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23  2/2-あっぱれな生き方

大切な友人との別れ

 私の飼い主さんであるHelgaが大切な友達 ”かおり”を失った時 もう一人の友達の”けいこ”も既に闘病生活に入っていました。

けいこの場合
 前々から胃に鈍痛があり 気にはなっていた物の実母の介護やら日頃の雑事に追われていて単なる胃炎だと思ってやり過ごしていたようです。実母を見送ってほどなくして 気づけば胃がんのステージ4で 何も治療しなければ余命1年 治療したとしても長くて3年と告知されたのです。

 けいこはその後 病状も治療内容もそしてその治療中の吐き気やらだるさなど 全て包み隠さず話してくれました。
だから周りにいる誰もが けいこと共に病と戦っているような気がしていたし今の彼女に何をしてあげられるのかあれこれ考える時間も与えてもらったのです。
 放射線治療やら点滴治療やらできる事は何でもしました。その度ひどい吐き気 食欲不振 めまいなど3日から1週間くらい苦しむのですがそれが過ぎると3週間程はウソのように元気になりました。
 薬を替えながらの治療はその繰り返しでした。元気になると1分1秒も無駄にできなかったのでしょう。庭仕事や家の中の身辺整理やら コマネズミのように動き回りました。秋田県のラジウム温泉で有名は玉川温泉にも行きました。とても気に入ったようですが コ〇ナの流行により一度しか行かれませんでした。
・・・とは言えコ〇ナによる渡航制限の合間をすり抜けるようにして友人達とオーストラリア旅行まで決行したのです。
 
 余命3年と告知されてから 出来る事は全てやり切った感があります。充実した3年間だったと思います。

人の生き方は様々ですが正解も不正解も無いような気がします。与えられた命を精一杯生き抜く それだけであっぱれな生き方なのだと思います。
 

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