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キロク⑭さぶーんとお風呂に入る

抗がん剤治療を行う前にカテーテルを胸に入れる。
心臓に近い血管に管を通す。

ぱっと聞くと想像できるものではないけど、
鎖骨の下あたりに穴が空いていて
そこから管が2本出ている。

お風呂に入るときは防水テープを貼る。
とはいえ、ちょっと怖いので
一時退院中も肩までざぶーんとお風呂に浸かることはない。
入院中の入浴は時間制限もあるため、シャワーのみ。

大人の方は二の腕に入れたりもするらしい。

先日、血球が絶賛0ベースのときに発熱した。
菌は検出されていなかったものの、
さらに悪化を防ぐため、数ヶ月ともに頑張ってくれたカテーテルを抜いた。

やはり異物が身体に入っている状態は
菌に感染リスクも上げるため発熱が続く場合は抜くほうが良い。

数ヶ月身体に入っていたこともあって、
管の周りに組織が絡みついていてすっと抜けないこともあるそうな。
幸い我が子はするりと抜けた。でもとっても痛そう。
発熱に加えての傷の痛み。
見ていてつらい。

私達の今の励みは次回の一時退院のときは
肩までざぶーんとお風呂に浸かれる。
お気に入りの入浴剤を入れてあげよう。

小さなことでも、私達にとってはとっておきのご褒美。

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