春ですね。
無事、5年生になって、学校から元気に帰ってきた息子。
お友達3人と一緒に走って帰ってきたらしいのだけど。
「今日、おっきいハチが、めっちゃいた!だから、ぼく、めっちゃおびおびして…」
どうやら、帰り道に大きめのハチに出くわして、逃げるために全力疾走してきた、らしいのですが。
その後も“だから、ぼく、おびおびして”と、涙目で繰り返す息子。
“おびおび”とは……!
“おどおど”+“ビクビク”
…かな。多分。状況から察するに。
いや、でも。
んー。
“おびおび”は、“おびおび”なんだろうな。
「ぼく、みんなの中で一番足速かったんやで!」
自慢気に話す息子。
いやいや。
「友達置いて自分だけ一番に逃げたらアカンでしょ」
「だって、ぼく、めっちゃ、おびおびして!」
負けるな、私。
“おびおび”に負けるな。
何度聞いても、かわい過ぎるこの響き。
「基本的には、ハチさんに向かって石投げるとか、なんか変なことしなければ、こっちには向かってこないから。どーしても逃げなきゃいけない時は、お友達と一緒に逃げて。後ろでひとり刺されて倒れてる子が居ても、先頭走ってたら気付けないでしょ?焦って車のほうに飛び出したりとか、そんなのも怖いし。てか、そっちの方が怖いし」
続けてたくさん喋ったけど。
言いながら、これはなかなか難しい問題だ、と、思った。
今は雨が降っています。
明日もずっと雨予報。
急にカラッと登下校の時間に晴れない限り、明日はハチさんは居ないでしょう。
「ハチ、こわすぎて今日寝れへん」
お布団入ってすぐ、寝息立ててました。
でも確かに、今年は去年より、私もよく蜂を見かけます。
大きくなると、蜂が居てくれるから自分にも今がある、とも思えるし、小さい頃に見ていたよりも、いろんなものが怖くなくなる。
息子が怖がる気持ちは、よくわかる。
今年もまた、いろんなことがあるだろうな。
大きくな〜れ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?