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25 2/2-背骨の圧迫骨折で入院中のアカネさん

えっ? アカネさんが隔離されちゃった!

 強制的に車椅子生活をすることで足が弱っちゃうといけないでしょ。リハビリの先生の指導のもと 足の筋肉が衰えないようにするリハビリがあります。アカネさんはもともといっぱい散歩をしていた人なので全然問題なく元気らしいです。
 そしてもうそろそろコルセットが届く頃だと思って喜んでいたら 同室者の中に流行り病の陽性患者さんが見つかっちゃったんです。
だからアカネさんも濃厚接触者の一人として 別室に移されて隔離されることになったんだそうです。
 保健所の指示に従って ベッド脇のカーテンはぐるっと閉められたままで窓の外を見ることもできません。風を感じることもできません。ナースセンターでの物品のやり取りも禁止。つまり家族とか知り合いからの洗濯物の受け渡しもダメ(下着類は使い捨てに変更)、家族からの本等の差し入れも禁止。リハビリもしばらく延期。ベッド上でもできる足の運動はしていたようですが それ以外は安静にしているだけ。

 アカネさんは思ったそうです。
・何もしないことがこんなに辛い物だとは思わなかった
・目的のない休息はただ辛いだけ
・気晴らしの為に何かに打ち込めるって幸せなこと
・あれこれ悩む暇もないくらい忙しいことって実は最大級の幸せ

アカネさんのPCR検査の結果がでました。陰性だったのでもとの相部屋に戻る事ができたみたいです。他の患者さん達との会話は楽しいし あっちこっちから聞こえる夜中のイビキも寝言も今は全然気にならないし、ぜ~んぶ許せちゃうくらい幸せだそうです。
後は退院の日を待つばかりですね。


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