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毎回第1話を録画し忘れる / ハインリッヒの法則


今まで、大河ドラマを見たことがない。

「歴史モノ×ドラマ」は、長いし人間関係が複雑だしでついていける気がせず、あまり興味が湧かなかったからだ。(映画だと2時間ほどで終わるから見れる)

が、吉高由里子主演の『光る君へ』の番宣を見たら興味をそそられた。「面白そう!見よう!」と思っていた。

しかし、予約を忘れていて第1話を録画し損ねた。

幸い、大河ドラマは再放送をしてくれるので録画できた。(まだ見てないけど)


毎回、この過ちを犯している。
いい加減なんとかしたいとは思っている。

とはいえ、再放送や見逃し配信のおかげで、結局第1話を見れることは多い。なんとかなっちゃっているので、なんとかしたいとは思いつつ、本気で改善する気がないのだと思う。

たまに、再放送も配信もない場合があり、とても悔しい思いをすることもある。

第2話から見ることもあるし、見る気が失せてそのまま見ない…ってことも多い。(そして数年後とかに配信で見て面白さに気づくパターン)


「毎回同じ過ちを犯す」といえば、
他には何があるかな?


買い物に行く前に、柔軟剤やボディソープなどの消耗品系の在庫をチェックしておくのをよく忘れる。「まだあったっけ?」と毎回思ってるくせに、出かける前に確認しておくのを毎回忘れる。

毎年「今年こそ暖かいズボンが欲しい」と思っているのに、今持っているもので寒さを日々乗り切っているうちに、気付いたら春が来る。



5:00に起きようと思ってアラームをかけているくせに、「一応、気付けなかったときのために5:30と6:00もアラームセットしておこう」とセットし、結局5:00はアラームを止めるだけで二度寝し、6:00に起きる。

ワインは酔いが回るのが早いと分かっているのに、毎回調子に乗って飲みすぎる。

年賀状はクリスマスまでに投函したいから12月入ったらすぐ準備し始めたほうがいいと分かっているのに、「まだ時間があるから大丈夫〜」と余裕ぶっこいてるうちに気付いたらクリスマス直前になっていて焦る。毎年「師走」の意味を実感する。



他にも死ぬほどある。
たぶん永久に書けるテーマだなこれ。



こうして文字にしてみると、共通点が見えてくる。
それは、「目先のことを優先している」ということだ。

あとで困るのは自分だけで、他人に大きな迷惑をかけているわけではないので、毎度なんとかなってしまい、次も同じことが起こる。


大きな大失敗をするまでこのミスはなくならないのだろうか?

いや、それは嫌だ。

そのために人間には想像力と危機管理能力が備わっているのではないのか?


「ハインリッヒの法則」というものがある。

ハインリッヒの法則とは、「1件の重大事故の裏には29件の軽微な事故と300件の怪我に至らない事故がある」というものです。ハインリッヒの法則は労働災害における怪我の程度を分類し、その比率を表しています。その数字から1:29:300の法則と呼ばれることもあります。

この考え方に基づくと「ヒヤリ・ハット」で顕在化した危険に対策を講じる事で重大事故の発生が抑止できると考えられます。これがハインリッヒの法則の本質的な部分です。

この考え方は労働災害以外でも同じように当てはめることができます。「1件の重大なクレームの背後には29件の軽微なクレーム、300件の不満がある」、だとか、「交通事故においても1:29:300の法則が成り立つ」といった言説をよく見かけます。

出典:https://www.sg-fielder.co.jp/butsuryu/compliance/heinrichs_law/


事故を「ミス」に置き換えて自分バージョンにしてみる。

1件の大失敗の裏には
29件の軽いミスと
300件のさらに些細なミスがある

<軽いミスの例>
・ドラマの第1話を毎回録画し忘れる
・在庫チェックを忘れる
・暖かいズボンを買い損ねる
・早起きができない
・ワインで酔う
・年賀状の準備が遅れる


一見、いずれも生活の中で後悔する軽いミスだけど、きっとこれも1件の重大なミスに繋がっていくリスクがあるに違いない。

生活レベルの軽いミスだからと軽視してはならない。

そして、なんとかなっちゃった軽いミス、つまり「ヒヤリ・ハット」のうちに、再発防止策を講じておかねばならない。


私は、第1話の録画し忘れを、どうしたら防げるか。簡単だ。

・後回しにせずすぐやる
・メモしておく

このどちらかしかない。


それは分かっているのに、毎回できない。
いい加減なんとかしたい。

重大ミスが起きる前に、
今年こそ、なんとかしたい。

いつかこれを読み返した未来の自分が、「ああ、この時に本気で対策しておけば…!!」と後悔していたら嫌だから。

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