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トイトレで便秘になったんまん

2歳10ヶ月。
娘のオムツが外れつつある。

2歳になるちょっと前くらいから、補助便座や踏み台を買って座らせたり、「うんちのお知らせしてね」などの声掛けをゆるく続けてきたのだが、この5月末にうんちをトイレでするようになった(この時点でおしっこはまだときどき気まぐれに成功していた程度)。

「ぅんち…」
「おっ、あ、もう出てるやん。出る前に言ってくれたらトイレでできるよ〜」
なんて言って、ああこれはまだしばらくかかりそうだなと思っていた数日後。「ぅんち…」と出す前に伝えられ、そのままトイレで出すことが出来た。

突然の出来事だったのでびっくりして、「わーすごい!」と大喜び。義母にも伝えたところ、「すごいね、次もできるね」と言われてしまった。

そして便秘になる娘。
生まれてこのかた、本当に私(便秘マン)の娘なのかと思うほどの毎日快便娘だった彼女が、ぴたりとうんちしなくなってしまった。

3日ほどでやばいと思い市販の浣腸、2日ほど続けるもだめそうなので病院へ。でかい浣腸をされ、お薬をもらう。

便秘から程遠い存在の夫は、浣腸やお薬への抵抗感があったようだが、医師や薬剤師にも確認してこの格言を贈った。

「便秘が癖になるほうがよっぽどこわい」

というわけで薬を飲みながらうんちを出そうと頑張る毎日。「オムツでしてもいいんだよ」「なんならオムツうんち替えさせてほしい」と何度言っても「しない!しなあああああい!」と断固拒否される。

うんちが出そうかな…?というタイミングを図ってトイレに誘って長時間こもり、「う〜んちぶりぶり、でたの?うーん!でたの?うーん、すっきり!ほらほら出たよ」とうんち動画を永久ループし、「だっこ」と言われたら便器に座る娘をハグし続ける。膝立ち前かがみの姿勢がキツくて、できるだけ夫に頑張ってもらった。

医師にも言われていたことだが、うんちの様式が変わって子どもは踏ん張りにくくなるらしい。どうやら娘は「だっこ」することでうまく踏ん張ろうとしていたようで、次第に毎晩(夫の)「だっこ」でうんちができるようになっていった。

そこから徐々に「だっこ」なしで踏ん張ることができるようになり、気がつけばトイレに入ってすぐに自分でうんちすることができるようになっていた。

もちろん、8月現在も薬は継続して飲んでいる。これがなければ娘は便意と向き合おうとしなかっただろうし、便秘が慢性化しなくてよかった…とホッと胸をなでおろしている。

それと同時に、「今回の便秘ってまさにストレス性の便秘…私と一緒やないか…」と衝撃を受けた。あれだけ快便だった娘が、「ちゃんとトイレで排便しよう」と意識しだしたとたん、ぴったり出なくなるうんち。まだ2歳なのに、気質というものは根深いな…と思った一件だった。

そしてその気質に、次はおしっこで大いに悩まされるのである。


(つづく)


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