになる。濃厚接触していた家族や知人も感染が判明するまでにどれほどウイルスをまき散らしていたのかを考えると、もはや手遅れなのではないか?という悲観的な結論も考えなければならない。
その為、韓国政府は二次、三次感染を阻止すべくこういう動きを始めたのだが・・・。
朝日の記事になる。


韓国の夫婦、オミクロン株に感染か 政府はタスクフォース設置へ
11/30(火) 21:56配信 朝日新聞デジタル
韓国政府は30日、ナイジェリアを訪れた40代の夫婦に新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」に感染した疑いがあるとして検査を行っていると発表した。夫婦は11月14日から23日までナイジェリアを訪問した後に帰国し、25日に陽性の判定を受けた。ワクチン接種を2回終えていた。接触者を追跡したところ、家族と知人も陽性で、オミクロン株の感染の疑いがある。
韓国政府は30日、オミクロン変異株に関する緊急会議を開き、国内流入を防ぐ方法を議論するため、官庁横断のタスクフォースをつくると発表。韓国大統領府によると、文在寅(ムンジェイン)大統領は「流入を防ぐためさらに強力な防疫措置を直ちに行い、悲壮な覚悟で厳しく対応するように」と指示を出したという。
文氏は、オミクロン株を判定する診断キット開発を急いで終えることや、国際的な協力も進めるよう防疫当局に求めた。(ソウル)
https://news.yahoo.co.jp/articles/7c9c6291989079dd1e6b5b519797e7b7f4fce8e9


だが、タスクフォースを立ち上げたところで、文在寅自慢のK防疫はPCR検査をし、感染者の足取りを監視するだけで、コロナの感染阻止に効果をもたらすものではない。
それ以前に、韓国の欠陥検査キットではオミクロン株を検出できないのでは?という半笑いの突っ込みが日本のネットユーザーから出ているほどで、もしかしたらナイジェリアから帰国した夫婦が持ち込む以前に、韓国にはオミクロン株が既に侵入していて、爆発的な感染力を発揮した結果が、現在増大を続ける韓国の新規感染者(既に1日5000人の域に達しているそうだ)なのではないのか?という疑いの声さえ出ている。

●韓国の技術ではオミクロン株を検出できない?●
「ナイジェリア夫婦」とは別に、日本で発見されたオミクロン感染者の第一号はナミビアの外交官だったが、彼は日本へ着く前に1時間ほど韓国の仁川空港に降り立っていたことがわかった、という話も出ている。
レコードチャイナの記事になる。


日本のオミクロン株感染者、韓国に1時間滞在と判明=韓国ネットには日本の検査技術に驚く声も
2021年12月1日(水) 18時20分
2021年12月1日、韓国・ニュース1は、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン」の日本初の感染者である30代のナミビア国籍の男性外交官について、「移動中に仁川国際空港第1旅客ターミナルに1時間ほど滞在していたことが分かった」と伝えた。
記事によると、同外交官はアフリカ南部のナミビアから先月28日午後4時ごろに韓国の仁川空港に到着。第1旅客ターミナルの乗り継ぎ区域で1時間ほど過ごした後、成田空港に向かうため午後5時ごろに仁川空港を出発したという。
韓国の防疫当局は第1旅客ターミナル内の監視カメラを確保し、同外交官の行動を調査している。乗り継ぎ区域は免税店区域とつながっており、訪れていた場合は感染拡大が懸念される。
日本政府は30日、日本初のオミクロン株感染者である同外交官がナミビアから仁川空港を経由して28日に成田空港に到着したと発表した。同外交官は入国時の検査でコロナ陽性判定を受け、ウイルスのゲノム(全遺伝情報)解析でオミクロン株への感染が判明した。同外交官の家族2人を含む飛行機同乗者70人は全員陰性判定を受け、現在は宿泊施設や自宅で待機しているという。
これを見た韓国のネットユーザーからは「乗り継ぎ区域でコーヒーを飲んだり、免税店を見たり、トイレを利用したりしたはず」「すでに韓国にもオミクロン株は上陸しているだろう。ソーシャルディスタンスとマスクを徹底しないと」「空港を閉ざそう。このままでは1日の感染者が1万人を超えてしまう。今の5000人も治療が受けられず在宅治療を行っているのに、さらに増えれば医療が崩壊してしまう」など不安の声が上がっている。
また、「外国人の入国を全面禁止にしてほしい」「もっと早くに外国人の入国を禁止し、検査を拡大するべきだった。また対応が遅れた」と韓国政府の対応の遅さを指摘する声もあった。
そのほか、「28日に日本に入国したのにもうゲノム解析が終わったの?韓国は24日に帰国した人のもまだ終えていないのに(1日午後9時に発表予定)」「日本の検査技術はずいぶん優秀だね」「日本はすぐにオミクロン株かどうか確認できるのに、韓国は一体いつまで待たせるのか」など日本の検査速度に驚く声も多数見られた。(翻訳・編集/堂本)
https://www.recordchina.co.jp/b885917-s39-c30-d0191.html


この記事で注目すべき点は、日本はナミビア外交官が28日に入国する際に得た試料をゲノム解析しオミクロン株感染者であると判定したのに対し、韓国では24日に入国したナイジェリア夫婦がどんなコロナに感染しているのかがまだわかっていないこと、だ(オミクロン感染者かどうかは、12月1日に判明する、としている)。
つまり韓国は、オミクロン株がナイジェリア夫婦以前に侵入していたとしても、知る由もなかったのでは?ということなのだ。もっとはっきり言えば、韓国の技術ではオミクロン株のゲノム解析ができない、だからだらだらと判定結果の発表を先延ばしにしているのでは?ということだ。

そして更に悲劇的なのは、ナミビアの外交官がいた仁川空港は韓国が自慢するアジア1のハブ空港で、そこですれ違った人たちは仁川からそれぞれの国へちりぢりに移動していった可能性が高い、ということだ。なので、今後中国や台湾、インドネシアやベトナムといった国々でオミクロン株の感染者が出れば、実は仁川空港でナミビア外交官と濃厚接触していた旅行者がいた、という展開もあり得るわけだ。
しかも場所が韓国だけに、トランジットで空港内をウロウロさせるだけで検査もせずに出国させて、というザル運用をしていたことも容易に想像がつくのだから・・・。

何にせよ、技術のない韓国がオミクロン株の大暴れで国が亡ぶのは自業自得だが、他国にも感染を広げる手助けをしていたとなれば、これは外交問題に発展する可能性だってある。

思い出すのは中国だ。武漢が新型コロナの発生源だったという説が流布された後、アメリカやイギリスなどがコロナ禍で受けた損害を中国は賠償しろ!と抗議したことがあった。同じことがオミクロン株で韓国にも起きるかもしれない。いい加減な仕事をしていれば報いを受ける、それを本当に有事となった時には思い知らせて欲しいものだ。

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