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参加者に求めるルールを追加修正しました。


はじめに

こんにちは。もくもく帯広です。noteの更新が疎かになってしまっていて申し訳ございません。
もくもくも開始から3ヶ月を超え実施回数も20回を超えました。この機会にこれまでに発生した問題点または問題に繋がりそうな点を整理して新たにルールとして決めました。

「もくもく」みんなのルール(グラウンドルール)

従来よりいわゆるグラウンドルールである「みんなのルール」については定めています。
これは新規・久しぶりの参加者がいらっしゃる時には必ず確認していました。
こちらはほとんど修正していません。

これに加えて新たに参加前のルールと参加後のルールを作成しました。

 

「もくもく」参加前のルール
「施設に入れるのは原則SNSで告知している時刻からです。早く入室できることになった時は都度SNSで案内します」

参加前のルール

もくもくでは経費削減のため、交流スペース実施時間=施設使用時間となるように心がけています。
しかし施設によっては30分単位でなく午前・午後・夜間といった区分で貸し出しを行っていることがあり、その場合は実際にもくもくスタッフが到着する時間よりも早い時間が貸出時間として施設に掲示されている場合があります。
ただこの場合でも、もくもくスタッフが使用責任者として開始手続きを取るまでは入ることはできません。理由を説明すると、帯広の施設の場合は入室時に入室連絡が必要、また冷暖房が必要な場合冷暖房料の支払いを、札内の施設の場合は施設使用料の支払いを入室時に行っています。
このため、使用許可書を持たない参加者の方がもくもくスタッフがいない状態で入室していると、もくもくの参加者であっても施設使用料金の一部または全部が未払いの状態のままのため、無断使用と判断される、あるいは使用責任者であるもくもくスタッフの管理責任が問われるといった状況になりかねません。そのような状況になった場合今後その施設が利用できなくなってしまう可能性もあります

ですので、スタッフより先に到着してしまった場合はもし仮に施設に掲示してある使用時間帯に入っている場合でも会場には入らずに外で待っていてください。原則SNSで案内している時刻から入れると考えていてください。早く入れる状況のときはその都度案内します。また、「先に入ってもいいですか?」とご連絡いただければ「ではこの手続きを代わりに行っておいていただけますか?手続きを行えば入っていただいて大丈夫です」というような対応もできます。とにかく使用責任者であるスタッフに何の連絡も取らずに入室することは今後お控えください。


「もくもく」参加後のルール①「中高生の方を夜遅くまで拘束することだけはないようにしてください。(目安としてはどんなに遅くても9時になるまでにはおうちに着けるように大人の方がご配慮してください)」


参加後のルール①

もくもくでは交流スペース閉室後、参加者の方同士でご飯や飲酒をされる打ち上げを企画される場合があります。この会にはスタッフは参加しないことが多いです。もくもくでお友だちを見つけて仲良くなっていくことは会の趣旨通りですから大変喜ばしいことだと思っています。

ただ、先日もくもく後の打ち上げに参加されていたと思われる中学生の方がおうちに帰るのが遅くなってしまったというツイートを発見してしまいました。

一応改めて調べてみたところ北海道の条例では18歳未満は中学生でも高校生でも23時まで外出が可能であるようです。(都府県によっては中学生は20時までとしている都府県もあるようです。)
ただ社会的には低年齢の方と大人の方が夜遅くまで一緒にいるというのは23時より前であっても認められにくいことだと思います。(これはたとえご本人や保護者の方がOKとおっしゃていたとしても社会的には認められにくいことであることに変わりはありません。)

中高生の皆さんだってみんなと遅くまで遊びたいですよね!
でもそれを止めるのはその場にいる大人の責任だと考えています。中高生の方は何も悪くありません。

そこで分かりやすい線引きとして
中高生の方を夜遅くまで拘束しないようにしてください。「どんなに遅くても」夜9時になるまでにはおうちに着けるように大人の方がご配慮してください
としました。これは別に夜9時に帰れたらOKと夜遊びを推奨している訳ではないので「どんなに遅くても」と書いてあります。

打ち上げは「もくもく」と関係ないんだから、口出ししてくるなよと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、地域社会・保護者の方・学校の先生などから見れば「もくもく」に参加後のメンバーということはスタッフのいるいないに関わらず「もくもく」として認識されます。もしここでトラブルなどが起こってしまえば地域社会・保護者の方・学校の先生などから「もくもく」には行くべきでは無いという意見が出てきてしまうかもしれません。結果的に中高生の方にとっても居場所である「もくもく」への参加機会が失われてしまうかもしれません。
誰の目からもクリーンな環境、子どもも大人も安全に参加出来る、当事者以外からも応援してもらえる「もくもく」を目指しています。参加者の方もどうぞご協力ください。

「もくもく」参加後のルール②
「連絡先の交換は慎重に。教えたくない人には断りましょう。」


参加後のルール②

性的マイノリティ当事者の方向けの交流会は居住地域や年齢、セクシャリティが限定されている場合が非常に多いです。(例えばA市在住のシスゲイ男性の方向け交流会、30代までのFtMの方向け交流会など)
その点、「もくもく」はなんらかの性的マイノリティ当事者であれば年齢も区切っておらずセクシャリティも居住地域も制限していません。(過去の参加された方の実例だと年齢は60代の方から10代前半の方まで、様々なセクシャリティ、帯広市・幕別町だけではなく芽室町、音更町、石狩管内、釧路管内など)

このように参加者層の広い交流スペースですから、ここ以外ではこの人とは会いたくないな。そんな人がいても当然だと思います。

そこでこのルールは覚えていらっしゃいますか?

・連絡先の交換は慎重に。教えたくない人には断りましょう。

ただ連絡先を交換していなくても現代はSNSがとても普及していますから
「あ!もくもくであったことある人だ。フォローしよ!」
こんなことは全然よくあることだと思います。
そこまでは良いのですが、フォローされた側はフォローを返さない自由ももちろんあります。ダイレクトメッセージが来たとしても返さない権利もあります。
このダイレクトメッセージにおいて「もくもく」以外の場所で対面で会う約束を求めるようなメッセージ送信を受けているという相談を何件か受けています。

少し考えてみていただきたいのですが
交流・友だち作りを目的とする「もくもく」の場で連絡先を交換していないということはまだ関係性が低いということではないでしょうか?
連絡先の交換もしていないのに、
いきなりダイレクトメッセージで1対1で会うような誘いを受けることを「怖い」と感じる方もいらっしゃいます。
また「もくもく」の場で会えるかもしれません。
「もくもく」の場でもっと仲良くなってから「連絡先交換しよう」なり「どこかへ行こうなり」伝えてみてはどうでしょうか。
「怖い」と感じられてしまってはそれ以上仲良くなることはできないのではないでしょうか。
そこで「みんなのルール」(交流スペース実施中のルール)からこちらを改めて提示します。

連絡先の交換は慎重に。教えたくない人には断りましょう。

これは先述した通り多種多様な方がいらっしゃることも踏まえていただきたいです。
ご自身の年齢帯やセクシャリティでは普通だと考えられていることでも他の層にとってはそうでは無い可能性が十分考えられます。
(例としてはシスゲイ同士の場合はネットで簡単なメッセージだけでいきなり会うということは一般的に行われていることでありますが、シスレズビアン同士の場合はメッセージをしばらくやり取りして通話等を重ねた上で初めて会うといった流れが多いと聞いたことがあります。)

おわりに

 怒っているわけでもないし、特定の方に向けて発信しているわけでは全くありません。

1度起きたことは2度目3度目があるかもしれないという考えに基づいて想定されうるリスクを回避するためにルールを明文化しました。

これからもみんなの力で楽しい交流スペースにしていきましょう!




もし取り組みに共感していただけたらサポートしていただけると嬉しいです。 いただいた資金は特に中高生の参加費の減額、開催頻度の増加のために充てさせていただき、次回の収支報告で報告させていただきます。