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歴史の絵本が素晴らしすぎたと同時に過去の自分を褒めてあげたい

保育園〜低学年にかけて、せっせと毎日読み聞かせを続けてきたことは、低学年の頃に何度もnoteに書いてきましたが、通塾してからは時間も取れなくなり、4年の前半で読み聞かせをやめてしまったのでした。

昨日ふと、低学年当時に読み聞かせた中でも特に印象的だった、歴史の絵本のことを思いまして。今日久しぶりに読み聞かせをしてみました。

「絵本版 おはなし日本の歴史」岩崎書店

「絵本版 おはなし日本の歴史」は、縄文時代から始まって高度経済成長期の東京オリンピックまで、全24巻からなるシリーズ絵本です。低学年の時に出会って、これは素晴らしい絵本だと感動したんですよね。
ただ、日本史をまったく知らない状態の娘には少し難しかったようで、当時はシリーズ全てを読むには至りませんでした。

そこで満を持して本日です。
塾で旧石器時代〜弥生時代までを学び、ある程度テキストの演習もやり、遺跡なんかも暗記し、漢字でも書けるようにと練習したところです。
そんな今こそ!この本を!
読み聞かせるべきなのではないかっっっ!!!
そう張り切って図書館から借りてきたのでした。

↑今日読んだのはこれ。
さっそく開いてみれば、1ページ目から激熱な展開なわけですよ。
テキストに出てきたあの「モース」氏が、大森貝塚を発掘するところから始まります。モース氏、東大の教授やったんかい。しかも縄文土器って名付けたのはYouやったんかーい!と、しょっぱなから楽しすぎます。(正確にはモースは英語で "cord marked pottery" と名付け、それを日本人の学者が「縄紋」と訳したらしいです)
ね。テキストを眺めているよりも、断然楽しくないですか?

次にこちら。シリーズのナンバリングでは2となっている、弥生時代の絵本です。
見てください、あの忌まわしき「銅鐸」が棚に並んでおりますよ🙄
こんな漢字まで小学生に書かせるなんて鬼ですか?!「銅たく」じゃダメだったんですか??💢・・・と言いたくなる、あの銅鐸です。

テキストの説明では「豊作を祈る祭りに使われたのではないかと言われている」「釣鐘のように吊るして音をならすことがあった」などと書いてありましたが、この絵本の別のページで、まさに銅鐸を打ち鳴らしながら人々が踊っているシーンが出てきます。

ほらほら。どうですか。文字情報だけではすぐに存在理由を忘れそうな銅鐸も、絵とお話で補完すれば最強じゃありませんか。(入試に銅鐸が出てくることはおそらく無いでしょうけど)

絶賛しておいてアレですが、この絵本は絶版なのかどこも品切れのようですので、購入ではなく図書館を利用するしかなさそうです。(近代史のあたりはまだ在庫があるかも)

それから、30ページ前後でページ数自体は大したことはないのですが、文字数がそこそこありまして、10分読んで全体の半分くらいでした。1冊丸々読み切るなら20分、さらに巻末の資料部分なんかも見たいとなると、もう10分追加で、トータル30分という感じでしょうかね。
我が家は1冊を2日に分けて読むくらいのペースで行こうかなと思います。

さいごに

やはり歴史の授業で詳細まで学んだ後に読むと、以前とはまるで違いますね。当時は低学年だったのもあり、銅鐸って言われても「何ですかそれ?」な状態ですが、今なら「テキストに出てきたアレかーーーー!」になるわけです。話の解像度がまったく違います✨
素晴らしい絵本は、然るべきタイミングでもう一度読みたいですね。

低学年の頃にせっせと読み聞かせを続けたおかげで、この絵本とも出会えたわけなので、過去の自分を盛大に褒めてあげたいですね。いやーグッジョブわたし。

ところで、5年生の中受ブログで「絵本の読み聞かせ始めました🤗」なんて書いているのは私くらいでしょうね、きっと😂

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