「耳」で学んだ稀代の国学者
今日は、国学者塙保己一
の忌日です。
保己一は、延享3(1746)年、武州児玉郡(現在の埼玉県本庄市児玉町)の農家に生まれました(もとは武家だったらしい)。
9代将軍家重の時代です。
1、幼少の保己一、失明とその後名前は「寅之助」。幼い頃から病弱で、7歳の時、病気が原因で失明します。
その時、修験者からの助言で名前を「辰之助」に変え、生まれ年も2歳若くするなどした結果、病気は治ったものの視力が戻ることはありませんでした。
保己一は病弱であったものの、物知り(非常に記憶