日記(赤組)

今日は、姪っ子の小学校の運動会へ。

姪っ子は、先月くらいから

「かけっこで笑わせるから」

と言って、

私を誘い続けて来てくれていたので、もう行くことに。

前に予定もあり、かけっこの時間ギリギリに到着する。

姪っ子の組がもう次まで迫っていた。

危なかった。

1組7人、横1列に並んでいる。

メンバーは赤組4人、白組3人で、白組が不利じゃないかと思った。

姪っ子は赤組だ。

よかった。

前の組が走り出し、いよいよ妹の組がスタートラインへ。

姪っ子が私を見つけたのか、手を振ってくる。

かわいい。


生徒たちのじゅんびができたところで、

スターターの先生が旗を下に振り下ろす。

赤旗だった。

白組が可哀想だ。

まあ妹は赤組なのでよかった。


先生の


「位置について」


で、姪っ子たちが構える。


「よーい」

バサッ


旗が振り上げられる。


「どん兵衛」


姪っ子たちは一目散に走り出した。

姪っ子は走り出しから1位をキープし、見事1位のままゴール。

他の追随を許さない、圧巻の走りだった。

素晴らしい。

姪っ子のゴールを見届けると、

次の組がスタートラインへ。


「位置について」

構える生徒たち。


「よーい」

バサッ

「どん兵衛」


生徒たちは走り出す。

聞き間違いじゃなかった。

先生は、すんとしたまま次の生徒を迎える。

すんとしていられるのはどうしてだろう。


「位置について」

「よーい」

バサッ

「どん兵衛」


生徒たちも、すんとしたまま各々かけっこに取り組む。


「位置について」

「よーい」

バサッ

「どん兵衛」


「位置について」

「よーい」

バサッ

「どん兵衛」

「位置について」

「よーい」

バサッ

「どん兵衛」

「位置について」

「よーい」

バサッ

「どん兵衛」

「位置について」

「よーい」

バサッ

「どん兵衛」


これは私の中ではかなりおもしろかった。

「かけっこで笑わせる」と言っていた姪っ子は、

この「どん兵衛」を見せたかったのだろうか。

かけっこが全組終了した。



お昼休憩がやってきて、姪っ子と合流する。

「かけっこおもしろかった、お姉ちゃん笑っちゃったわ」

と言うと、

「わたしの走りみてくれたんだ!速かったでしょ!速すぎるっておもしろいもんね!笑っちゃうよね!だよね!」

と、姪っ子。

私は、

「うん!すごかったよ!」

と返した。

私と姪っ子は、それから一緒にタコさんウインナーを食べた。

午後の競技も頑張ってほしいと思う。

赤組がんばれ!

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