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「繊細さん」の本 を読んで part3

つづき。

相手の表情や言葉のニュアンスを感じとり、配慮することがごく当たり前の繊細さんからすると、まわりの人たちは「配慮に欠ける」ように見えます。
価値観や考え方は人それぞれ、とはよく言いますが、繊細さんたちが直面しているのは、価値観や考え方の土台になる感覚そのものの違いです。
相手の表情やニュアンスをどれだけ感じとれるか、そして、感じとった相手の様子から、どれだけ相手の状況を想像できるか。
「配慮する力」にも個人差があると考えると、繊細さんとまわりの人がすれ違う理由が見えてきます。
「配慮がない=意地悪」ではない

価値観や考え方の土台になる感覚そのものの違い。
配慮する力の個人差。
「配慮がない=意地悪」ではない。
のだ。

繊細さんたちのコミュニケーションには、言語外の情報が数多く含まれます。言葉のニュアンス、表情、声のトーンはもちろん、過去のやりとりまで、実にさまざまな情報を参照して相手の状況を判断しています。ところが、世の中にはさまざまな人がいて、言葉のニュアンスや表情、声のトーンを読みとることが苦手で、今この瞬間の言葉だけでやりとりを行う人々もいるのです。

「過去のやりとり」を含まない。のは興味、真摯さに欠けるからに違いないと思ってしまうが、これもきっと行き過ぎた考え方なのだろう。

相手が投げてくるボールを拾わずにいる必要があります。

なるほどね。そうしても冷たい人にはならないのだ。
拾わずにいる自分を見ている自分が、冷たい人と捉えてしまうのとの葛藤になりそう。

相手の感情が強いときは、自分と相手のあいだに、あの分厚くて透明なアクリル板をおろすのです。もちろん心の中でイメージするだけですが、それだけでも効果バツグン。相手が何を言っても、自分は安全。相手のエネルギーを直接浴びることはありません。

今テレビ界でよく見るあれだ。イメージしやすい。

相手の話を聞き続けるのがしんどいなと思ったら、椅子の背もたれまで体を引くのです。

反対に、友達と喋っているといつの間にか前のめりになってる自分に気づくときがある。その自分に気づいて意識的に戻す時があるなぁ。
聞いてもらえるとなると、ついつい前のめりになっているのだろうわたし。
逆に聞いている場面で疲れた時ちょっと引いてみよ、今度。

元気に生きるためには、まわりに頼ることがとても大事。

ひとりでなんとかすることが当たり前になっていて、「頼る」「誰かに相談する」という選択肢がそもそもひとりでなんとかすることが当たり前になっていて、「頼る」「誰かに相談する」という選択肢がそもそも頭に浮かばなかった、という人も。
まずは「人に頼る」という発想を持ってほしいのです。
それは、いわば洗濯機を使うイメージです。

元気に生きるには、まわりに頼ることが大事。
子供の頃の私よりは、ある時点から人に相談することを取り入れてはきたけれど。頼ることがとても大事、なんだな。大きなものにする前の小さな発散かな。
洗濯機を使うように人に頼る。
なかなか新鮮な発想だな。

百貨店で受付の方に「インテリアって何階ですか」

繊細さんにしてほしいのは、「ちょっとしたことを、軽く頼む」練習です。 小さなことでも言葉にして頼り、助けてもらう経験を積むことで、「人に頼ってもいいんだ」という感覚がつかめてきます。

「ちょっとお願い☆」は、繊細さんの人生を支える言葉。小さなことから頼る練習をしていくうちに、大きな相談事もできるようになっていきますよ。

こんな風に練習してまで、相談することは大事なんだな。

・困っている人を、よかれと思って助けてしまう
・でも、報われない
ということ。こんなときは、手出しせずに見守ることが必要です。
繊細さんは手を貸すタイミングが早い

相手自身が「このままじゃ危ない」と自覚するよりもずっと早く、相手の危機に気づくのです。

報われない、わかる。
ある時相手が1にもカウントしていないことに愕然とするのです。
タイミングが早い。自分的には無視するレベルでいないと早いなどという意識がないからな。しかし報われないはしっかり思っちゃうからね。

はっきり言葉で頼まれたら、そのとき初めて助けてあげてください。
助けるのは、相手に言葉ではっきり頼まれてから。

はい、了解しました。

繊細さんが感じる伝わらなさは、まるで「言葉が伝わらない」かのような違和感です。
言葉が伝わらない。そんな感覚を持つとき、伝わらないのは、自分の伝え方のせいでも相手に理解する気がないからでもなく、ただ心の深さが違うのかもしれません。

あくまで自分を感覚的には一般的な人間で、性格として特徴があるものと捉えていたときは、『言葉が伝わらない』と感じたとき、いつも孤独を感じていた。それが身近な人である場合、勢いあまって怒りも感じていた。
そのとき『ただ心の深さが違う』と聞いて心静まる理由になっただろうか。
今回HSPの型があることを知ったことで、ひとりじゃないと知ったことで、はじめて、『心の深さが違う』ことが心おさまる理由になり得たのだ。
人、モノ、物事に名前がつくことによって、存在するものとしての許可を得るのだろう。そうしてはじめて安心できるのだろう。
わたしの特徴にHSS型HSPの名前がつくことによって、安心できたのだ。
名前がつくこと。
については、最近見聞きしたことでも考えたことなんだぁ。
2つご紹介します。

1、腫瘍内科-緩和ケアが専門の西智弘さんのプレゼン中に「ネガティブケイパビリティ」ということについて聞いた時、はやり、この状態に名前がついていることが安心感をもたらしていることを考えたんだぁ。


2、友近&ゆりやんの時間
大好きでいろんな回を観て大笑いしてたのですが、
「友近の料理は凝ってる?&ゆりやん〇〇級の料理解説&全ては名前っ!」

の回で「名前っ!」ていうのが連呼されて面白いのですが、
全ては名前というのが妙にリンクされたんだぁ。

言葉が伝わらなくて孤独だと感じたら、自分と同じ深さを持つ人を探しに出かけてほしいのです。

自分のこのような特徴を顔のように唯一無二のものだと思っていた今までは、同じ深さを持つ人は、同じような顔の人を探す難しさに等しいと思っていた。
世に数パーセントはいるという情報だけで充分に希望が持てる、今。

・探しに行く
・見つけてもらう

好きな人のブログに登場している人、コメントしている人のブログを読んでみると、芋づる式に自分に合う人が見つかりますよ。
これらはほんの一例ですが、共通して言えるのは「『いいな』と感じる場所に出入りすることで、似た人たちに会える」ということです。
そして、ポイントは何度も通うこと。

実際のお店に何度も通い常連になる。がなかなか難しく感じる、、。
そこが自分の『怠慢さ』だと思っていたのだが、この特徴もHSS型にある『同じ人よりも新しい人へ』の特徴なのかもしれない。
あぁ名前がついていることの安心感たるや。

家でのんびりするのが好き。ひとりでいるのが好きだけど、たまには人と交流したい。そんな人には「自分のことを発信して、見つけてもらう」方法がおすすめです。
「自分が好きなもの」「思ったこと」「感じたこと」をSNSで発信してみましょう。
相手の状況を気にせず、自分のペースでできるのがインターネットのいいところ。見たいときに見て、疲れたら閉じる。自分のペースを保ちやすく、さらに、一度会っただけではなかなか話せない心の深部まで発信できるという点で、SNSは繊細さんと相性のいいアイテムです。
共感しあえる人に見つけてもらうには、まわりに合わせた発信ではなく、自分が「いい!」と思ったもの、自分の心から出てくるものを発信してください。
とにかく「自分が好きなもの」「思ったこと」「感じたこと」を、文章や絵、写真などで発信するのです。

このnoteにたどり着いたわたしの遷移は、犬への興味 → 糸井重里さんのツイッター → ツイッターにあがってくる人びと → 楽しいと思える会話
その中で今回、HSS型HSPに出会えたのだな。

非・繊細さんと上手にコミュニケーションをするためには、自分の感覚をわかってもらおうとするのではなく、やってほしいことを言葉ではっきり頼む必要があります。

「しばらく一人でゆっくりするから、部屋から出てくるまでは声をかけないでね」「落ち着きたいから、電気を消してくれる?」

「疲れてるときは部屋にこもっちゃうけど、元気になったら出てくるから心配しないでね」

感覚をわかってもらうのではなくやってほしいことを言葉ではっきり頼む。
りょ。(←コミックシーモアのCMでみて使ってみたくなっただけ)

自分の感覚を相手にわかってほしいと思うこともあるでしょう。そんなときは「たとえ話」を使ってみてください。

リビングのテレビの音が気になる。テレビの音って、私にとっては、家の前を大型トラックがずっと走り続けてるみたいなものなの」

「寝ているときにスマホが光るのは、私にとって部屋の明かりが全部つくぐらい眩しい」

「あなたがこのあいだ、丸1日お客さんが途切れなくて、会議もあって、すごく疲れて帰ってきたでしょ。私にとっては毎日それくらいのしんどさなの」

相手の感覚はもちろん自分にはわかりませんから、「相手にとってはだいたいこのぐらいだろう」とざっくりでOKです。

わかってほしいなら、置き換える努力をわすれない。

居場所がない。それは、本当は、自分の中に自分の居場所がないということなのです。
5人に1人が繊細さんとはいえ、繊細さんは世の中全体で見ると少数派です。同じ感覚を持つ人が少ない分、どうしても、相手に深く理解された経験が少ない傾向にあります。
わかってもらえない寂しさがつのると、自分の感覚や気持ちを理解してくれる人が現れたとき、「私の全てをわかってほしい! 全てを受け入れてほしい!」と自分の居場所を相手の中に求めてしまいます。
自分の中に、自分の居場所をつくること。自分の味方でいること。
それが、人とあたたかく関わるために一番必要なことなのです。
対人関係のコツをお話ししてきましたが、その点をどうか忘れないでください。

わかってもらえた時の前のめり、目に浮かぶ。
自分の中に自分の居場所を作る。
自分が一番の味方でいること。むづかしいな。

安心感を増やすことでこの「考え疲れ」や「緊張疲れ」を減らしていくのが最大のポイント。

不安があると疲れるのだな。
わたしの2大目安。
元気
安心感


優先順位をつけるのが苦手な人は、無理にしないほうがいいのです。
というのも、繊細さんの中には「優先順位をつけようとしてますます混乱する」という人がいるから。

家事などは目についた順にやっていってる。やっている途中に別のことを思いついたら思いついたものをやって、という風に次々移動していく。
ある時、これが一番効率がいいことに気づいたのだ。
順番を考えようと思うと相当考える時間をとってしまうし、早く思いつくものに取り掛かりたくなる。
そして、ひとつのことを終わりまでと思うと、途中で思いついたものが邪魔をして今していることの効率が下がるのだ。
なので、
制約のない場では、思いついたタイミングに従ってやっていくことにしている。
色んなものが跡切れトギれに進んでいって、最終的に終わるものもあれば期限が無ければ年単位で続くものもある。

仕事では、苦手の克服よりも得意を活かすほうが断然おすすめです。

仕事で得意を活かし始めると、やる気と成果のトルネードが起こるのです。

得意を仕事にすることができるのは、ラッキーな一部の人だけ。
なんてセリフを若いころ折りに触れ聞いたなぁ。
けれどわたしは特質上からもこうしなくてはならないのだよ、わたし。

幸せに活躍し、かつ、無理なく働き続けるためには、
・やりたいと思えるか(想い)
・得意を活かせるか(強み)
・働き続けられる職場環境かどうか(環境)

この3点でセットだよね。欠かすことなく。

人生には逃げるべきときがあります。仕事よりも他人よりも、自分の心身を最優先にしてください。

これは私は守ってこれた気がする。
死守という言葉と共に。

「娘のまつげが伸びた」という夫の観察眼に惚れること…

まつげが伸びたということに着目している夫にニンマリする妻。
いいなぁ、その関係。

「人は、自分のままで生きると元気だ」

元気に生きるには、自分のままで生きること。


つづく。

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