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愛し、愛されたい

誰もが心の奥底で愛したい、愛されたいと思っているのではないだろうか。
私もその中の1人だ。中学2年の時に両親が離婚をした。私は、父親が好きではなかった。父と話をしたこともあまりなかった気がする。一緒に遊んだり、買い物に行ったこともあったけれど、もうその記憶も朧気だった。

父と母の間にはぎこちなさがあったのを私は知っていた。その姿をずっと見てきた。見ていて、母が辛そうな姿を見るのが耐えられなかった。2人で喧嘩をしていた時も、父が本気で反省している姿を見たこともなければ、「ごめん」という言葉も聞いたことがない。

私や母が具合悪くなった時も、看病してくれたことがなかった。夜辛くてうめいていた時もただうるさいと怒鳴られただけだった。
このことがきっかけで私と父の間に見えない壁ができた。

私の前ではお互い仲が良いように見せているのがすごく違和感があった。
何で、私の前では無理して笑顔をつくっているの?
私が小さいから?頼りないから?
仲が悪いなら悪いって言ってくれたほうがまだいいのに。まだ理解できるのに。
私の心の中は何で、何でが尽きなかった。

今思えば、父と母どちらも寂しさを抱えていたのではないだろうか。お互い波瀾万丈な過去を抱えてきたらしく、普通の家庭とは少し違っていた。愛に、飢えていたのかもしれない。愛し方が分からなくなってしまったのかもしれない。

父は父なりに私たち子供の陰で頑張っていたのだろう。
ただ、愛の伝え方が間違っていただけ。
届かなかっただけ。
ただ、それだけのこと。
父だけが悪い訳ではないし、ちゃんと良い所もあったのを私は知っているから。

 辛いと思ったこともあったけれど、母は懸命に働いて私たちを養ってくれた。姉も私の面倒をたくさん見てくれた。たくさんの愛を注いでくれたから、私は孤独ではなかった。

そして、人を愛することがどれだけ幸せなことかを教えてくれたのは私の恋人だった。彼と出会えて、私の生活が大きく変わった。自分のことを想ってくれていることがこんなにも嬉しいとは思っていなかった。これからも彼のことを愛していきたい。

愛は連鎖していく。親から子へ。その子供が大人になって親になり、新たな子へ。そして家族以外の誰かに愛を伝えていくのだろう。
間違った愛を育んでしまえば(例えば依存、嫉妬)、それを教えられた子も影響されていく。

 誰かを愛したい、誰かに愛されてほしいと孤独を抱えている人がたくさんいるだろう。私は孤独を抱えている人たちの味方でありたい。皆幸せになってほしい。辛いこと、悲しいことがあっても皆が助け合える世界になってほしい。
 
今も夜1人で泣いている人たちが笑顔溢れる、幸せな生活が訪れますように。

あなたは1人じゃないよ。









 




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