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見学会

もみの木の見学で鹿児島に行き帰って来てすぐに自社の完成見学会です。
この見学会は「自然素材の家」の見学会です。もみの木にシフトチェンジしていく最後の見学会でした。
見学会のお手伝いをするという事で「Yさん」もやって来ます。
1日目は台風の前日で天気は何とか持ちこたえています。自分の知り合い5組とお施主様の知り合いが沢山来られました。
この頃は新型コロナ感染症もなく完全予約制ではない見学会です。
いつどんなお客様が来られるかもわからない状態で、出たとこ勝負感がありましたから常に外を気にしたりテントで待機していたりの時でした。
「自然素材の家」無垢材と漆喰いできている家でYさんは強引にもみの木を勧めることを提案してきます。このスタイルで行けるのか??大きな疑問が沸き上がります。見学してもらってる家と勧める商品が違うのって??
一目が終了します。
二日目は台風が直撃です(涙)
朝から警報が出ていました。問い合わせがありましたが警報が出ているため誰も来ません。残念な見学会でしたが、自分には心に残る見学会になりました。
Yさんが「社長の雨男プリはものすごいケン!!人を呼ばずに台風を呼んでそれも超大型」
見学会では自分はリフォームのお客様を二組取りましたがYさんはゼロでした。最初に言っていた「俺が仕事とるケン」が霞んで見えます。
もみの木へと気持ちがだんだんと傾きつつある中で、大きな家のリフォームが決まります。
知り合いの紹介でしたが大きな家にお母様が一人で住んでおられました。
行って話をしているとなんと父親の元担任の先生でした。
そんなこともあるんだな~この時はそれぐらいにしか感じませんでした。
息子さんは神戸に住んでおられてお母様が暮らしやすい様にと減築と増築工事の依頼でした。解体工事・基礎工事と進んでいたのですが内装材を何にしたらいいのか迷っていた時に思い切ってもみの木を勧めてみました。
今思うと何も決めていないまま進めるものすごく恐ろしいスタイルをとっていました。
今まで使っていた材料とは値段が遥かに高い物でしたから自分も勧めるのには自信がありませんでした。
何より恐れていたのが「高いな」の一言でした。
サンプルとデータとして頂いていたDVDを渡して判断していただくことになました。
この時もみの木の説明など全く出来ない自分だったからです。
数日後息子様から「もみの木でお願い致します」
「やった~」ガッツポーズ本当に嬉しかった瞬間でした。
初めてもみの木を使うことになった瞬間です。今でも結果を聞くまでのドキドキ感と「もみの木で」と言われたときの感動は脳裏にはっきりと焼き付いています。
もみの木に舵を切った瞬間でもあったと自分が認識しているからです。
みの木をすることに決まったんですがこれからもっと大きな問題が押し寄せてきることになります。
そんなこと見気づくこともなくもみの木でしていたただいたことに舞い上がって浮かれていたのは自分だけだったからです。

つづく
のは

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