海外留学生が日本の企業で二か月フルタイムでバイトしてみた。

自己紹介

こんにちは!モクズといいます!初投稿です。

タイトルにもある通り、オーストラリアの大学に通っており、現在は三年生です(就活中です)。学士でBachelor of Information Technology、majorはComputer Scienceを専攻しています。

趣味はテニス(最近できてない...)やゲーム(まだまだ下手くそです...)、プログラミングなどをやります!

バイトについて

オーストラリアの大学は11月~2月後半は夏休みです。その間都内にあるITコンサルの会社でソフトウェアエンジニアとしてバイトをしました。11月末~12月中旬、1月初旬~2月中旬の大体2か月の間、週5で1日で7.5時間働きました。内容としましては、新規ウェブアプリケーションのクライアントサイドのアーキテクチャ設計、先行開発、ドキュメント整備などです。結果として成果物に関しては高い評価を頂けました(#^^#)

読んでもらいたい方

一応今回のnoteは私と同じような就活中の学生エンジニアを志している方をターゲットに書いてます。それ以外の方も、もし興味があれば読んでみてください(#^^#)

なぜこのnoteを書くに至ったか

今回は、私が2か月フルタイムで働いて分かった、私が持っていた労働への期待と、それに関しての現実をまとめました

普段記事など全くと言っていいほど書かない私ですが、この経験は是非、他の私と似た境遇にいる人に届いてほしい、そのような思いで書きました。どう受け取るかは読み手次第だと思いますが、これからを考えるときの参考に少しでもなれば嬉しいです!

このnoteは、完全に個人的な意見ですので、私の意見が会社の事実に反する可能性があることを理解した上で読み進めていただければ幸いです。

では本題へ

期待モリモリで帰国

期末テストが終わってすぐ、私はバイトを始めるために日本へ帰国をしました。その時の私は、フルタイムのエンジニアとして働くことにワクワクしていました。ましてやバイト先は有名企業でした。私が経験したことのない環境、人間、知識を得て更なる成長がきっとできる!

"期待"と一言で言っても広範囲なので、簡単にまとめと以下のような感じです。

まずは大学生としての期待

・色々な会社の人と交流し、ネットワークを広げる
・仕事が終われば、仕事以外のことをする時間、余裕がある(休み中にやりたいことがあった)。
・優しい社員さん達と楽しく仕事をする。
給料が増えるので、お金に困らなくなる。

次に、エンジニアとしての期待は

社内で溜められた、色々な知見を得て専門分野の知識を深めることができる。
・エンジニアという職業柄、リモートワークができるかもしれない。(実際コロナが流行り始めたので、期待大)

などなど、細かく上げればもう少しありますが、これらが主な理由でした。

バイトスタート!

前期と後期に分け、実際にやったことを簡単にまとめてみます!

前期(11月~12月)

- プロジェクトの理解: ここが正直一番大変だった。。。プロジェクト自体が何年も続いてるものなので、複雑化していてちゃんと理解していないと開発タスクにも影響が(*_*)
- ソフトウェアアーキテクチャ: 幸運にも、クライアントサイドのウェブアプリケーションのアーキテクチャにも携わらせて頂けました!新規のアプリケーションなので、要件と照らし合わせながら先輩方と進めていきました。貴重な経験でしたm(__)m
- 先行開発: チームの都合上、後期にエンジニアがたくさん参戦する予定であったので、前期では重要な処理、汎用性のある処理などをメインに実装しました。

後期(1月~2月)

ドキュメント化: 前期で少し始めていたのですが、後続のエンジニアの方がスッと開発に取り掛かれるようにドキュメント制作も担当しました。vs codeが大好き人間なので、mark downをvs codeで書けて満足でした!(^^)!
開発: 機能、デザイン等が固まってきたので、がっつり開発に入りました。フルタイムで開発する機会がなかったので、タスクマネジメント等、学ぶことがたくさんありました。貴重な経験ありがとうございました。m(__)m

最後のプレゼンではソフトウェアの品質の高さ、ドキュメント整備を重点に評価して頂きました。本当に2か月間ありがとうございます。m(__)m

期待と現実の比較

さて、上記で描いた期待現実を比べていこうと思います。

大学生的目線
・色々な会社の人と交流し、ネットワークを広げる
→ 私自身が少しコミュ障発揮してしまったのもありますが、基本的に業務以外の人とはしゃべりませんでした。しかし、社員さんが私の方に喋りかけてくれたり、飲み会でもしゃべる機会があったので、自分をもう少しオープンに出来たらもっと良い関係になれたかもしれないです。チームの方とはとても仲良く働くことができました(#^^#)

・仕事が終われば、仕事以外のことをする時間、余裕がある(夏休み中にやりたいことがあった)
→ 仕事が終われば用事がない限り倒れるようにベッドに行き、仮眠をとって、だらだら夜まで過ごすことが多かったです。なにかやらなければという気持ちは強かったですが、疲労のせいでやる気が出ませんでした。長時間座っていたので、足に疲労が貯まりやすくなりました。

・優しい社員さん達と楽しく仕事をする。
→ これは運もありますが、私のチームの社員さん達はとても優しい方ばかりでした。社員さんたちのおかげでこのバイトを最後まで楽しく過ごせたといっても過言ではないです。しかし、社内が全体的にフラットな企業なので、先輩たちと仲良くしやすい印象でした。

・給料が増えるので、お金に困らなくなる。
→ これは、大学生でバイト代が入る時と同じ現象が起きていました。収入が増える分、出費も増えていきました。そして、出費の大半は無駄なものが多かったです。なので、月末にはいつも金欠でした。
エンジニア的目線
・社内で溜められた、色々な知見を得て専門分野の知識を深めることができる。
→ 知見自体はソースコードであったり、個人が持っていたりしましたが、それが他に共有されやすい形(ドキュメントなど)にはされてない印象でした。なので、自分でベストプラクティスを模索することが多くありましたが、品質担保という面でどうなのかな?と感じました。

・エンジニアという職業柄、リモートワークができるかもしれない。(実際コロナが流行り始めたので、リモートワークの期待大)
→ 私が今この会社でリモートワークをするのは難しいと感じました。私がペーペーのエンジニアということも大きな理由の一つですが、頻繁にシニアエンジニアの方と開発を進めるうえでの議論があったり、違うチームの方とも口頭でのコミュニケーションが必要であったので、それをチャットツール(バイト先ではSlackを活用してました)で完結させるのは難しいのではないかと感じました。しかし、実際にやったわけではないので、やってみないとわからないのでは、とも思います。ちなみに、私のチームはほとんどの方がオフィスに来ていました。

まとめ

今回のアルバイトでは、社会人になる前に経験できて良かったことがいくつもありました。特に以下は個人的にとても良い気付きでした。

- 身体は鍛えないといけない: これは本当に必須だなと思いました。たった2か月でだいぶ体力、筋力が落ち、これらが仕事でのパフォーマンス、仕事外の生活にも影響を及ぼすのはもったいないと思いました。それに加え、食生活も変わっていくと思うので、学生のうちから社会人になっても続けられる運動は確立したいと思います。

- ドキュメントは正義: 今回のバイトで一番評価されたのがドキュメント作成、知見共有でした。やはり、新しい開発者にとってこれらのドキュメントは開発を速く進めるうえで必要なのだなと、改めて実感しました。学生のうちから、知見共有がしやすい環境づくり、ドキュメントづくりを心掛けていきたいと思います。

- お金の管理:  収入が増えても、出費をちゃんとコントロールしないとお金はたまらないのだと実感しました。学生の間は別に貯める目的で働いていなかったので、お金に対する意識は変えないと、苦労しそうです。。。(-_-;)

- コミュニケーション: 最後のプレゼンで、特に技術の話になると、自分でしゃべりすぎてしまうと指摘されてしまいました... 確かに技術の話になるといいたいことを全部言ってしまっていたのかもしれません。個人的に気付いていなかったところなので、これから見直していきたいと思います!コミュニケーションはとても難しいと再確認することができました。

以上が主な気づき、感想です(今後追加していくかもしれないです。笑)。普通じゃん!と思う方もいるかもしれませんが、意外と自分の中で分かっている振りをしていて、本当に理解していたとは言えなかったことがたくさんあったので、そういう気付きを得るチャンスをくださったバイト先の会社には感謝しかないです!m(__)m

これで終わりです!ありがとうございました!!!

モクズ

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