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ネオサイキサイエンス

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若干ガチ系の心理学の研究紹介をしています。名称はより一般的な(つもりの)姉妹サイトにちなんでいます。↓これ http://yamadayuk.wixsite.com/psych
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2020年12月の記事一覧

投稿(だ)した後にプレデタリジャーナルて気づいたときにやれる10のこと

※ Open and Reproducible Science Advent Calendar 2020の25日目の記事です。 今,僕は冷静さを欠こうとしていますすっごく大事に大事に蝶よ花よと手塩にかけて育ててきた愛しのマイ論文をバッシィィンと投稿した後に,どうもそのジャーナルの評判をよくよく聞いてみるとプレデタリジャーナルぽいって噂されててどうしようヤバイよツライよって狼狽(うろた)えること,ありますよね。そういう場合にどうやってその研究と,研究者としての自分自身の信用性

ゆっくり科学していってね!!!

※ Open and Reproducible Science Advent Calendar 2020の21日目の記事です。 ちょうど去年の今くらいにパブリシオされて,今年はこの話でいっちょ盛り上がるのかな?と思った矢先にコロナってしまってそのままなんとなーく忘れられていった話があります。 Frith, U. (2020). Fast Lane to Slow Science. Trends in Cognitive Sciences, 24(1), 1–2. ここで

とあるレジレポの数奇な運命

これは「Open and Reproducible Science Advent Calendar 2020」の12/11の記事です。 この記事は,とあるレジレポ論文の数奇な運命 (の途中) をまとめたものです。 長いかもなので忙しい人向けの要約コロナのせいで,暫定的採択 (IPA) されたレジレポを取り下げざるを得なくなる。そのことをプレプリ (のちにFrontiers in Research Metrics and Analyticsに掲載) で愚痴ったら,それを見たC

再現性問題のまとめスライド(2020年版)

※ Open and Reproducible Science Advent Calendar 2020の13日目の記事です。(にしました) 日心シンポでの発表資料が思いのほか見られてる気がしたので,置き場的な意味で用意しようと思いました(ここの活動記録の2020年度のとこ参照。他の登壇者の発表動画もおいてあります)。一応2020年時点でのお役立ち情報満載にはしてるので,なんか再現性の危機について9割の人が知らないらしいですし,少しでも普及につながれば良いなと祈念します。