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中心星四柱推命【初級1】

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中心星四柱推命の「速習コース」「実践コース」修了者or受講予定者向けですが、お申し込みを検討されている方でもわかるようにしています。 プロ向け鑑定システム「中心星四柱推命」 h…
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初級のはじめに

初級のはじめに

はじめに私見ではありますが「四柱推命」「中心星四柱推命」についての基本的な考え方を書きます。

・「占い」という言葉は使いません。基本的に「運勢鑑定」です。

・結果について「当たった!外れた!」などと言うことは野暮なことだと思います。

・1個のファクター(要素)だけにこだわらない。例えば「月支元命」だけでその人を決めつけることはしない。人間はもっと複雑です。

・直近の運勢だけではなく、3年先

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【初級1】月支元命と月柱天干通変について

【初級1】月支元命と月柱天干通変について



○月支元命と月柱天干通変について

命式表の中の「日干=比肩」は自分自身を意味します。この「比肩」に対して他の通変星がどの位置でどのような状況で存在するかによって運命が動くことになります。

「比肩」は自分で運をつくることはできない。「比肩」以外の通変が命や運をつくるのです。

命の中で最も重要な通変は「月支元命」です。月支元命とは月柱地支通変のことです。これはその人の「処世手法」を意味し「心

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【初級1】配偶者運=日柱地支通変について

【初級1】配偶者運=日柱地支通変について



先に説明した「月支元命=月柱地支通変」は自分自身のことになります。

その他の地支通変は以下のような意味を持ちます。

・年柱地支通変
親や祖先、目上との関わり。

・日柱地支通変
配偶者運。

・時柱地支通変
子供、孫、目下との関わり。

この中で「日柱地支通変=配偶者運」ですが、これは実際に結婚、同居などをして一緒に暮らし始めてからの運です。

交際中やお付き合いをする前には表に出てこない

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【初級1】通変星について

【初級1】通変星について

※「通変」星と命名されたのは、それぞれの通変星が他のどの通変星と出会ったのかによって意味合いが違うということです。何と「通じる」ことによって、その通変がどういう作用を発揮するのかというところから出ています。

通変星は比肩、劫財、食神、傷官、偏財、正財、偏官、正官、偏印、印綬の10種類があり、それらの配置は下図のようになっています。

これらの通変星がそれぞれの運命的な特色を発揮し、他のどれかの通

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【初級1】通変星の基本

【初級1】通変星の基本

比肩
命式表で「日干」つまり自分自身のことです。また日干以外の場所にある比肩は自分と同じ存在、つまり家族、兄弟、仲間を意味します。また、強い自我、意欲、意志を表します。

劫財
比肩と同じ五行ですが、陰陽の違う存在です。同じく身内、家族、兄弟、仲間を意味します。また、強い意志、欲望を表します。しかし、劫財はその位置から見ると正財を無情に剋すことになるので、財を劫やかす(おびやかす)存在という意味で

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【初級1】命式の中の通変

【初級1】命式の中の通変



命式表の中の「日干=比肩」は自分自身を意味しますが、この比肩に対して他の通変星がどの位置でどのような状況で存在するかによって運命が動くことになります。

比肩は自分で運をつくることはできない。比肩以外の通変が命や運をつくるのです。

最も重要な通変は「月支元命」通変です。月支元命とは月柱地支通変のことです。これはその人の「処世手法」を意味し、「心の内面」ともいえます。何をするにもこのやり方です

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【初級1】大運変化運、年運結果運の求め方

【初級1】大運変化運、年運結果運の求め方



※実際は「命式表システム」が全て自動で算出しますので、覚える必要はありません。

★変化運、結果運の通変はそれぞれの通変を上の表に当てはめて求めます。

1.大運を見る場合は、中心星から大運通変を見て大運変化運を出す。

【大運変化運】←【大運通変】-【中心星】

2.年運を見る場合は、大運変化運から年運変化運を見て、その年の結果運を出す。

【年運変化運】←【年運通変】-【大運通変】

【年

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【初級1】十二運の求め方

【初級1】十二運の求め方

十二運は日干と季節との関係で考えられたもので、日干は人間の本質を示し地支は季節と方位をあらわす、いずれも五行が決まっている。

日干と同じ五行の地支と出合うと、その日干は力強さが増し、反する五行の地支と出会うと、この日干のエネルギーは弱くなる。

・・・と理屈は置いといて、要するに命式の「日干」と求める場所の地支(年柱、月柱、日柱、時柱、大運、年運)を十二運一覧表に当てはめると十二運が求まるという

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【初級1】十二運の比喩について

【初級1】十二運の比喩について

十二運の名前は人の人生の節目の比喩で表現をしたものです。

何度も言いますが「病」とか「死」とか「墓」は比喩表現でその文字の意味とは違うものです。

胎→養→長生→沐浴→冠帯→建禄→帝旺→衰→病→死→墓→絶

十二運はこのように

胎内で命が芽生え(胎)
養育され(養)
生まれて(長生)
産湯につかり(沐浴)
元服・成人して(冠帯)
社会に出で(建禄)
頂点に立つ(帝旺)
衰えを感じる(衰)
病気

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【初級1】十二運「胎」思考型

【初級1】十二運「胎」思考型

人間にはみなそれぞれの生き方があるのだから、自分の信ずる道を歩み、自分の正しいと信じる事をすれば良いのだ、と考える人。過ぎ去った事や現在の事に関心を向けるより、これからの事に非常に関心を持つ人です。

1.才能
将来の計画作りが得意で、その計画に基づいて初志を貫徹しようとする。つまり、思考とか着想の才能に優れていて、それも一段、二段と順序を踏むやり方で、とことん追求してからでないと行動はしない。い

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【初級1】十二運「養」愛情型

【初級1】十二運「養」愛情型

愛情の人です。愛情の世界には虚偽は存在せず、打算もありえないと信ずるので、正直そのものです。ある時は自分が愛情を捧げる人を求め、ある時は自分に愛情を注いでくれる人を求めます。

1.才能
慎重さと、入念さがあるのが特色で、何事も十分過ぎる程検討し、やれる見込みをつけてからでないと決断しない。一旦決断すると一刻も早く実行したくなります。反対意見に対しては、他人の欠点を見抜くのが得意なので、それをひっ

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【初級1】十二運「長生」実践型

【初級1】十二運「長生」実践型

過去、現在、未来のうち、特に現在の事を中心に考えます。現在の動きの中に自分がチャンと歩調が合っていて、活用されているかが非常に大切。現在が良ければ将来は良い、将来のことより今現在が重要である。アメリカ人タイプで、すべての人が合理的に活用されているという事実が大切です。

1.才能
・現在抱えている問題にどう対応し、解決するかといったことに抜群の才能があります。
・組織や人材を巧みに動かすのが得意で

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【初級1】十二運「沐浴」目的型

【初級1】十二運「沐浴」目的型

目的のない人生を嫌う。ただ考えるだけではなく、実現の具現化、行動を考えます。分析し、結論を出し、作戦を立てた上で、人を協力させて、すさまじい行動をする。ドイツ人的なセンスで感覚より理屈、理性を重んじます。

1.才能
・一を聞いて十を知るタイプで、飲み込みが早い特色を持っています。
・推理能力、読み能力があります。
・数字の記憶力、計算力が優れています。
・理論的であって、攻撃力がある。逆境にやた

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【初級1】十二運「冠帯」協調型

【初級1】十二運「冠帯」協調型

社会から好意を持たれる人でありたいと考えます。お互いに自我を通さないで、協調していくことが生活の向上に繋がると考えます。協調する事は、対等に交際することなのだから、まず社会人として恥ずかしくない人間になることが大切だと発想します。

1.才能
世の中、時代の動き、変化を肌で感じて敏感に察知します。また、外交に非常に熱心です。流行感覚も鋭く、大衆受けの才能が抜群です。世の事情にも明るく、常識豊かなの

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