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「繊細さん」の本 を読んで part4

つづき。

繊細さんに共通する強みが5つあります。
感じる力、考える力、味わう力、良心の力、直感の力です。

なんだかいい事づくめのように見える、、。

感じる力

たとえば演劇を観るときには衣装や演技にこめられた小さな仕掛けやこだわりに気づいて楽しむ。日常でも、カフェでお会計をするときに、レジ横にハロウィンのかぼちゃやクリスマスツリーなど、季節に合わせた雑貨が飾られているのを見て、お会計のときにほっこりする。

日常にある喜びをキャッチするのも、繊細さんの得意技です。

歌舞伎を観にいったときに衣装の美しさに目が釘付けにされたなぁ。
歯医者さんの受付横にレーザーカッターで切り出されたクリスマス飾りにテンションあがったなぁ。
そんなこんなも、得意技のおかげというわけだ。

考える力

たとえばバンドの歌詞を読んで「この人たちはどんな人生を送ってきたんだろう?」と興味を持ち、そのアーティストが何歳のときにどの曲を書いたのか、年表を作ってみる。…その世界をとことん楽しみます。

こういう細かいこと、いっぱい出てきそう。
気に入った英語の歌詞は日本語訳をざくっと読んでから、英語をじっくり読んで英語からの世界を感じたい。作詞作曲者の言葉で感じたい。そこから自分なりの日本語を当ててみる遊び。映画は吹き替え反対!字幕派。
本や映画は必ず制作年をチェックするよね、勿論。物語が生まれた背景の世界も含ませたいじゃないですか。

味わう力

空を見上げると、光がきらめき空気が優しくて、薄い青が何色にも見えた。「ああ、きれいだなぁ」と思わず立ち止まる。

絵、歌、音楽、カメラ、文章、俳句、ハンドメイド。

繊細さんは、解像度の高いカメラのように「いいもの」をきめ細かく高精度で受けとって心の中で味わい、大事なところをぎゅっと濃縮して表現を生み出します。

空には昔から惹かれている。飛行機に乗るのは怖いけれど、下から眺める空が好き。雲が好き。
絵、カメラ、ハンドメイド、がなんとなく続けていること。今回noteのこれでちょっと文章も入ったのかな。
解像度の高いカメラ。きめ細かく高精度。ギュッと濃縮。いいね。

良心の力

自分の納得と、相手に誠実であること。このふたつを両立したとき、繊細さんは仕事で大きな力を発揮します。

わかる。自分の納得をちゃんと持てたら、それは力になりそう。

直感の力

直感は、自分に合うものを見つけるときに役立ちます。

Hさんは本屋さんでタイトルを見るだけで自分好みの本を選べるといいます。平積みの本は装丁も手がかりになるそうですが、本棚にあるものもタイトルを見るだけでピンときて、実際に読んでみても外れることはほとんどないそう。

Hさん程ではないけれど、わたしも自分の欲しい本を見つけるのにあまり苦労しない。参考書を買うことが多いので、そのことを扱うコーナで本を片っ端からパラッとチラ見して、字体と文字サイズ、色使い、挿絵ぐあいなどをチェックし、かなり却下され、絞り込み作業で問題コーナと答えの差し込みぐあいなどをチェックする。いちいち手にとる手間はあっても、好みのものを割と早く手にできてる感じがある。

繊細さんの強みは、感じる、味わうなど「心と体」を土台に発生します。全力を出すには、自由に感じていい、安心できる場所にいることが大切です。

心と体がのびのびすると、繊細な力を発揮しやすくなります。

自由。安心。心体をのびのび。
を目指します。

自分の本音を大切にすると、どんどん元気になる

ここからは締めくくりのテーマとして、人生まるごとに使える、「繊細さんが元気に生きる鍵」についてお話しします。

本を読みながら『元気に生きるには』のワードにいちいち前のめりになって読んでいたのに気づいていたけれど、
わたしたちは元気を欲している。ことをちゃんと作者さんは知っていたのですね。

自分のままで元気に生きる鍵。それは、自分の本音――「こうしたい」という思いを、何よりも大切にすることです。

自分の「こうしたい」という思いを感じとり、一つひとつ叶えようと行動することで、「私はこれが好き」「こうしたい」と、自分の軸が太くなっていきます。

自分の本音を大切にすることでたくましくなっていくのです。

こうしたいを感じとる → 叶えようと行動する → これが好きの自分軸が太くなっていく → たくましくなっていく。
「好きを語れ」
昔、フリーマケットの一角にお客さんの目を見てインスピレーションを得た文字を描く人がいたのだけど、やって頂いたところ「好きを語れ」と描かれたのを時折思い出す。
言い当てられているようででも、語るってって思ったな。
目立つのが嫌。でも好きな事は目出ちそうなこと。というわたしによく起こる拮抗現象。
そうかHSS型HSPは拮抗気質なので、拮抗現象と友になるべし。なのか。

繊細さんは、世間の声やまわり人のニーズの影響を受けやすくなっています。
そのため、どれが自分の本音でどれが世間の声なのか、注意深く見極める必要があるのです。
自分の本音を知る方法は3つ。
ひとつ目は言葉を手がかりに読み解くこと。ふたつ目は、繊細な感覚を感じること。そして3つ目は、自分自身と対話することです。

自分の本音を知る方法
1、言葉を手がかりに読み解くこと
2、繊細な感覚を感じること
3、自分自身と対話すること

1 言葉を手がかりに読み解く

「こうしたい」なのか「こうしなきゃ」なのかです。
「こうしたい」は、本音の可能性がありますが、「こうしなきゃ」は、世間の声。本当はそうしたくないということです。

何々すべき。しなきゃ。の語尾がきたら、
世間の声。

2 繊細な感覚を感じる
「こうしたい」か「こうしなきゃ」なのかで見分けると書きましたが、口では「こうしたい」と言っていても、本心ではない場合があります。

「~したい」と言いつつ体が動かないときは、「こうしたい」と思うときの体の状態を感じてみてください。

「こうしたい」と口にしていることを、「今は」やりたくないのであれば、今、本当にやりたいことはなんでしょう?
繊細さんによくあるのは、がんばりすぎて疲れ果てているケースです。
やりたいことが、「眠りたい」「休みたい」でもいいのです。ゆっくり眠りたい、休みたいなどの気持ちが出てきたら、どうか自分を休ませてあげてください。

あぁ、今の状態の他者からの肯定。休むことは私にとって必要であることには気づいてはいたが、それを外からも肯定してもらえると嬉しい。

やりたいことをやると、心身にエネルギーが溜まります。エネルギーが溜まれば、自然と何かしたくなります。本当にやりたいことへ、スムーズに向かえるようになるのです。
「こうしたい」と言いつつ、体が動かない。そんなときは、「今まさにこの瞬間、どうしたい?」と自分に聞いてみてください。

したい。と思っていることが進まずに、フラストレーションを覚えることってよくあるけれど、タイミングもちゃんと考えてあげないといけないのだな。自分に寛容に。自分をゆっくり育ててあげるイメージかな。
体が動かない、には逆らわない。
1年後、明日より今日、この瞬間の方が先にくるからね。
遠くの目線を一旦、手元に戻してみる感じかな。

3 自分と会話する

1.おなかのあたりにぐーっと意識を集中して、幼い頃の自分をイメージしてみてください。
想像する年齢は2歳~15歳ぐらいと人によって差がありますが、「この頃の自分はまわりを気にせず自由に生きていたな」と思える年齢にします。特におすすめするのは、2歳ぐらい。イヤイヤ期で、誰に対しても自由に「イヤ!」と言えていた時期です。

2.イメージした幼い自分に、迷っていることを聞いてみてください。

その子を守る優しくたくましい親になったつもりで、眠る・遊ぶなど、幼い自分がしたがることを叶えてあげてください。

YES・NOで答えやすい形で質問してあげるのがポイントです。

1日に何度か幼い自分をイメージして、優しく「おおーい」と声をかけてあげてください。根気強く呼びかけるうちに、ぽつりぽつりと「遊びたい」「眠たい」「ヤダ」など、言葉を話してくれるようになります。

幼い自分をイメージするのが難しい場合は、ぬいぐるみや石など、自分が大切にしているものに話しかけてみてもOKです。「ねぇ、どあしい。うしたい?」と聞いてみると、驚くほどスパーンと答えが返ってきますよ。

ほっとできる場所で、リラックスした状態で試してみてください。

幼児の自分に聞いてもなんだか答えてくれる感じがないな。あまり自分の感情を語ってくれそうにない。ぐいぐい行くと母親の影に隠れようとする気がする。まずはこちらを信用してもらわなければ。うまく聞く必要がある。手強そうだ。
イヤイヤ期、わたしにもあったのだろうか?イヤイヤ言った記憶があまりない。反抗期もまともに無かった方だから、もしかしたらイヤイヤ期もあまりなかった可能性がある? こんど聞いてみよう。

幼い頃の自分からの視点で覚えているのは、夜横で寝ている母に、『よし、ここに登って寝よう』と思っているところ。なんかいいベッドだと思った記憶。温かさや広さ、心臓の音なんかが眠るのにちょうどいいと思ったのだと思う。これは母からも、寝てて重たいと思ったらよくわたしが上に乗って寝ていたという話を聞いた。1歳未満?

あとはもう少し上の年齢で、昼間父親が上向きで寝転がっているところにハイハイでよじ登り、顔を覗き込みながら笑顔でよだれを垂らしている場面。割と態とよだれを垂らしている確信犯。父親がウヮッと顔を歪めてよだれを拭っているのだけれど、怒られはしない。
最初はもしかしたら、よだれは勝手にタレちゃったのかもしれない。
だけど、ウェッとなるけど怒られない。というのがちょっと嬉しくて、確かめるために繰り返した感じがする。

小学校低学年ぐらいまでが子供らしさがあって、元気な時期だったように思える。小学校高学年ぐらいになると、もう今の自分とたいして変わりがない感じがする。

小さなことからでも本音を叶えていると、「自分にとっていいこと」を選ぶ感覚がつかめてきます。

日常の嬉しい・楽しい・安心を通して「私はこうしたい」「こんなふうに生きていきたい」という土台ができることで、大きな決断ができるようになるのです。
自分の本音を叶えるのは、小さなことからでOK。
好きなマグカップでゆっくりお茶を飲む、公園でのんびり花を眺める、絵を描いてみるなど、小さなことから叶えてみてくださいね。

日常の小さなことを叶えていく。
小さなことから。が肝のようだな。
朝、好きな豆で淹れたコーヒを飲む。
芝生の上で我が犬と共に過ごす。

お わ り に
繊細さんは、自分のままで生きることでどんどん元気になっていく。
600名を超える繊細さんの相談にのってきて、この結論にたどりつきました。
自分のままで生きるとは、繊細さを含めて自分を肯定し、自分にとっての「嬉しい」「楽しい」「心地いい」「ワクワク」をコンパスに人や場所、物事を選ぶということです。

自分の本音を採用する。我慢をやめて本音を大切にすることで「私はこれが好き。こうしたい」と自分の軸が太くなっていきます。
我慢をやめて自分を満たすと、あたたかい気持ちとエネルギーが湧いてきます。

わたしと本のキーワード、元気。
600人の相談にのってきた作者の結論が、
元気に生きるには、自分のままで生きる。
自分を肯定して、アンテナを活きにして、人、場所、物事を選ぶ。
我慢をやめて本音を採用。
自分を満たすと、あたたかい気持ちとエネルギーが湧く。
最高か!

こうして「自分のままで生きていける」という安心感を育てることで、自分の未来にワクワクし、やりたいことをやる元気な人生を歩んでいけるのです。

自分のままで生きていけるという安心感。
未来へのワクワク。
元気な人生。
最高だ!!


以上で、「繊細さん」の本との対話を終了します。
著者の武田友紀さん、ありがとうございました。
ターニング年に相応しい出会いとなりました。


おわり。

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