初任者ですが校長を激怒させてしまいました

こんにちは。片田舎の自治体で初任者をやっているものです。

タイトル通り、校長を激怒させてしまいました。
「言うことを聞かない」
「変わることから逃げている」
「他の先生方の不満が溜まっている」と言われました。クビになってしまうかもしれません。

なんの取り留めもない、学びもない記事ですが、現状を記しておきたいと思います。つくづく損な生き方だぁねぇ。

職員室では印象が大切なのか

校長から「勤労奉仕の精神が足りない」と言われた。
おそらくそれは、切れているコピー用紙を補充したり、インクを補充したり、職員室内での給食を盛り付けたりといったところだ。

でも、小さな職員室の中で、上記の作業をしていない先生はごまんといる。僕が知らないだけかもしれないけど。それに比べれば、割とやっている方だと思っていた。

こんな話があった。
「あの先生(僕)は給食の盛り付けの時間になると、職員室から姿を消す」

そんなわけはない。そんなくだらないことをするわけがない。
僕は職員室にいたくないだけだ。悪口ばかりの職員室に。
それがたまたま盛り付けのちょっと前の時間だっただけだ。
でも管理職はそれを鵜呑みにし、僕を叱る。その実は確認しない。

こんな話もあった。
「あの先生は担任なのに、居残り指導を他の人に任せっきりだ」

別に好きでそうしているわけではない。校務分掌上、どうしても外せない仕事が続いているだけだ。しかもそれを優先しろと命じたのは校長じゃないか。
できることならば、昼休みも放課後だって、他の仕事を返上してそっちに回りたい。学級のことだけを考えていたい。

でも、それ+「他の職務もやれ」という命令が、僕をがんじがらめにするんだ。

僕の仕事や雑務を押し付けられた先生が不平不満を述べる。その声が大きくなる。そしてまた悪循環が始まる。

不平不満を漏らしたもん勝ち、みたいなところがある。
職員室での評価は噂話や伝聞がほとんどだ。
実際にどうであるかよりも、「そう見える」が、「そんな気がする」が勝つと思う。

あちらを立てればこちらが立たず。
なんだか、とっても孤立している。心は寂しい。物悲しい。

「見通しを持つ」ことの難しさ

「見通しを持て」と言われるが、言われてできるなら楽なことはない。
もっと効率よく動けているはずだ。

ただ、日常の諸問題が目の前に霧をかける。
日々の業務に忙殺され、睡眠時間もまともに取れない頭で考えることは難しい。

明日の授業のことで手一杯なのに、数ヶ月後のことなんか考えられない。
その授業ですら、日々手厳しい指導を受ける。
正解を模索することに時間を使い、毎日消耗していく。

いろんな人が指導をしてくれるけれど、人が変われば事実は変わるし、A先生の意見を聞くとB先生はムッとする。逆もまた然り。間を取れば中途半端。苦しいなぁ。

正直、初見で一発突破はかなり難しいんじゃないかと思っている。
初年度から見通しを持てる人がいるのなら、間違いなくパーフェクトマンだ。

もちろん、見通しが持てないから校務分掌の仕事は遅れていく。わかんねぇなぁ。

共通理解の実践とは

校長は言う。「あなた以外の職員は全員わかっている。共通実践をしろ」と。

だから、共通理解の不履行例を挙げてみた。すると、激怒された。
「なぜ管理職に報告をしないんだ」
そこで、管理職の不履行例を挙げてみた。
すると、「バカにしているのか」と怒られた。

僕は、職員全員が共通理解を実践しているようには見えない。
これまでの経験や貯金でなんとかやっているように見える。
校長の示す例が、普遍的な常識と合致しているだけなように見える。

僕が「勤労奉仕を欠いていると見られる」ように、他の職員も「共通理解を捻じ曲げている」ように見える。
だったら両成敗じゃないかと思うのは幼稚な考えなのだろうか。

言われたことがわからない

僕はよく言葉を間違えるし、不適切な発言も多いと思う。
それに取り留めもない話を理解するのが苦手だ。というか、話を理解するのが苦手だ。

ルールを理解するのに時間がかかる。とても時間がかかる。
これは僕の短所なんだと思う。

でも、「指導者が言うだけ言って指導したつもりになっている」と思ってしまうのは悪い考えなのだろうか。

教育現場で声高に叫ばれる「Cへの手立て」。
明らかに僕はCなんだろう。
それを通り一辺倒で「できない」と指導し続けるのは、モヤっとする。
「手立てはないのか」と思ってしまう。きっとよくないことなのだろう。

打ち切られた説教

40分にも及ぶ説教は「もういい」と言われて追い出された。
結局、どうすればいいのかわからないままだ。
ただ「孤立感」だけが強く胸に残っている。

別に反発しているわけじゃない。
わからなくて、でも聞くと怒られるから、自分なりに考えてやってるだけだ。

主語をぼかしてクレームを伝えられると、実像を把握しにくくなる。
直しようもない。苦しい時間が続いていく。

明日の学校も憂鬱だ。
ただでさえ嫌な職員室になおさら行きたくなくなる。

教育現場とは、こんなに苦しいものなのか。


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