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【アスリート対談】世界柔道二階級制覇・杉本美香さん✕マムズ社長斎藤睦美|Interview

こんにちは。マームガーデンの事業責任者の斎藤睦美(さいとうむつみ)です。

都内から車で1時間、日本最大のリゾート型産後ケアホテル マームガーデンを利用した方にインタビュー。
今回のゲストは、東京での世界柔道で日本人女子選手初の二階級制覇をし、
ロンドンオリンピック78kg超級では、銀メダルを獲得をした杉本美香さん。


個人競技で自身のメンタルに向き合ってきた杉本さんだからこそ感じた心身の変化、
乗り越え方について、産後ケアホテルを使った後の思いをお聞きしました。

プロフィール
杉本美香

2010年 世界選手権 78kg超級、無差別級の2階級で金メダルを獲得
     日本人女子選手初の二階級制覇
2012年 ロンドンオリンピック出場 78kg超級 銀メダル

引退後は現役時代に所属していたコマツ女子柔道部のコーチ・監督を歴任。
現在はテレビ・イベント出演や、柔道教室などを全国各地で行い、普及活動に取り組んでいる。

杉本美香 / 柔道家

「やっとの思いで妊娠、でも出産するまでは安心できなかった」

ー斎藤:出産までのストーリーを教えてください。

杉本:元々、子どもが大好きだったから、結婚したらすぐに子どもは欲しいと思ってました。
妊娠するまでは治療を繰り返しながらも、思ったよりも中々上手くいかず…
やっとの思いで出来た!という気持ちでした。

自分の人生設計では、もうちょっと早く産む予定だったんですけど、
世の中そんなにうまくいくものではないと痛感して。

今年に入ってゆっくりと自分の時間を過ごし、子どもを産みたいという方にフォーカスをしてから、
トントン拍子にいったというかんじです。

やっとの思いで妊娠した時からも、
正直、生まれるまでは油断できなくて、安心できなかったからこそ、
周りに公表するかも悩んでいました。

ー斎藤:出産をするまで緊張状態が続いていたんですね。

杉本:はい、すごく慎重に考えていたほうかもしれないです。
生まれて、やっとホッとしました。

アスリートとしては、怪我したらこうなるとか、負けたらどうなるか、勝ったらどうなるか、めちゃくちゃ分かるんですけど、
出産・子育ては初めての経験なので、何が駄目で、何はして良いのか、本当に分からなかったです。

妊娠したら柔道して良いのか、とか。笑

結構ギリギリまで柔道もしていて、大丈夫なこと、駄目なことなど、
周りの体験談を聞きながら「安静にする」というラインはどこなのか、考えていました。

ー斎藤:アスリートとして走ってきた杉本さんだからこその悩みですね。

杉本:今までは個人競技なので、自分のメンタルをどう安定させて、その試合に向けて良いものを持っていけるかどうかを常に考えていたんですけど、
違うメンタルの浮き沈みっていうのを、今回妊娠をして経験して、すごく勉強になりました。

ー斎藤:杉本さんは、いつも経験を学びと捉えているなぁと尊敬します。
実際に、メンタルが落ちた時、上がる時、妊娠期のメンタルはどうでしたか?

杉本:普段イライラしないことでイライラしたりとか、答えがないことなのに悩んだりとか。
これは、アスリートだからかもしれないですが、
その落ち込みとかイラつきが出た時に、『今なんでこんなので悩んでんねやろ』というところを一歩引いて考えてもいました。
それは、自分がアスリートだったからかもしれないし、自分がちょっと特殊なのかもしれないですが。

得意技の払腰

杉本:それが出来てない時って、なんで自分がこんなにイライラしているんだろうって気づかずに、人に八つ当たりして、周りもその人の感情が分からないまま関係性が悪くなってしまったり。

アスリートとして、自分から離れて自分のメンタルを見た時にそう思えたけど、
でもそれが出来なかったら、すごい辛いんだろうな、と思います。

ー斎藤:アスリートとして自分と向き合ってきた経験が、妊娠期にも役立ったんですね。

「アスリートとして向き合ってきた経験が、妊娠期に役立った」

杉本:そういう風に考えることが面白いんですよね。
競技性の癖かもしれないんですけど、自分がこうなったらどう見えるんだろうとか、
相手がどういうことをされたら嫌なんだろう、というのを考えるんですよね。

旦那さんには、『今イライラしてる』、『落ち込んでるから優しくして』と伝えて妊娠期を乗り越えました。

ー斎藤:アップダウンがあっても、自分のメンタルとの向き合い方で乗り越えられたんですね。
妊娠中の時から、産後の事も考えていましたか?

杉本:産後のことは、妄想はしてました。今はネットで色々調べれば見れるので、パターンや知識を得てはいたんですけど、実際生まれてみるとそんなに上手くいかない、というのは実感しました。

妊娠中に色々調べている中で、マームガーデンさんにも出会って『こんなのあるんだ』と驚きました。
その時は、まず1回、自分達で子育てをしてみて、きつくなれば行こうかな、という感覚でした。
だから、こういう施設もあるんだ、でも自分でもできるっしょと思っていたのですが、
結果産んでみたらキツくなったら〇〇へ行こう、とそんなことを考えていたのも忘れるくらい大変でした。

マームガーデンを利用してみて

ー斎藤:実際、マームガーデンを利用されてみていかがでしたか?

杉本:一言でいうと、すごい施設だなと思いましたね。笑
いやもう、全部が感動でした。どこにいっても皆さんプロだなと。食事のところに行っても絶対に笑顔で迎え入れてくれて、美味しいご飯で、自分が机を拭いていたらパーっと出てきてくれて笑顔で拭いてくれて。
ちょっとしたところにでも目を向けてくれるっていうところが多くて、何のストレスもなく過ごせました。

今まで、ご飯をゆっくり食べれたこともなかったので、ゆっくりご飯を食べられたことに感動。
後は、アメニティめっちゃ揃ってるじゃないですか!自分めっちゃ荷物持っていったんですよ!いやもう本当不安で、結局色々持っていっちゃったんですけど、一切使わずでした。

(杉本さん撮影)アメニティーコーナー

ー斎藤:初めての赤ちゃんとの外泊というか旅行は、不安ですよね。
実際一番良かったサービスは何でした?

杉本:いやもう、ベビールームですね。ベビールームはもう、すごいなと思いました。
出産した後も病院で預かってくれたりしてたんですけど、また赤ちゃんが少し成長した状態で接し方を見させてもらった中で勉強になったり、自然の会話の中で教えてもらったり。
この人だったら教えてくれるなどでなく、会話する皆さんの知識が豊富で、
産後直後でなく月齢が大きくなった子でも知識があって、すごく勉強になりました。

(杉本さん撮影)ベビールーム

これで合っているのか不安だし、正解はないし、それが正解だよでなく、それで良いんだよと言ってもらえるだけで、自分の中で、これで良かったんだと思えて、
じゃあ次どうしていこうかな、と。
これを繰り返して、自分も母親にならせてもらうんだな、と感じさせてもらいました。

(杉本さん撮影)マームガーデン寝相アート

ー斎藤:産後の怒涛の日々を過ごして行く時に、乗り越えられる方、乗り越えられなくてつらくなってしまう方それぞれいらっしゃって、
産後ケアを使うことが、もっとラフに使ってほしいな、と思ってます。

杉本:産後は、子どもに集中してしまうから、自分のことなんて絶対後回し、夫婦のことももっともっと後回しになってしまってました。
今回そういう時間を作れたことによって、そうなってたことにも気づきました。

自分の中で疑問があって、お母さんは子どもが欲しくて望んでいたのに、大変な日々に疲れてしまう。なんでお母さんが、メンタルをやらなければいけないのかな、と疑問を感じていました。

自分の中で、こういう施設がもっともっと広まることで、変わるなと思いました。

(杉本さん撮影)マームガーデンの前で

ー斎藤:産後ケアを使いやすくする方法、何かありますかね?

杉本:きっと、旦那さんしか働いていなかったら奥さんから利用したいことを言いにくかったりとかすると思うんですよね。
おじいちゃんおばあちゃんからプレゼントしてもらうとか。

後は、ふるさと納税とか良いんじゃないんですかね?
ふるさと納税になったら、本人からだけじゃなくて、違う人がお金出し合ってでも良いですし。

お祝いとかって結構もらうと思うので、それをふるさと納税でマームガーデンの宿泊券をプレゼントして、友人とかも含めて3,4枚もらえたから、もう1泊泊まれるようになったとかあれば、
産んでからの不安とかも、ちょっとは和らげるのではないのかな、と思いました。


ー斎藤:実は9月28日からふるさと納税に登録されたんですよ。
なので、それを言っていただいて驚きました。笑
産後ケアが当たり前になるには、当人だけでなく、周りの方の協力が必要ですよね。

【業界初】日本最大の産後ケアホテル「マームガーデンリゾート葉山」横須賀市ふるさと納税に“宿泊ギフト券”を出品開始
https://item.rakuten.co.jp/f142018-yokosuka/59860552/


ー斎藤:最後に、こちらを読んでいる中には、妊娠している方、産後の方、その周りの方、それぞれいらっしゃると思うので、是非エールをお願いします。

杉本:自分は出来るって、たぶん過信している人だったりとか、自分がやらなければならないと背負いすぎている人はたくさんいると思うんですけど、
そこまで限界が来るまで頑張らなくていいなって思っていて。

私も現役だった時は個人競技だったので、
私が頑張れば結果がついてくるっていうのが当たり前でした。

今回利用させてもらって、ただ赤ちゃんを抱っこをしてもらう。
旦那じゃなく、私でもない人に、抱っこをしてもらうことで、
こんなに余裕が出来るんだというのを感じたんですよね。

頼ることが悪いことではないし、こういう施設を利用することによって、
夫婦の中でもコミュニケーションが増える、それが赤ちゃんにも伝わる、産後の体もケアできる。

良いことしかないってことを知ってもらいたいっていう気持ちが私の中で強いので、ぜひ頼ることを怖がらないでほしいなと。長期滞在でなくても、短くても全然良いと思います。

知らないことに思い切ってチャレンジすることは難しいと思うし、頼ることに罪悪感も感じてしまわないで欲しいです。
赤ちゃんを預けて、自分はゆっくりご飯を味わって、ケアを受ける。

いっぱいいっぱいになっているコップの水を少し減らして自宅に帰る。
それをやってくれる施設なので、少し味わいながら、また頑張ろうって思える気持ちを作って、また赤ちゃんと接してほしいなと思っています。

杉本さん(中央)、斎藤(右)

対談を終えて。斎藤

アスリートとして、競技を通し自己のメンタルと向き合い続けてきた杉本さんの妊娠期のメンタルとの向き合い方は、とても興味深かったです。

「個人競技の中では頑張れば成果が付いてくるのが当たり前だった、でも産後に頼ることがこんなに大事なのかと気づいた」という杉本さんのメッセージが、私にもとても刺さりました。

どうしても、産後のママは「頑張らなきゃ」という“〜せねば”という課題を自分で課せてしまったり、周りからの目を気にして「頼ったり甘えたり“楽をする”手段に引け目を感じてしまう」ことが多くあります。

産後ケアホテルは、その状態を解消する選択肢としてありますが、
初めて利用することに飛び込む不安がある方も多いと思います。

杉本さんからのアイディアでもありましたが、
9月28日からマームガーデンは横須賀市へのふるさと納税として販売がスタートしました。
ご本人だけでなく、周りの家族、友人からなど、贈り物にもオススメです。

杉本さん、ありがとうございました^^
インタビューだけでなくご滞在中にも、産後ケアがどうやったら広まるか、産後のメンタルの乗り越え方など、熱く語りあった時間はすごく刺激的で楽しい時間でした。

これからの育児生活やさらなる活躍を、応援しています!

斎藤睦美

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