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24/1/25(木) あいみょんを認められない

昔は良かった

なぜおじさんは
「昔は良かった」と、
自分が若かりし頃の時代を
美化してしまうのか。
自分たちの青春時代が
現代の若者たちが送っている
青春よりも優れたものだったと
思い込んで決めつけてしまう
のは僕だけじゃないと思う。

昔のテレビは面白かったな
もっとエグいことやってたし
ポロリもあったし
昔のゲームは
グラフィックこそ良くなかったが、
ストーリーが良く出来てた
えっスラムダンク読んでないの
人生半分損してるわ
幽遊白書読んでなきゃ、
呪術廻戦は良さを正しく
理解できないっしょみたいなことを
言ってしまいがちだと思う。

その中でもあいみょんは・・・

BlackPinkもNewJeansも好きだし、
電車内でよく聞いたりしている。
Adoさんとか、めちゃくちゃ歌上手いなと思う。
KingGnuの曲の複雑さとか、
米津玄師のメロディーラインの
綺麗さとかもすげぇなあと
素直に聞けるし尊敬もしている。

ただ、なぜかあいみょんだけは
ずっと聞かず嫌いだ。
理由はなんとなく自分の中で
わかっている。
女性シンガーソングライターの
カテゴリーに強いこだわりがあるからだ。

K‐POPって20年前の日本にはいないタイプの
アイドルだと思う。
OasisとかRadioHeadとか
ロックバンドが好きなんだけど、
今日本で売れてる人たちに
似たタイプのバンドはいないように思う。
だから、
現在のアイドルも、バンドも、男性シンガーも
比較するものがない唯一の存在として聞ける。

ただ、女性シンガーソングライターに関しては、
僕にとって「椎名林檎」
が青春時代のど真ん中にいた。
特に椎名林檎さんからは、
女性のかっこよさとか強さとか、
日本語の美しさとか面白さとか、
男女の機微とか情緒とか哲学とか
自分の人生において大切なことを
たくさん教えてもらった。
人生にそれを活かせているかは
別として。。。

と思ったときに、
僕はおそらく、
今の若者があいみょんから
そういう強いメッセージ性の高い
何かを受け取って
あいみょんって深い!
みたいになっていることが
嫌なんだと思う。
もっと言うと
あいみょんから僕自身が
何か真理のようなものを
学ぶことを恐れているのだと思う。

なぜ恐れているか。
それは年下だからだ。
自分でも情けないと思うが、
おそらくそうなのだ。
なので、中島みゆきや松任谷由実は
世代こそ違うがめちゃくちゃ好きだ。
大好きな歌がたくさんある。
僕は年下のあいみょんに諭されることを
恐れているのだ。

情けないほど小さな男

仕事ではどうか。
年下とどう接しているのかと言うと、
いじってもらうのがめちゃくちゃ楽しい。
ツッコんでもらえるのがうれしい。
後輩たちが詳しいWeb系の知識とかに関しては、
わからないことはすぐ教えてもらうようにしてる。
芸能人やクリエイター、
学者さんや小説家、
経営者、実業家はどうか。
めちゃくちゃ尊敬している。

ちなみに羊文学は好きだ。
IRIも聞く。
なぜ、あいみょんだけが。。。
思えば、YUI、miwaも
全然聞かなかった。
結論、
たぶんギター1本で
何かこちらにメッセージや、
自身の心情を伝えてこようとする
年下が苦手なんだと思う。

もちろんあいみょんは
すばらしい超一流のアーティストなのは、
世間が認めていることだし、
実際そうなんだと思う。
僕の器がクソ小さいのが問題なのだ。
良いものは良いと、
なぜ素直に受け入れられないのか。
てか、あいみょんへの視点が間違ってる
可能性だってあるかもしれない。
聞かないことで
人生の半分損してるのかもしれない。

でも何かしら僕の中で、
譲れないものがあるのだろう。
もっと年を取れば
どうでも良くなるこだわりかもしれないけど、
一旦このままでいってみよう。
あぁなんて未熟な人間なんだろう。。。

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