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女性を全く輝やかせられなかった!安倍首相 ~デンマークの新聞記事より感じたこと~

「すべての女性が輝く社会づくり」「女性が輝く日本」

をアベノミクスに続く政策の柱にしていた安倍政権

内閣のホームページをみても、女性の活躍を後押しすることがうたわれています。

 デンマークの新聞POLITIKENのオンラインのトップページに、安倍首相の顔がデカデカと大画面モニターに映っている写真が目にはいり、タイトルをみると、女性を輝かせられなかったと気になるので見てみました。

 記事の内容は、日本の英字新聞JAPAN TIMESの安倍首相辞任の記事を参考にデンマーク人記者 DITTE LINDBLADさんがまとめたものでした。

 安倍政権の振り返りから、経済政策や、コロナ対応の失策、辞任の経緯など一般的なことが書かれてましたが、ハイライトが、女性の活用についてで、北欧らしい視点だと思います。

 この記事によると、日本の女性の労働者数は増えたけれど、女性の管理職は増えてないし、男性との給料格差は改善していない。さらには、安倍首相自身の内閣で、数名にしか大臣のポストが与えられていないとまとまられていました。

 考えてみると、「女性が輝く日本へ」と聞こえは良いですが、低賃金で働く女性が増えただけです。

 「美しい日本」も具体性にかける、自慢のアベノミクスもコロナで吹っ飛び、なぜか株価だけ高い。

  これは安倍さんだけの問題ではなく、日本のシステムの問題であり、デンマークが女性が輝く社会であるのは、デンマークのシステムがうまく機能しているのです。

 東京大学の教授で経済学者の安冨歩先生がいうように、システムをうまく機能させるためには、政治家を批判しているだけで始まりません。

 私たちひとりひとりが、上から言われたことをやるだけではなくて、学校や会社で「話し合って」物事を決めていく習慣をつけていくところから始める必要があると最近感じています。

 これは民主主義の基本でデンマークでは1800年代に市民の議論が盛んになりました。今でもデンマークの学校では話あいや議論の授業が主流です。その積み重ねで現在の女性が輝ける社会があるのです。

 女性を輝かせるためには、わたしたちの習慣を変えていくことが第一歩となるのかな。

▶参考記事


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