Black lives matter について

これについてはかなり書こうかどうか悩んでいた。私自身もナイジェリア人と日本人のハーフで小さい頃は嫌な言葉は浴びせられていたが成長すると共に受け流す事もできるようになった。けれど、自分の後に続く子供達も同じ気持ちをさせてしまうのは問題なんじゃないかなと思いまとめてみた。

私が伝えたい事は「他人事ではない」ということ。
日本で生きている外国人も差別は受けていると思う。注意しておきたいのが外国人=黒人、白人だけではないという事。中国人や韓国人、東南アジアの方ももちろん含まれる。ただ、日本にいる日本語を話す日本人がそれに気がついていないだけの話。よく「大人になってからは減ったでしょう?」と言われる事がある。確かに露骨な差別は減っているが、役所とか公共の場においては嫌な気分を受ける事が多い。漢字書けますか?とか1人で電車に乗っている時ジロジロと周囲から見られる事が多い。以前お客様からコンビニ店員に日本語が流暢に話せない店員が増えていて困る、と言われた。そりゃ元々日本語はマイノリティなのだから当たり前やん。むしろ2カ国語以上喋れて凄いと思う。もちろんこの女性を否定するつもりは無い。けれども残念には思ってしまう。

差別とかの話をすると面倒くさそうな態度やわからないから曖昧な態度ですます人もいる。わかる。嫌な事からは目を逸らしたいしできれば関わりたくはないのは私も同じだし。でももし仮にこれを読んでくれた人の家族が外国人と結婚して子供が生まれて学校や地域で差別を受けたら同じような態度をするのかね?

別に私自身怒っているとか、気分が落ち込んでいるわけではない。怒りとかの消化の方法は知っている。けれどもまだその方法を知らない子供達が悲しんだり怒ったりするのは辛いなぁと感じる。

正直、差別を無くそうなんて事は全く思わない。けれども「自分の周りとこの人違うな」と感じる人がいたらその人の経験とか見てきたものを共有し合えればもっと面白いのにはとは感じる。桃源郷の様な話かもしれないが。


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