Useless_な犬

そしてシゲオは裸に剥かれる

 

 先日、何の気なしに、ほっこり4コマ漫画大賞というのに応募したんですよ。何の気なしに。(その記事はこちら

 そしたら主催の猫野サラさんが応募全作品をレビューしてくださるとのことで、私の順番を心待ちにしてたんです。なんせ、かなりほっこりするイラストを投稿したから。

そしたら

こんなお手紙とともに、投下された記事。

 「こええよ!この犬どういう状況?!完全にプレイだろ!編集部泣いてんぞ!」というコメントとともに、

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 悪夢のような画像まで作ってくださる始末。 
 サラさんの愛の深さゆえですね。ありがたいですね。

 でもね。おかしい。おかしすぎる。
 こんなはずではなかった。
 確かにプレイはプレイかも知れないけど、もっとこう、かわいい感じのプレイのはずだった。「やだー、もう、やめてよー、んふふ、わんわん!」みたいな感じの。かわいいやつ。

 おかしい。これじゃあ私が、ど変態みたいじゃないですか。
 私はもっとポップな変態なんです。分かります?ポップさが大事なんです。

 仮に、百歩譲って、私がど変態なのは認めたとしましょう。ポップでもヘビーでも、変態には変わりないですからね。ええ、潔く認めましょう。

 だけど、サラさん。
 あなただって、人のこと言えませんよね?

 「絡んだ報復がこわい」、ですって?
 サラさん。

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 ダチョウ倶楽部のマネをして、私を煽るのはやめてください。
 嬉しそうに熱湯風呂にまたがってプルプルするのはやめてください。

 熱湯風呂で、上島竜兵を押さない関西人がいますか?
 いませんよね。

 お望み通り、押して差し上げましょう。
 思う存分、じゃぶじゃぶしてきてください。熱湯風呂で。

 というわけでいきます、「あなたの番です〜反撃編〜坂るいすver.」。

 さてまずは材料探しから。
 サラさんの性癖が分かる記事はないものか。
 しばらくサラさんのページをウロウロする。
 ふむふむ、BLに造詣が深いのだな。
 それにしても絵も文章もうまい。さすがプロ。
 太刀打ち出来る気がしない。
 やっぱ諦めて帰ろうかしら。

 そう思ったそのとき、私は一つ、異色な記事を発見する。
 それがこちら。

 サラさん、小説を書いてるじゃありませんか…! 
 しかもバナーにはハートが飛んでいる。性のニオイがする。
 はい決定。
 今夜はこちらを料理します。

 小説のあらすじはこう。

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 こんな男が、

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 こうなる。という、シンプルな話。


 もうちょっとだけ細かく言うと、(水)商売敵の男に裸にひん剥かれてブルブル子犬のように震えるシゲオだったが、助けに来た女たちによってドレスを着せられ助け出され、商売敵の男に優しさを見せ去っていく、というお話。

 その優しさを見せられるシゲオだから、女にモテる、とまあそういう話なんですが、何せ筆者の性癖がダダ漏れしている。

 だって、別に、シゲオちゃんのこと裸にひん剥く必要ないもん。全くない。素直にいったら、ぼこぼこに殴るなり、手錠かけるなりするところ、

”無理やり服を脱がせたのは逃げられないようにするためだったが”

 いや分からん分からん。
 服を脱がせるのは、シゲオのシゲオに用がある時だけでしょ。

 けっきょく、筆者が脱がしたかっただけですやん。
 シゲオが裸でブルブル震えるシーンを書きたくなった。そうでしょう?サラさん。逃げても無駄ですよ。


 細かく見ていきます。

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 …ね?

 シゲオちゃん、理不尽に裸にされてるよね?

 これは完全に、サラさんの性癖といって良いですね?

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 ね?

 こんな優男なシゲオちゃんに、グッときちゃうんでしょう?

 もう吐いちゃいなよ、サラさん。

 ほらカツ丼でも食べて。

 というわけで、「あなたの番です〜反撃編〜坂るいすver.」は以上です。

 まあまあの温度の熱湯だったと思います。上島サラさん、大丈夫だったかしら。火傷してないですか。

 小説に性癖が出ちゃうのは、よくあることですよね。むしろそれが原動力といっても過言ではないですよね。
 サラさんのおかげで、私自身、改めて小説へのモチベーションがどこにあるのか、思い出すことができました。ありがとうございました。

 さ、ほら早く、服を着てくださいサラさん。
 風邪引いちゃいますよ。


いつもありがとうのかたも、はじめましてのかたも、お読みいただきありがとうございます。 数多の情報の中で、大切な時間を割いて読んでくださったこと、とてもとても嬉しいです。 あなたの今日が良い日でありますように!!