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「大人びてるってもう大人」

大人になんかなりたくないんですけど😡というセリフを何回も8月に言ったのだが(舞台上で)、最近のわたしは来月歳をとってしまうことに震えている。

大人びたガキだった。それは「頭がよく回る」とか「難しい言葉を知っている」とかいう意味だったり、「身長がただ高い」とか「顔が老けている」とかいう意味だったり、「減らず口である」とかいう意味だったりもした。とにかく、義務教育前からそういう評価を受け続けてきたので、自分の年齢とその年齢然とした振る舞いとされているものへの意識は、ずっとずっと強かった気がする。

時代の流れもあるだろうし、演劇をやっている人=いわゆる社会人ではないという状態や環境もあるだろうが、今のわたしに「もう大人なんだから」と何かを説教してくる人はほとんどいない。少なくとも他の同年代よりもずいぶん少ないと思う。

久しぶりに「大人びているね」と言われた。相手は50代も後半の男性。そりゃあなたに比べたらガキだろうが、大人びてるねって、もう、大人だよ。来月25歳ですよ。

こういう、「ガキのまま歳だけ立派になっちまったよ」みたいな言い尽くされたことをめちゃくちゃ真に実感するようになっていくのか〜と、つまらなすぎて吐きそうだった。ただ、わたしが震えているのはこれに対してではない。そんなことクソどうでもよくなるくらいの中身にならなきゃいけないのかという焦燥感に震えている。

「大人びてるね」って、もう、大人だよ!そして、大人だの子どもだの評価軸にすらならないレベルにいかなきゃいけないんだよ!ああもう!わかっているけどまだまだイヤイヤ期を許されたがってしまう精神性を、せめて創作の糧にせねばと生きています。台本書くのは楽しいからね。


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