日記(熱病)

今日は、朝起きたら発熱していた。

もうさっそく病院へ。

受付を済ませると、待っている間書くようにとカルテを渡された。

症状に丸をつける欄に「発熱」が無かったので、

「その他」の欄に「発熱」と書いて待っていると、さっそく名前が呼ばれた。

かかりつけの病院はあまり人気がないので、すぐに受診してもらえた。

この受診までのスピード感そこが、この病院の強みだと思っている。私も。

看護婦さんに連れられて小部屋に入るなり、

「はじめまして」

と、お医者さん。

ここはかかりつけで5回目くらいだったので、私は寂しい。

「はじめまして」

と一応返すと、診察が始まる。

これも5回目。

診察が始まる。

「症状は「その他」の「発熱」ということで?」

「はい、発熱で」

「しんどいですか」

「はい」

「あー」

「はい」

「だったら熱中症か知恵熱ですね」

「そうですか」

「昨日外出たりしました?」

「ほぼ家にいました」

「あー」

「はい」

「何してました?」

「ご飯を作ったり」

「なるほど」

「はい」

「ご飯作る時、計量とかしました?」

「計量?」

「はい、ml計算したり」

「しました」

「じゃあもう」

「はい」

「知恵熱ですね」

「知恵熱ですか」

「確定です」

それからお医者さんは、カルテに

『chienetsu』

と書いて看護婦さんに手渡す。

お医者さんのかっこいい筆記体だった。

最後に一応

「料理はやめといた方がいいですか?」

と聞くと、

「そうですね、全快するまで冷食で行きましょう」

とのことだった。

本当にそれがベストなのか、と思った。

さっき、もらったお薬を飲んだらすぐに元気になった。

全快と言ってもいい。最高。

明日はカレーを作ろうと思う。

カレー大好き。

カレーが好き。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?