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近江国 青花紙製図

近江国 青花紙製図

出典:国立国会図書館デジタルコレクション『大日本物産圖會 第1帖

青花は鴨跖草つゆくさの花にして、夥しく自生するといへども、当国山田郡に産する者は、一種大葉にして、花弁はなびらの大きさ、常品のものより十倍す。故に、青花紙を製するに、是種、尤よしとす。●月、毎朝、花弁をつみて、其しるを搾り、美濃紙へ刷毛はけにて 蘸乾ひきかはか して、又、同くなすこと、五、六十度にして、則、青花紙也。又、ホウシ紙とも云。

青花は鴨跖草の花にして
毎朝花弁をつみて其液を搾り  美濃紙へ刷毛にて蘸乾して
又  同くなすこと五六十度
則  青花紙也

オオムラサキツユクサ
Photo by mominaina



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