この作品は、江戸時代中期に出版された「ねずみの嫁入り」ものの赤本です。版元は鶴屋喜右衛門。『江戸名所図会』に描かれる江戸有数の地元問屋です。
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『鼠よめ入』では、結納の儀から始まり、嫁入り行列、婚礼、出産、お宮参りへと話が進みます。ねずみたちの可愛らしい所作と洒落のきいた台詞が楽しい作品です。
結納の儀 お掃除
結納の儀 両家の挨拶と結納品
※ 「ゆいれ」は、結い入れ。結婚の約束を申し入れること。ゆいのう。
※ 「諸白」は、よく精白した白米で作った麹と蒸米で醸した上等な日本酒のこと。
※ 「ござつたしう」は、御雑多衆でしょうか。
※ 「別懇」は、懇意にすること。昵懇。
※ 「だんじましよ」は、談じましよ でしょうか。
続きのお話はこちら ⇒「結納の儀(祝膳)」
筆者注 ●は解読できなかった文字、□は欠字を意味しています。
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