董卓in令和

董卓といえば、三国志随一の悪人として後世に伝わり、酒池肉林を築き暴虐の限りをつくした男として知られています。

横山三国志、蒼天航路、KOEIの三国志シリーズでも概ね、序盤に現れる暴君として描かれています。

悪いイメージがある一方で、自身の親族(妹)が皇后になったことを盾に謀叛を起こした何進に比べれば、
元々何のツテもないところから頂点を極めたその力は高く評価され、
外戚・宦官により腐敗しきった後漢王朝の終焉を白日のもとにさらし、乱世の混沌に突き落としたその所業は、他の人間には出来ないものだったと評価してもよいでしょう。

あれから、時代は流れました。。。

私はふと、もし、この日本に董卓が居たらどうなっているだろうと想いを馳せます。

旧権力におもねることなく、武をもって国を制し、権威を盾に改革を行う彼を、今の日本ではどう受け取るでしょうか。

閉塞感のある天下に、暴君が君臨するのは世の常です。
董卓しかり、ヒトラーしかり…。
…私は今、日本を一気に変える人間が待ち望まれている空気を感じます。

ここ最近の政治を見れば、
昭和・平成では泡沫候補と言われたような方の当選など、
「閉塞感の打破」に期待して票を投じる方が増えているのでは無いでしょうか。

でも忘れてはいけない。
董卓は、都を焼き尽くし、乱世に民草を突き落としました。
三国志を学べば、先が見えるのです。

つづく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?