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No10 新しい協力者の登場?

『ハルちゃんを元気づける方法って何だろう。マーチルが一番先に思いつくハルちゃんの思い出って何?』
モグモグの質問に即答がありました。
デコレーションケーキだね。人が集まる度 必ず作ってくれたから。ここはハルちゃんの夢の中の台所だよね。ここでケーキなんか作れたらサイコー 素敵だなあ。でも僕たちに作れると思う そんな物?
・・ネコと犬とモグラと人間の子供だけで・・・』 
マーチルがため息とも諦めともつかないつぶやきを口にしました。
『それじゃここで又あのドアチャイムを鳴らしてみるのはどう?誰か手助けしてくれる人を思い浮かべながら。』
そうミケが言いました。でもこの状況で 私たちのためのお手伝いさんて どんな人を思い浮かべればいいんだろう? ハルちゃんの病気の事も理解できて元気づけられる人と言ったら看護師さん ケーキ作りに役立ちそうな人と言ったらコックさんかな?・・・ とシバイヌモモは独り言を言いながら考えていました。。

『モグモグったら チャイムを鳴らすの早すぎだよ まだ誰を呼ぶか しっかり思いついていないんだから・・・』
大慌てするミケとマーチルの言葉をよそに 何も考えていないモグモグがチャイムを鳴らしたい衝動だけで鳴らしちゃいました。


その時です。みんなの前にホワっと何やら出現したのです。

『えっ えっ あなたはだーれ?』


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