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39 子どもの難問に 哲学者の先生、教えて下さい

野矢茂樹著

ラジオ放送 ”すっぴん”から(もう終わっちゃったけど)
その12
2018/2月
MCは高橋源一郎さん アンカーは藤井彩子さん

・ぼくはいつ大人になるの?
こどもは自分勝手で自分以外を知らない。
自分以外のかけがえのない物や人を知り それを失った時の切なさ悲しさ 人を思いやる気持ちを持った時が大人への入り口。
子どもには無い物を知り得た時 大人になる。
・・・大人になれない人もいる。

・どうしたら人と分かり合える?
そんな事を考えてはいけない。
心の中まですっかり分かり合えるって 良い事だと思う?
誰も知らない部分を心の中で育てる。その一部分をちょっとだけ人に見せることで その人の人間性の濃淡を作り出す。プライバシーの大切さはここにある
あの人は私のことをわかっていないという場合;
それは自分の事 自分の言動を尊重してくれない 許してくれないという意味になる。

イスラム教vsキリスト教 お互いに理解しあうことは無理
それでも違う者同士 お互いを認め合い共存する事が必要。
・・・・”わかりあえないままで”・・・

・友達っていなくちゃいけないの?
友達? 
誰かと一緒にいる・・目の前にいるとは限らない。
遠くにいる、写真のみ、video、想像上、昔の自分・・・
一日中何をするにしても誰かのおかげで生きている。手にする茶碗 本 ペット 動植物・・・いつも一緒。
”一人ぼっち”と言う言葉は誰かに教えられた言葉でしかない。
本の作者・・・もうこの世にいない人でも優しく接してくれてアドバイスをしてくれて裏切らない そしていつも一緒にいてくれる。

哲学が教えてくれる物・・・答えは一つじゃないということ

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