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「繊細さん」の本 を読んで part2

つづき。

繊細さんは非・繊細さんよりも数多くのことに気づきます。気づくからこそ相手に譲る回数も多くなり、自分が後回しになってしまう。
繊細さんが元気に生きるには、自分の「こうしたい」という思いを大切にし、「こんなにわがままでいいのかな」と思うぐらい積極的に自分を優先していく必要があるのです。

元気に生きるには、自分の「こうしたい」という思いを大切にし、「こんなにわがままでいいのかな」と思うぐらい積極的に自分を優先していく必要がある。
何度もなんども、自分に言い聞かそう。
さっきから、元気に生きるには、に続く文章が今のわたしに必要と感じている。どうやら私は、元気に生きてこれなかったんだろう。これからは、元気に生きたい。という希望があるようだ。

まわりのニーズや世間の声にとらわれやすい繊細さんが元気に生きるためには、なによりもまず、「私はこうしたい」という自分の本音に耳を澄ませる必要があるのです。

元気に生きるためには、自分の本音に耳を澄ませる必要がある!

「こうしたい」という本音をキャッチし、自分の本音を大切にすることで、繊細さんのつらさはどんどんラクになり、見違えるように元気になっていきます。

見違えるように元気になりたい!
本音を大切にします。

コツ1.心を閉ざすのではなく物理的に防ぐ
あなたにはこんな経験がありませんか?

職場でストレスを感じるのがつらくて、感じないように感覚を麻痺させている」「人の気持ちを感じて疲れるから、集団の中では心のシャッターを降ろしている」

そのとおりだな。常時センサーを鈍感モードにセットしているし、心のシャッターはオープンしたとしても半ばまでだよね。子供の時はもっと閉じていた気がする。

でも、こうした対処の仕方は実はNG! かえってつらい状態を長引かせてしまいます。

「嫌なものや痛いものは感じにくくなるけれど、同時に、生きていく上での喜びやときめきも感じづらくなってしまう」ことなのです。

そうですよ。そうです、そうやって自分を守って生きてきたんです。
そして喜びが少ないと感じる人生前半を過ごしてきたんです。なんて悲観的なコメント。
けれど、悲観的なコメントできる=見通しついた安心感 ですからね。

長いあいだ感覚を閉ざし続けると、「自分がどうしたいのかわからない」「楽しいって、どういう状態のことだっけ?」など、自分にとっての幸せがわからなくなってしまいます。
一時的に対処しなければならないときも、感覚を閉ざすのではなく、ストレスのもとになるさまざまな刺激を「まずはモノで防ぐ」こと。そして、最終的には感覚を閉ざさずにすむよう、ストレスの大きな場所や相手とは距離をおくことが必要です。

長らく感覚を閉ざしていたので、自分にとっての幸せがわからなくなっているのだろう、わたし。
ストレスの大きな場所や相手とは距離をおくことが必須ね。コンパスセンサーフル作動ならわかるよね。

コツ2.五感のうち、鋭いものから取り組むと効果的
もうひとつのコツは、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚という五感に分けて考えること。五感のうち「鋭い感覚」から重点的に対処すると効果的です。

「相手の感情や場の空気を察するとき、五感のうち、どの感覚をメインに使っていますか?」

感情や場の空気、見なくても聞けば解るから耳かな。
けど、その前のチラ見で判断しているのかな。

刺激によるダメージを減らすには、疲れの原因となる過度な刺激を防ぐための「予防」と、疲れたときに回復を早める「ケア」の両方が必要です。

予防とケアを持っておく!

アロマの精油を入れて首から下げておけるアロマペンダント

いいかも。

「思い切り楽しんだあと、動けなくなってしまう」という繊細さんに、私はよく「楽しい予定の後にも休日を入れてください」とお話ししています。

これはしていたな。1泊2日の旅行に3日設けている。

「外部からの刺激をできる限り抑えて休む」が基本です。「お風呂の換気扇を止め、遮光カーテンを引いてアイマスクと耳栓をして眠る」など、「やりすぎか!」と思うぐらい徹底的に刺激をガードすることで、ぐっと回復が早まります。

やりすぎか!までね。

アイマスクをすると、ただ目を閉じているときよりもずっと暗い中で休めます。

アイマスクね。

寝室にはなるべくモノを置かないこと。
部屋にあるモノの気配は案外あなどれません。

モノの気配、わかる。
昔はよりあったんだよな。小さい時に細かいことが気になり過ぎる自分が嫌だと思って、センサーを鈍らせたんだよな。
また再開してみようか。

体を甘やかすと、どんどんストレス耐性が下がっていくような気がしたのです。
でも、試行錯誤しながらケアを続け、心と体を大切にするにつれ「心配しなくていいんだな。体の求めに素直に応えていいんだな」と思うようになりました。
体が感じる小さなストレスに丁寧に耳を傾け、ケアすることで、「実は無理してたんだな」と気づくことができます。自分の状態を受け止めることで、自分を鞭打つがんばりが減り、心からやりたいと思えることだけに注力できるようになってきたのです。

ストレス耐性が下がっていく心配。わかる。
その心配はないのだ。ちゃんと丁寧に耳を傾けよう。

私は母の機嫌を感じとっては嫌な気持ちになっていました。

幼い頃から母の機嫌を気にしていたこと、包丁の音で母の機嫌を感じとっていたことを伝えようとするのですが、父も母も怪訝な顔をするばかり。
どうして話が通じないのか、そのときはわかりませんでした。
自分が不機嫌だったことを認めたくなくて、木造の家のせいにしているんだろうか? 私の説明の仕方が悪かったんだろうか? あれこれ理由を考えましたが、どれも違うようなのです。

母の機嫌は敏感に感じていただろう。母は隠せていると思っていると思う。認めたくないから、とぼけている。と普通に思っちゃうよね。

私が当たり前に感じるこの感覚が、本当に「ない」んだ。文字通り「わからない」んだ。
その事実を受け止めるには、ずいぶん時間がかかりました。大切な相手とわかりあえない寂しさや深い悲しみがありました。

わかりあえない。わたしは母を理解できるのに。わたしは分かってもらえない。分かってもらえないのに、母にとって良かれを自然と私は提供し続けていたのだろう。母はこれっポチもしてもらった感がないのに。ギャップがフラストレーションとして溜まっていて時々醜く湧き上がる。

そして、自分の繊細な感覚と相談しながら、行きたい場所に行き、やりたいことをやるうちに、たくさんの気の合う人たち――感覚を共有できる繊細なパートナーはもちろん、鈍感だけど一緒にいるとワクワクする仕事仲間にも――出会うようになったのです。
今では、感覚への理解と愛はイコールではないのだとわかります。「理解はなくとも愛はある」という形もあり、それはそれであたたかいものだと思っています。
あなたがもし、「わかってもらえない」と悩んでいるのだとしたら、相手には、あなたの持つ感覚が「ない」、あるいは「ほとんどない」のかもしれません。
相手との違いを知り、時間をかけて少しずつ受け止めること。
それが心穏やかな関係を築くスタートになるのだと思います。

ここからは未知の世界だな。ここからだな、わたし。


つづく。


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