【髭男】 Universe は野に咲く
さて、お聴きになりましたでしょうか。
髭男の新曲、 universe。
MV も出て、一時は私も考察なんぞしてみようかな、と思ったりもしたんです。だってね、ほら、一番、真っ先に気になったフレーズがあったんですよ。
「野に咲く universe」
ってところ。
…え? 宇宙が野に咲いちゃうの?
理屈屋さん(当社調べ)の髭男がそんなこと言っちゃうの?
とまあ気になってしまって。
何かしら深遠な意味があるのでは…!
裏があるのでは…!
なんて思って、アマゾンの奥地を目指して universe の意味を調べたりもしたんです。
結果、
特に何もヒットしなかった。
あえて言うなら、universe → cosmos →コスモス、咲いているのはコスモス、みたいなことも無理やり言えなくはないかもしれないけど、それならそうと、もっと歌詞の中にコスモス要素があるはず。
うーん、もしやこれは…?
ちなみにMVに出てくるのは、バベルの塔の絵や、「Out of Phase」というワード、あとはドラえもん要素と「つまみ」だらけの機材。
バベルの塔はたぶん、少女の目指すものが「実現不可能に思われる計画」ということを表しているのだと思う。太陽の黒点や日食のポスターもあったから、もしや彼女は太陽を目指しているのかも知れない。頑張れ。蝋の羽で飛ぶのだけはダメだよ。
「Out of Phase」は「位相が異なる」とかそんなんらしくて、機材関係の用語と予想。
ドラえもん要素は映画の主題歌だからだし、「つまみ」はそもそもさとっちゃんの大好物(当社調べ)。
…おやおや、もしやこれは。
と、結論を出す前に、念の為ジャケ写もチェック。
…やっぱりつまみィ!
「2mix」とか書かれてて、もう機材、わけわかんない。が、どうやら、左右に音を振ってマスタリングするためのもの? らしい。
何かあるのかな? ということで一応、左右それぞれのイヤフォンで聴き比べる。…うん、わからん。音はそれぞれ振り分けられていると思うけれど、特段、何かが隠されているようには思えない。
あー、これは。
ということで今回、わたし的結論が出ました。
今回の新曲「universe」は、
Don't Think. Feel.
感じるタイプのやつ!!!!!!!!!!!
ということで、ここから先、私の Universe への感想文、否、感想絵をお送りします。あーこりゃ文字では伝えられない、絵だなと思ったので絵でいきます。
なんで感想絵? と言われてもわかりません。
描きたくなったので描いたのです。
それでは、こちらをバックミュージックに…
GO!!!!
***
未来がどうとか 理想がどうとか
ブランコに揺られふと考えてた
まぶたの裏 浮かんだハテナ
僕は僕をどう思ってるんだろう?
嬉しい悲しいどっち? 正しい間違いどっち?
夕陽に急かされ伸びた影見つめ
公園にひとりぼっち 砂場の解答用紙
しゃがんで分かるはずなくても探した
0点のままの心で暮らして
笑って泣いて 答えを知って
満天の星の中 僕の惑星
彷徨ってないで こっちへおいで
涙とミステイク 積み重ね 野に咲くユニバース
ただひとつだけ
未来はこうとか理想はこうとか
心に土足で来た侵略者は
正義だとか君のためだとか
銃を片手に身勝手な愛を叫んだ
嬉しい悲しいどっち? 正しい間違いどっち?
主役を奪われ途切れた劇のように
立ち向かう逃げ出すどっち? 答えを決めるのはどっち?
本当は 分かってるんだけどね 不安で
0点のままの心を覗いて
悩んで泣いて時間になって
暗転した舞台明かりは灯って
怖がってたって 傷ついてたって
世界は回っていく 拍手も声もなく未来は
ただ流れてく
星空を見ていた 茶色くなる掌
ブランコに揺られ はしゃいでる姿は
面倒と幸せを行ったり来たりして
ジグザグに散らばる僕の星座
重ねた日々は遠くの惑星だ
思い出し忘れて
めぐる過去の向こうから
君は
暗い心にやって来た流星
笑って泣いて
答えを知って
満天の星の中 僕の惑星
彷徨ってないで こっちへおいで
今日は帰ろう
いつの日も野に咲くユニバース
ただひとつだけ
***
以上。
…
…
んんンンン!!!!
画力貧困なせいで、3分の1も伝わらねえ!!!!純情な感情が!!!空回り!!!!
もっとこう!!!
時間空間を飛び越えてブワッ! ってなる演出!!! なのです!!! 頭の中では!!!!!
くっ…
まあ、画力はすぐには手に入らないからね。致し方ない。
要はですね、時間と空間をミックスして、「公園」と「宇宙」と「自分の過去」が重なって、万華鏡で覗いたような景色をイメージしたわけです。
だから、universe が野に咲くわけです。
自分の過去ごと、自分をぎゅっと抱きしめる。
Universe は私にとって、そんなイメージの作品でした。
ちなみに、一番好きな歌詞は「暗転した舞台 灯りは灯って」のところです。この、わかりやすく矛盾した表現。
その矛盾で、どれだけ「自分は主人公じゃない」と思ったって、「もう終わった」と思っていたって、「生きている限り、必ずその舞台の灯りは灯っている」ということを表している。
なんて端的。端的すぎて好き。
というわけで今回は、感じる Universe 記事でした。
いきなり始まった感想絵にお付き合いいただき、ありがとうございました。
あとは各自、さとっちゃんの優しい「こっちへおいで」と「今日は帰ろう」を無限リピートしてきてください。
私も!
呼ばれたので!
行ってきます!
解散!
【その他の髭男はこちら】
いつもありがとうのかたも、はじめましてのかたも、お読みいただきありがとうございます。 数多の情報の中で、大切な時間を割いて読んでくださったこと、とてもとても嬉しいです。 あなたの今日が良い日でありますように!!